海外旅行で搭乗拒否!? 「ビザ不要」でも、新常識を知らないと空港で詰みます

「ビザなしで行ける国」の常識が、ここ数年で大きく変わったのをご存じですか?

知らずに空港へ行くと、搭乗拒否→旅立ち不可(!!)になることも←脅しじゃありません。マジな話です。
 
2026年現在、“海外渡航にはパスポートと航空券さえあればいい”という時代ではなくなっているんです。
 
羽田空港のチェックインカウンターで「えええーーーっ!!」と驚愕&搭乗を拒否られた経験ありのひとりっP
が、今、海外へ旅立つ前に必ず確認すべきことを解説させていただきます!


※記事内の情報は、2026年9月時点のものです。実際に渡航の場合は、ご自身で最新情報をご確認ください。

「ビザなしで行ける国」の常識が、ここ数年で大きく変わったのをご存じですか?

知らずに空港へ行くと、搭乗拒否→旅立ち不可(!!)になることも←脅しじゃありません。マジな話です。
 
2026年現在、“海外渡航にはパスポートと航空券さえあればいい”という時代ではなくなっているんです。
 
羽田空港のチェックインカウンターで「えええーーーっ!!」と驚愕&搭乗を拒否られた経験ありのひとりっP
が、今、海外へ旅立つ前に必ず確認すべきことを解説させていただきます!


※記事内の情報は、2026年9月時点のものです。実際に渡航の場合は、ご自身で最新情報をご確認ください。

INDEX
羽田空港空撮全景

日本のパスポートは世界最高クラスにビザなしで渡航可能な国が多いのは事実。とはいえ、昨今は、ノンキに構えていると大きな落とし穴にハマる可能性があるんです。
 
入国にあたって事前にビザ取得が必要な国(2026年9月時点では、インド、ロシアなど)の場合は、みなさん、「ビザ取らなきゃ!」という認識から渡航準備に入るので慌てることは少ないと思うのですが、今、本当に要注意なのは、ノービザ(ビザ免除)で入国可能な国。

海外渡航の新常識=ビザは不要でも、事前の電子申請が必要な国が増えています!

オーストラリアのシドニーのボンダイビーチ

ここ数年で、「ビザ取得は不要だけど、航空券とパスポートだけでは入国不可。事前に何らかのオンライン申請&認証が必要」という国が増えているんですよ。しかも、日本人の渡航先としてメジャーな国が続々!

 
現在、事前の電子申請手続きには、大きく分けて、「A:事前電子渡航認証」「B:電子入国カード」の2種類があるんですが、Aについては、取得していない場合、予約した便に搭乗ができません。
 
大事なことなので、2度言いますね↓
 
「事前電子渡航認証」が必要な国への渡航の場合、未取得者は予約便に搭乗ができません!!
 
「知らないまま空港へ行って、チェックイン時にカウンターで詰む」という悲劇に陥らないよう、【渡航先が「入国する外国人に対して、どのような条件を課しているのか」の最新情報を必ず確認すること】は、海外渡航時の必須事項です!と、悲劇体験者のひとりっPが断言させていただきます!

A:【事前電子渡航認証】審査あり&有料。航空機搭乗の必須条件です!

ロンドン高層ビル内ガーデン

ビザは不要でも、事前のオンライン認証が必要な国が増えています。これは、ビザ免除のための事前スクリーニングで、未取得者は搭乗手続きを拒否されます。
 

2026年9月現在、おもな導入国は、以下のとおり。 
 
アメリカ/ESTA、カナダ/eTA(陸路入国者は不要)、英国/ETA(2026年2月25日から完全義務化)、オーストラリア/ETA、ニュージーランド/NZeTA、韓国/K-ETA(日本人は2026年末まで免除中)、EU /ETIAS(2026年後半導入予定。ただし流動的)。
 
どの申請も有料です。
 
基本的にはすぐに認証されるものが多いんですが、審査後の認証なので、時間がかかる場合もあります。1回限り有効なのではなく、それぞれ規定があり、一定期間有効です。
 
そして、大事なご注意ポイント! 政府の公式サイトではなく、高額料金を請求する申請代行サイトや詐欺サイトなど、オフィシャルを装った偽サイトが多数あるんです。
 
検索してトップに出てくるのがオフィシャルとは限りません。高額代行 or 詐欺サイトが表示される事例が多発しているので、ご注意を。
 
ひとりっPは、検索する場合は、まず、渡航先国の日本国総領事館の公式ページ or 政府観光局の公式ページをチェックします。
ほぼほぼ、オフィシャル申請先URLにリンクを貼ってくれています。

羽田空港第2ターミナル国際線エリア

搭乗拒否に関しては、ほんっとマジで乗せてもらえません。どんなにお願いしても、チェックイン不可! 裏ワザも抜け道もありません!
 
