いよいよ発売のiPhone 12シリーズ、10月発売の2機種にクローズアップ！ vol.116

iPhone 12とiPhone 12 Pro、ともに見た目はエッジがフラットになり、やや懐かしいiPhone 4や5、最近のiPad Proに似たルックスに。そしてこの2つのiPhone、本体のサイズも画面もほとんど同じ。重さはProのほうが20gほど重く、重量感アリ。iPhone 11 Proと並べてみると、若干縦が長くなっています（左からiPhone 12 Pro、iPhone 12、iPhone 11 Pro）。

いつも新しいiPhoneを購入したらすぐ画面にガラスフィルムを貼るのですが、今回のiPhoneは画面のエッジが丸くなっていないので、ガラスフィルムをきれいに貼ることができそうで嬉しい。

つや消しアルミニウムに鏡面ガラスの組み合わせでポップなカラーバリエーションのiPhone 12に対して、鏡面のステンレスとつや消しガラスが美しくクールな印象のiPhone 12 Pro。見た目の印象はかなり異なるので、ルックスの好みで選んでも◎。

ちなみにiPhone 12は5色展開、iPhone 12 Proは4色展開。今回の写真はiPhone 12のホワイトと、シックでおしゃれなiPhone 12 Proのパシフィックブルー。iPhone 12のホワイトは真っ白ではなくサイドのアルミニウム部分がオレンジがかったシルバー、背面は乳白色のようなフェミニンなカラーです。

速くかしこくなったスマホの頭脳であるチップの性能、映画品質の動画がこれ一台で撮影・編集・共有できて、暗いところでも簡単かつきれいに撮れるカメラ、セラミック素材を混ぜ込むことによって4倍割れにくくなったという画面、そして次世代通信規格の5G対応、といったコアとなる新機能や進化した性能はiPhone 12とProに共通。

iPhone 12に望遠カメラを追加して、iPad Proに搭載されている「LiDARスキャナー」がついているのがiPhone 12 Pro（写真右）です。

目に見えないレーザー光を当てて物体との距離を測ることができるLiDARスキャナーは、わかりやすいところだとARのコンテンツで威力を発揮してくれるのだけれど、iPhone 12 Proではカメラ機能と連動することで、暗所でのオートフォーカス性能が大幅に向上。暗い場所でポートレートモードを使ってみると、被写体とボケの部分がより繊細に表現されるようになった感じ（とはいえ、非常に細かい部分ですが……）。

動画での手ブレ補正がさらに進化し、今後はプロ向け写真規格の「Apple ProRAW」が利用可能になるなど、マニアックな先端機能が使えるiPhone 12 Pro。それらを生かしてiPhoneを創作ツールとしてもっと活用したいクリエイターやプロ向けの選択肢かな、という印象です。

そして今回新しく登場したアクセサリー「MagSafe」。こんな感じで本体背面にマグネットで充電器がくっつきます。

私はこれまでもワイヤレス充電器を使ってきたのですが、ワイヤレス充電器って充電できる位置にスマホをちゃんと置かないと充電ができないんですよね。このMagSafeがその点を解決してくれそうな一方、マグネットが思っていたより強力で片手でiPhoneからはずすことができない……！ MagSafe充電器自体をテーブルや棚などに固定しておくと便かも？しれません。

そして、裸のままのiPhoneでMagSafe充電器を使っていると背面にキズがつきそうな予感がするので、MagSafe対応のケースに入れると安心できそう。

さて、残りの2機種、「iPhone 12 mini」と「iPhone 12 Pro Max」は来月発売。「最近のスマホは大きすぎる！」という方はiPhone 12とほとんど同じ内容でひとまわりサイズの小さなiPhone 12 miniを、「画面サイズも性能もMaxのものを使いたい！」という方はiPhone 12 Pro Maxを待ってみても。

私は性能はMaxのものを使いたいけれど、スマホは毎日使う物なので手馴染みの良いものを選びたい、というわけで、今回はiPhone 12 Proのシルバーを予約済み。いつもはゴッツいカメラを使って撮影しているVlogなども、新しいiPhoneのみで試しに撮ってみようかな、なんて思っています。