幼い頃、よく母親のクローゼットに忍び込んだものだ。80年代のカラフルなプリントのワンピース。フォックスファーのコート。そしてジュエリーが詰まった引き出し。中でもドキドキしながら手を伸ばしたのが、ベルベットの長細いケース。中には丁寧に手入れされた、パールネックレスが仕舞われていた。
「世界中の女性を真珠で飾りたい」と語ったのは、MIKIMOTOの創業者である御木本幸吉氏。オーセンティックなネックレスはもちろん魅力的だ。しかし、モード派なら意外性のあるデザインも捨てがたいところ。
そんな人にオススメしたいのが、“Universe Elements” と名付けられたMIKIMOTOのコレクション。宇宙の四大元素といわれる「空気・水・火・土」をイメージしたという有機的なフォルムが目を引くリングのセンターには存在感のある8.25mmのアコヤ真珠をあしらい、どこかコンテンポラリーアートのような大胆さを演出。MIKIMOTOらしい格調高さと、前衛的な感性が共存するデザインは、ブラックフォーマルだけでなく、様々なドレスアップシーンに華を添えてくれる。
パールといえば、世代を超えて受け継がれるヘリテージジュエリーの代表格。もし自分の母親、もしくは祖母のクローゼットから、こんなエッジの効いたデザインのリングが出てきたらどれだけ感動するだろう。もちろん、セットのネックレスがあることが前提で。
ミキモト カスタマーズ・サービスセンター
http://www.mikimoto.com/jp/
0120-868254
art work: Tomohiro Muramatsu〈Sekikawa Office〉 text:Shunsuke Okabe