かなり以前にひとりっぷWEBにも書いたことがありますが、ひとりっPも経験者です。涙。
 
航空会社は、旅客の旅券を読み込めば、相手国の認証情報と一瞬で照合できるので、未取得者を即把握できるんですよ→チェックインカウンターで「搭乗できません」と言われます。
 

「お客さまは搭乗できません」←!?! カナダ行きで空港チェックイン時に発覚した悲劇

バンクーバーの歩道の落ち葉

2017年にカナダ・バンクーバーへ行く際、チェックインカウンターで、「事前電子渡航認証をお取りになっていませんね?」と言われ、「え??」。
 
じつは、その1年前にもバンクーバーに出かけていて、そのときは不要だったんですよ(後から調べたら、ちょうど移行期で、申請していなくても入国OKだったと判明。2016年の渡航時に買ったガイドブックにはそんなことはまったく書かれていませんでした=2015年時点の情報が載っているから)。
 
いったいいつからそんなことに!??と慌てつつ、カウンターのスタッフさんに、「今から申請すればいいですか!?? 認証されればOK!? わかりました!」と、カウンターエリアの片隅でスマホでぽちぽちと入力し、15分ほどで申請完了! 「ふーー、危なかった!」と胸を撫で下ろしたんですが、真の悲劇はそこからでした。
 
「ん?? んんんん?!?」
 
待てど暮らせど、認証完了メールが来ない!! 通常はすぐに認証が下りるらしいのに、ぜんっぜん来ない!! 「どうですか? まだ来ませんか?」とスタッフさんに聞かれるも、一向に来ない!!?! 
 
そうこうするうちに、なんとカナダ側がシステムダウンしていて認証が止まっているらしいとの情報がスタッフさんから!!
 
うーそーでーしょーーー!!!
 
「チェックイン締め切り時間までに認証が下りない場合は、搭乗できません」と言われ、白目のひとりっP。
 
結局、締め切り時刻までに認証は下りず、搭乗できませんでした! チーーーン!! 滝涙!!!

ラスベガスのストリップ沿いのカジノホテル群

最終的には航空会社さんが翌日便に振り替えてくれたのですが、バンクーバーの1泊目のホテル代はパア。そして、そもそもかなりの弾丸旅だったのに、さらにマジな弾丸旅(現地2泊)になってしまったという(いろんな予定がパア)、ほんっとあれは今思い出しても地団駄踏んでしまう悲劇でしたヨ。
 
ちなみに、認証は申請から5時間後に下りました。がっくり。
 

当時、アメリカはESTAを導入済みだったので、アメリカ渡航時は気をつけていたんですが、まさかカナダまでいつの間にか(調べたら、2016年秋から完全義務化でした)同様のシステムを導入していたとは!! 1年前(2016年夏)に続くリピート訪問だったため、詰めが甘かった、、、!!
 
ちなみに×2、チェックインカウンターで、「システムダウンが理由なら、バンクーバーへの飛行中に認証が下りるんじゃないかと思うんですけど、、、」とダメもとで聞いたんですが、未取得者は搭乗させられない規則だそうで(=渡航先の国が自国の法律で認証を入国条件と定めていて、無認証の乗客を運んだ航空会社に制裁金と送還費用を負わせているため)、がっくり! ←というくらい、重要な申請なんですよ、この事前電子渡航認証ってやつは! みなさまも、ゆめゆめひとりっPのような悲劇に遭わないように、くれぐれもご注意ください。

ちなみに×3、その後、いろいろな国で事前電子渡航申請をしましたが、ほとんどの場合、わりとすぐに認証されます。ただ、「最長3日間(72時間)かかる場合もある」と注意書きがあるものも多く、実際、ESTAの認証に数時間〜半日かかったことが2回。というわけで、出発3日以上前の申請をおすすめします。

 

羽田空港第3ターミナルのチェックインカウンター

ちなみに×4、自分がチェックインしているときに、隣のカウンターで、おそらくひとりっPと同じような理由で搭乗を拒否されている旅客を見かけたこと、何回かあります、、、。カウンター脇で慌てて事前電子渡航認証を申請している旅客を見たこと、もっとあります、、、。
 

ちなみに×5、事前電子渡航認証が必要なのに未取得の場合、オンラインチェックインができません。当然ですが。
 
じつは、ひとりっPも、前日夜にバンクーバー便のオンラインチェックインをやろうとしたんですが、「カウンターにてチェックインしてください」との表示が出てチェックインできず。なんで???と思いつつ、当日カウンターに行って発覚したという、、、。
 
以来、24時間前〜のオンラインチェックインはマスト→不可と出た場合は放置せず、理由を突き止める、を徹底。悲劇の再発防止自衛策です。
 
※昨今は「不可」の理由がちゃんと表示されるエアラインが増えている印象がありますね。

 

B:【電子入国カード】未申請状態でもチェックインは可能。ただし入国審査時までに終えること!

