「ハウス オブ ディオール心斎橋」に待望のフレンチ誕生。「ムッシュ ディオール 大阪」で味わう特別な体験とは

心斎橋の新たなランドマークとして注目を集める「ハウス オブ ディオール 心斎橋」に、待望のフレンチレストラン「ムッシュ ディオール 大阪」がオープンした。40席を備えるレストランの誕生は日本では初となる。ファッションと美食、ともに楽しめるこの空間は、ディオールの美意識を五感で体験できる場として注目を集めている。メニューは代官山や銀座などの「カフェ ディオール」を手掛けてきた三つ星シェフ、アンヌ=ソフィー・ピックが監修。彼女の料理哲学とディオールの美学とが重なり合う、特別な場所が誕生した。

心斎橋の新たなランドマークとして注目を集める「ハウス オブ ディオール 心斎橋」に、待望のフレンチレストラン「ムッシュ ディオール 大阪」がオープンした。40席を備えるレストランの誕生は日本では初となる。ファッションと美食、ともに楽しめるこの空間は、ディオールの美意識を五感で体験できる場として注目を集めている。メニューは代官山や銀座などの「カフェ ディオール」を手掛けてきた三つ星シェフ、アンヌ=ソフィー・ピックが監修。彼女の料理哲学とディオールの美学とが重なり合う、特別な場所が誕生した。

INDEX

ディオールの世界観を存分に“味わう”

ムッシュ ディオール 大阪のガーデンのようなインテリア

©DEN NIWA

エレベーターでブティックの最上階である4階へ向かうと「ムッシュ ディオール 大阪」のガーデンを思わせるような空間が広がる。壁面にはムッシュ ディオールが愛した南仏の別荘「ラ コル ノワール城」の装飾が施され、庭園の植物を思わせる多彩な色彩が繊細に重なり合う。アクセントとしてエッジィなミラー使いが奥行きを与え、華やかさと軽やかさを両立させている。

ブランド創設者クリスチャン・ディオールの美学と豊かなエスプリを軸に、食という形で再解釈したこの空間は、建築家のピーター・マリノによるもの。椅子のファブリックやカーペットなど細部のしつらえまで、クチュール メゾンならではの繊細な美意識が息づいている。

三つ星シェフ、アンヌ=ソフィー・ピックが導くディオールのガストロノミー

「ムッシュ ディオール 大阪」監修アンヌ=ソフィ・ピック

©LAORA QUEYRAS

「ムッシュ ディオール 大阪」の核を担うのが、三つ星シェフ、アンヌ=ソフィー・ピックの存在だ。その背景には、曽祖母ソフィー、祖父アンドレ、父ジャックへと受け継がれてきた料理の系譜がある。ジャックの急逝後、1997年から厨房を率いる彼女は、その伝統を守りながら新たな表現へと更新し続けてきた。

女性として世界でもっとも多くのミシュランの星を獲得したシェフとして知られるピックシェフが、オープンを記念して来日。初来日は35年前、21歳のとき。学生時代にパートナーであり現在の夫と日本を訪れ、大きな感動を覚えたという。「それ以来、日本に恋をし続けています」と語る言葉には、長年にわたる特別な想いがにじむ。

「私にとって日本は、異国ではありますが、フランスに多くの要素をもたらし、インスピレーションの源でもあります。日本との出合いがあったからこそ、今の私があり、私の料理があります」とピックシェフ。

続けて「日本で初めて私が関わるレストランが、フランスのエレガンスを象徴するような素晴らしいメゾン、『ディオール』の中でできることは何より幸せなこと」と語った。初めてのメニューを考えるにあたり、メゾンのアーカイブが保管されたアトリエを何度も訪問。オートクチュール作品のコードや美学を丹念に読み解き、研究した。自身の料理との接点を探りながら、料理を構築していったという。

アミューズはコンテチーズとピスタチオのタルト

ムッシュ ディオール 大阪のアミューズ・ブーシュは2種

アミューズは2種。食感の対比が楽しいピスタチオタルトと、コンテチーズの抽出液が入っているというスケルトンのパスタがのせられたタルトからスタート。口に含むと、ハーブとコンテチーズの余韻が続き、シャンパーニュがよく合う。


日本のウニのおいしさが際立つ「レトワール ドゥ メール」

ムッシュ ディオール 大阪の「レトワール ドゥ メール」

©LARA GILIBERTO

美しい海の庭園を思わせるヒトデをモチーフにした一皿。「とりわけ日本のウニは素晴らしい!」と熱を込めて語るピックシェフ。濃厚なウニの味わいが印象的だ。炒った蕎麦茶やハーブの香りが重なり、フュージョンしたアロマが立体的に広がる。

