ダイバーズ・ウォッチがある毎日。潜水時計は蝶の夢を見る

海に潜ると魂は蝶のように舞う。そしてダイバーズ・ウォッチは、特別な時を刻む。海での楽しかった思い出は、同じ腕時計を身につけるたびに私を海の彼方へと連れていく。

※この特集中、以下の表記は略号になります。SS(ステンレススチール)、YG(イエローゴールド)

 

ダイバーズ・ウォッチとは?

海に潜っても壊れない優れた防水性能を備えているだけでは、ダイバーズ・ウォッチとは呼べない。分針をゼロ位置に合わせて潜水時間が計れる、回転ベゼルやインナーベゼルを装備していることが必須条件。また暗い海中でも時刻が読み取れるよう針やインデックスは大型で、夜光塗料が施されてもいる。こうした特徴は、つけたまま手を洗っても安心で、ダイヤルにちょっと目をやるだけで時間がわかるなど、普段使いにも便利に機能してくれる。

チューダー

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腕時計「ブラックベイ S&G」〈41㎜径、SS、YG、自動巻き〉¥490,000/日本ロレックス(チューダー) ブラウス¥16,000/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム(エムエルエム レーベル) スウィムキャップ/スタイリスト私物

鼻をつまみ、海にダイブ──。子どものようにはしゃぐときには、父親から譲り受けたようなレトロなダイバーズ・ウォッチが似合う。SS×YGのブレスレットやシャンパンカラーのダイヤルは、1960~70年代に流行したスタイル。華やかな素材と色とを、ベゼルの黒が引き締める。昨年、日本に上陸を果たしたメゾンからの一本。200m防水。

IWC

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腕時計「アクアタイマー・クロノグラフ "エクスペディション・チャールズ・ダーウィン"」〈44㎜径、ブロンズ、自動巻き、ラバーストラップ〉¥1,080,000/IWC ブラウス¥16,000/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム(エムエルエム レーベル)

体の力を抜いて、波間をたゆたう。気分は、ウミイグアナ。そうした稀少な固有種が数多く生息するガラパゴス諸島の環境保全に、このモデルは寄与する。ゴールドに似たケースは、ブロンズ製。使い込むほどに色が変化して、味わいを増していく。

ロンジン

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腕時計「ロンジン レジェンドダイバー」〈42㎜径、SS、自動巻き、ラバーストラップ〉¥286,000/ロンジン ブラウス¥16,000/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム(エムエルエム レーベル)

普通の腕時計をつけ、海の中へ……の、ように見えるけど、このモデルもダイバーズ・ウォッチ。多くはベゼル上にある潜水時間を計るスケールをダイヤル外周に統合したことで、スッキリとした外観が生まれた。デザインは1960年代製モデルの復刻。そのレトロモダンな雰囲気は、ビーチにも街にも似合う。

セイコー

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腕時計「セイコー プロスペックス Diver Scuba LOWERCASE プロデュース限定モデル」〈限定2,000本、H43.0×W42.7㎜径、SS、クォーツムーブメント、シリコンストラップ〉¥40,000/セイコーウオッチ ブラウス¥16,000/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム(エムエルエム レーベル)

彼の腕時計を借りて、南の島に。黒いプロテクターがケースを覆うマニッシュな見た目からは、そんなストーリーが思い浮かぶ。1975年誕生のロングセラーモデルを、小ぶりにアレンジ。ベゼルを赤で華やかに、ジェンダーレスに仕立てた。

オメガ

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腕時計「シーマスター プラネットオーシャン マスター クロノメーター」〈39.5㎜径、SS、自動巻き、アリゲーターストラップ〉¥680,000/オメガ ブラウス¥16,000/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム(エムエルエム レーベル) スウィムキャップ/スタイリスト私物

まだ何色にも染まっていない白をまとうダイバーズ・ウォッチは、初めて訪れたビーチの時を刻むのにふさわしい。清楚な見た目と裏腹に、600m防水の本格派。磁石をつけても影響を受けない、屈強さも秘める。ベゼルは硬いセラミック製。純白を末永く保つ。

タグ・ホイヤー

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腕時計「アクアレーサー 石垣島スペシャルエディション」〈27㎜径、SS、クォーツムーブメント〉¥160,000/LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー(タグ・ホイヤー) ワンピース¥20,000/ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム(エムエルエム レーベル) スウィムキャップ/スタイリスト私物

日の光が、海の深くにまで届く。透明感豊かな石垣島の海の色を、このモデルはダイヤルに写し取り、白い島影を浮かばせた。自然環境保護団体WWFとのコラボモデル。南西諸島の環境保全活動に貢献でき、美しい海での思い出を未来へとつなげる。

SOURCE:SPUR 2019年5月号「潜水時計は蝶の夢を見る」
photography: Takeshi Takagi〈SIGNO〉 styling: Tomoko Iijima hair & make-up: Nobuyuki Shiozawa〈mod’s hair〉 model: Julie text: Norio Takagi

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