シンガポールのカヤトースト

以前は紙の入国カードに記入していましたよね。それが廃止され、電子化されている国が増えています。入国カードなので無料です。
 
一般的にDigital Arrival Cardと呼ばれていて、タイ/TDAC、マレーシア/MDAC、シンガポール/SGAC、台湾/TWAC(2025年秋から紙は廃止)、韓国/KEAC(2026年1月1日から紙は廃止)などが導入済みです。
 
ほとんどの場合、申請は搭乗便出発の3日前から可能(台湾は7日前からOK)。
 
入国カードなので、未申請でもチェックイン&搭乗は可能です。ただし、未申請だと入国審査を受けられません。到着後、即、申請する必要があります。
 
意外に入力に時間がかかる国が多い&到着空港での申請だと、スマホをインターネットに接続しなきゃ問題が発生して、何かと手間取りがち。そうこうするうちにヘタすると入国審査の列が長〜〜〜くなって時間を食い、あげくラッシュアワーにぶつかってしまい、ホテルまでの移動にさらに時間がかかる、、、という悪循環に陥る可能性も。
 
というわけで、遅くとも日本の空港にいるうちに申請することをおすすめします(※電子入国カード申請に関しては、日本のチェックインカウンターではいっさい案内はされません←ひとりっPの経験上)。

台北の住所板

ひとりっP、上記の5か国中4か国の電子入国カードを申請したことがありますが、それでわかった申請の際のポイントがあります!
 
宿泊先ホテルの郵便番号も含めた完全住所を、あらかじめ手元に用意してください。
 
どの電子入国カードも、紙の時代のように「ホテル名を記入して終わり」ではないんですよ! わりとどの国も、ホテル名を入力 or 選択後、ホテルの住所をリストから選択入力する必要があります。記入式ではなく、選択式! スルーは不可!
 
で、思わぬ難関なのが、「区」や「町」を選べという項目。そもそも、住所のうち、どれが区なのか、町なのか、わからんわーーー!! ということが多発。というわけで、手元に用意した住所を見ながら、リストと照らし合わせて選ぶという作業が発生。ここをクリアするのに意外に時間かかります。絶対に紙時代のほうが所要時間は短かった! なので、現地到着後ではなく、日本出発前の余裕を持った申請をおすすめします。
 
あと、パスポートの顔写真ページのアップロードを求められる場合、日本のパスポートはめちゃめちゃ反射してテカリやすいのでご注意。テカリ部分があると、写真が認証されません。コツは、照明の届かない薄暗がりで撮影すること。反射しづらいです。イマドキのスマホは優秀なのでちゃんと写せます。
 
こちらに関しても、オフィシャルを装った申請代行or詐欺サイトが横行しているので、ご注意を。有料と出たら、100%偽サイトです! ひとりっPは、これもやはり、現地の日本国総領事館の公式サイトか、政府観光局の公式サイトを見るようにしています。
 
※電子入国カードは、申請後、記入漏れなどの不備がない限り、即、承認されます。入国審査時に承認ページを見せろと言われたことはありませんが、言われたときのために、承認ページをスクショするなどの準備はしています。

グアテマラのアンティグアのフルーツ屋台

ちなみにですが、グアテマラは税関書類申請が電子化されていて(2023年7月18日以降)、取得したQRコードを税関で提示する必要があります。知らずに到着して、税関手前で申請作業している外国人←必ず見かけます。
 
というように、思わぬところで電子申請が必要なことが多発しがちな昨今なので、出発前の確認は、ほんっと大事です。
 

例外=インドネシア&バリ島はちょっと難易度高し! !

バリ島ウブドの村

AとBのハイブリッド型とも言えるのが、インドネシアです。
 
インドネシア入国のためには、以下の2種類の申請が必要(バリ島へは3種類)。すべて申請先が違います。
 
①e-VOA(電子到着ビザ/有料)
日本人の観光もビザ必須。到着時取得(アライバルビザ)も可能ですが、事前にe-VOAを取れば自動化ゲート利用可能になり、入国審査の長蛇の列を回避できます。ただし、この申請ページがかなりのクセ強仕様! つまづきポイントだらけ! ひとりっPは到着後にその場で挑んで1時間半かかりました←バカ。事前取得を心からおすすめします。
 