クリスチャン・ディオールのミューズへのオマージュ! 「レ ベルランゴ レオパード」

ムッシュ ディオール 大阪の「レ ベルランゴ レオパード」

©LARA GILIBERTO

仏ヴァランスのレストランのシグネチャーであり、ピックシェフを象徴する「ベルランゴ」が登場。「ディオールのドレスをまとってます」という言葉通り、ヒョウ柄のパスタに。これは、創設者クリスチャン・ディオールのミューズ、ミッツァ・ブリカールへのオマージュだ。自身を象徴するパスタにミューズのアイコンをまとわせたシェフの傑作ともいえる一皿。

三角形のパスタの中からは濃厚なコンテチーズが溢れ出す。ソースにはグリーンピースとワイルドセロリ、添えられたワサビ菜、レモンのアクセントが爽やさを伴い、食が進む。グリーンピースの自然な甘みとチーズのコクが一体となり、ワインとともにゆっくりと味わいたくなる。

オリジナルバターのおいしさに、アイコンモチーフをかたどったパンを食べる手が止まらない

ムッシュ ディオール 大阪のパン2種

メゾンのコードを象徴するパンも楽しみのひとつ。ヒョウ柄や蜂に関連するコームハニー(蜂の巣)モチーフが目を引く。特筆すべきは、日本由来の素材を取り入れたオリジナルバター。コーヒー×味噌バターというピックシェフならではの大胆な組み合わせが味の奥行きを広げる。パンを食べる手が止まらなくなるほど、やみつきになる味わいだ。

オートクチュールな一皿! 鯖とキャビアの「ル カレ」

ムッシュ ディオール 大阪の「ル カレ」

サーブされた瞬間に目が奪われ、オートクチュールなビジュアルに圧巻される。ピックシェフが「日仏の架け橋となる料理の第一歩」と語る象徴的なメニューは、伝統的なサバイヨンソースに出汁の旨味を重ねたソースにこだわった一皿。抹茶バターやシェリービネガー、レモンに出汁が、インパクトの強いマリアージュを織りなす。サバイヨンソースは、料理の師匠でもある父ジャックも愛したものなのだそうだ。下に敷かれた出汁を含んだとろけるように甘いポロネギがおいしく、しっとりとした半生の鯖、キャビアの塩味が見事に調和し深く印象を残す。

メゾンの二つの象徴をデセールに「ル ミルフィーユ ブラン ピエドプール」

ムッシュ ディオール 大阪の「ル ミルフィーユ ブラン ピエドプール」

©LARA GILIBERTO

千鳥格子のホワイトボックスに仕立てられたデセールは、「ミスディオール」の香水をテーマに構成されている。この小さな箱の中には7層の極薄パイ生地とクリームに、ジャスミン風味のゼリーとわずかな黒こしょうが忍ばせてあるという匠の技。添えられた白コショウを効かせたミルクのエスプーマとともに、鼻に抜ける繊細な香りを楽しませてくれる。

ムッシュ ディオール 大阪の特別なスペース

ムッシュ ディオール 大阪のワインセラー

©DEN NIWA

ワインセラールームにはフランス産を中心に約400種類、1,400本近くのワインが揃う。

ムッシュ ディオール 大阪のシェフズテーブル

シェフズテーブルチャージ ¥55,000 ©DEN NIWA

シェフズテーブルは卓越したシェフたちの動きや技術を間近に見ることができる、臨場感ある空間。コースの一部を楽しむということも可能。利用は5名まで。

ムッシュ ディオール 大阪の個室

個室ルームチャージ ¥33,000 ©DEN NIWA 

さらに個室はパリを拠点に活動する現代アーティストのマティルド・ドゥニーズの華やかなアートが彩るプライベートな空間。最大8名まで利用できる。

ハウス オブ ディオール 心斎橋の店内

帰りは美術館のような階段を降りながら、各フロアを巡る楽しみもある。余韻に浸りつつ空間をたどるそのひとときが、体験の幸福度をさらに引き上げていく。

料理の記憶は、味だけでなく空間や時間とともに残る。心斎橋の街に、その余韻を持ち帰りたくなるような場所が生まれた。「ムッシュ ディオール 大阪」、ここでしか味わえない体験を求めて訪れたくなる理由がある。

ムッシュ ディオール 大阪
ムッシュ ディオール 大阪の画像_13

住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-9-17 ハウス オブ ディオール 心斎橋 4F
TEL:06-7632-1450
営業時間:ランチ 11:30~15:00(L.O. 13:30)、ディナー 18:00~22:30(L.O. 20:00)
定休日:月曜・火曜