枝豆と豆乳のスープ - 今月のスープ | vol. 07

食欲が落ちやすい日は、喉ごしがよくて、さらっと食べられる冷製スープがうれしい。「鶏肉のゆで汁をベースに豆乳を加えると、やさしい味わいのスープになります。脂の少ない鶏むね肉を使えば、より穏やかな仕上がり。豆乳を加えるとさっぱりした中にコクも加わるので、夏にはとてもおすすめですよ」。豆乳は熱で分離する場合があるので、加えるタイミングにはご注意を。「熱々の鶏肉のスープにいきなり加えずに、他の作業などしながら少し冷ましてから加えて。季節ものの枝豆はたっぷり添えて、少しずつ足しながら食べるとおいしいので、ぜひ多めにゆでてくださいね」。ゆかりをふった冷麦も目にも涼しげ。

 

今月のスープ vol. 07

枝豆と豆乳のスープ

材料(3〜4人分)

枝豆
1袋(約300g)
みょうが
3〜4本
鶏むね肉(皮なし)
1枚
豆乳
200㎖
冷麦
約300g
ゆかり
適宜
ごま油
小さじ1
少々

作り方
①鶏肉は軽く塩をふり、10分ほどおいて水気をふき取る。鍋に鶏肉を入れて水800㎖を注ぎ、鶏肉が全部かぶらなければキッチンペーパーなどで落とし蓋をして、中火にかける。煮立ったらあくをすくい、少し火を弱めて15分煮て火を止める。鍋に入れたまま冷ます。
②枝豆はさやの両端を切り落とし、たっぷりの湯で3 分ほどゆでる。ざるに上げてそのまま粗熱が取れるまでおき、実を取り出して塩をふって混ぜる。みょうがは根元を少し切り落とし、縦に薄切りしておく。
③①の鶏肉を引き上げ、少し厚めに斜めに切り分ける。鶏のゆで汁に豆乳を加え、味をみて足りなければ塩でととのえ、鶏肉を戻して冷蔵庫でよく冷やす。
④鍋にたっぷりの湯を沸かし、冷麦をゆでる。流水で急冷して麺を締める。水気をきってくるくると巻きながら器に盛り、ゆかりをふりかけ、ごま油をスプーンで少しずつ落とす。器に③の鶏肉とスープを注ぎ入れ、枝豆とみょうがを盛り合わせる。枝豆は好みで足す。

PROFILE

ながお ともこ●フードコーディネーター。「次の単行本の試作中。今度はお菓子をあれこれ盛りこむつもり」。新刊の発売は来年の秋の予定(目標?)だそう。待ち遠しい!http://www.vegemania.com/

SOURCE:SPUR 2017年10月号「長尾智子のごちそうは、ひと皿のスープ」
photography:Masahiro Sanbe text:Kaori Okuda

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