②All Indonesia(総合到着カード/無料)
税関・健康・到着カードを一本化した電子申告。72時間前〜出発前に入力してQRを取得、税関で提示します。
 
③Love Bali(バリ観光税※バリ島に行く場合のみ)
2024年2月14日から導入。バリ州が課す外国人向け観光税で、1人15万ルピア(約1,500円)。入国地に関係なく"バリに行くなら対象"。制度上は義務ですが、空港でのチェックがなく認知度も低いためか、実際に払っているのは3人に1人というデータも。ただし取り締まりは強化中。島の文化・自然を守る原資なので、旅させていただく立場として、きちんと払うのが当然です。
 
というように、インドネシア&バリ島へ行く際は事前申請がいろいろあるので要注意。
 
①〜③とも偽サイト・高額代行が乱立
在デンパサール日本国総領事館のサイトに公式リンクと詐欺サイトについての注意事項が解説されているので、そちら経由が安全です。
 
●在デンパサール日本国総領事館のサイトはコチラ

 

パスポートの残存期間が半年を切ったら、要注意!

ニュージーランドのオークランドのカフェ

ご自分のパスポートの有効期限、把握していますか?
 
この残存期間が残り半年を切っていると(ビザの要不要に関わらず)入国できない国、結構あります。この場合、出発地空港での搭乗を拒否されるので、ご注意!
 
アジアでは、タイ、ベトナム 、インドネシア、フィリピン、シンガポール、マレーシア、カンボジア、ミャンマー、インド、スリランカ、中国など。
 
中東・アフリカでは、ドバイ(UAE/アラブ首長国連邦)、トルコ(※入国時に150日目安)、エジプト、ケニアなど。
 
南北アメリカ大陸では、ペルー。

 
残存期間は「入国日」ではなく国によって「出国日」基準のこともあります。ギリギリの人は要注意。

実際、それが理由で搭乗を拒否されて、空港カウンターで青ざめている旅客を見かけたこと、結構あります。
 
ちなみに、2025年3月の制度変更で、現在、パスポート発給には、申請から約2週間(!!)かかります。気づいたときには切り替え申請が間に合わない! ということもぜんっぜんあり得るので、ほんっとご注意ください!
 
ひとりっPは、パスポートの残存期間が半年を切ったら、ソッコー切替申請しています。行けない国がこんなに発生するなんて、冗談じゃないですヨ! (※パスポートの残存有効期間が1年未満になった時点から切替発給申請可能です)
 

渡航前のマスト! 入国条件についての最新情報を「公的サイト」で確認!!

バンコクのスワンナプーム空港のタイ航空

ちなみに、台湾は、以前は入国にはパスポート残存期間3か月が必要でしたが、2017年8月15日から、日本人向けには残存要件を"滞在日数以上"へ緩めました。ありがたや〜〜!
 
というように、要件は国ごとにバラバラで、しかも、結構頻繁に変わります。

「前に行ったときは大丈夫だった」は通用しません←経験者につき、力説!
 
渡航先が決まったら、まず外務省「海外安全ホームページ」と「ビザ免除国一覧」で最新情報を確認し、そのうえで各国の在外公館(大使館・総領事館)の公式ページ or 政府観光局の公式ページをチェック→申請は必ず公式サイトから! くれぐれも、そっくりな偽&高額代行サイトにご注意ください!!
 

いろいろ説明させていただきましたが、「昨今の海外渡航は、パスポートと航空券があればOKではない」ということがご理解いただけたでしょうか?
 
思い込みで悲劇を体験してしまったひとりっPのシカバネを、ぜひぜひ乗り越えて行ってくださいませ!
 

みなさまも、渡航先の入国条件については、必ず複数回(←ここ、大事!)、政府系の公的サイトにて(←ここも大事! 一般のウエブサイトだと情報が古い場合があります)確認のうえで、Have a nice & happy ひとりっぷ〜〜〜!!
  

●外務省 海外安全ホームページはコチラ

●外務省 ビザ免除国・地域一覧はコチラ

 

ひとりっPプロフィール画像
ひとりっP

稀代の旅バカ編集者。雑誌『SPUR』元編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と命名、旅する女性を全力で応援中。海外ひとり旅回数450回超えの内訳は、香港200回、台湾60回、タイ60回、シンガポール40回、サンフランシスコ30回、ハワイ30回、中国30回、マレーシア30回、メキシコ20回、ブラジル10回、その他中南米各国合わせて20回、カリブ海諸国30回、中近東各国10回、など。すべてプライベート。座右の銘は、「旅は人生の貯金」「旅は日常の延長、日常もまた旅」。元祖・女子ひとり旅指南本『ひとりっぷ』シリーズ最新刊『昨日も世界の彼方にひとりっぷ8〜まつりっぷ編〜』含む、既刊1~8、スピンオフ『たまには世界のどこかでふたりっぷ』が好評発売中。トークイベントなども含めた旅の最新情報を、Instagram(@hi_trip)で日々発信中。