2021.11.19

SPUR1月号にJapanese Breakfastのミシェル・ザウナーが登場します!

photography: Peter Ash Lee
photography: Peter Ash Lee

パンデミックを経て、多様な価値観の存在を実感するようになった現代。まだまだ続く困難が続く時代を強く生き抜くために必要な”ほんもの”についてSPUR1月号は特集しています。装いや、ビューティ、暮らしに寄り添う様々なアイテムを紹介しています。SPURが目指す”ほんもの”は、必ずしも美術館やギャラリーに飾られているアートピースや、職人の技が光る一点もの、のような”本物”だけを指しているわけではありません。どんな状態でも懸命に生きる皆さんの心を少しでもときめかしてくれる、あなただけのささやかな”ほんもの”を一緒に探しに行きたいという気持ちを込めて作った一冊です。

そんな1月号のカバーを飾るのは、2021年を象徴するミュージシャンであるJapanese Breakfastのミシェル・ザウナー! ニューヨーカーに掲載されたエッセイ『Crying in H Mart』(なんと映像化も決定!)の執筆や、ゲーム音楽のプロデュースなどマルチに活躍している気鋭のアーティストです。

photography: Peter Ash Lee
photography: Peter Ash Lee

ワールドツアーで北米とヨーロッパを忙しく回る彼女の撮影はNYで行われました。ちょうどブルックリンでのライブ4日間(素晴らしいことに、この公演のチケットはソールドアウト!)の後。数時間にわたるパフォーマンスをした直後とは思えないほど、彼女らしいポジティブなエネルギーに満ち溢れた撮影でした。そんな撮影のテーマは”ロマンティック・ノマド”。韓国人の母と米国人の父を持ち、自身のアイデンティティを模索しながら、様々な土地で創作活動を続けている彼女こそ、”新しいノマド”的アーティストだ!と思い、スタッフの皆さんと相談しながら、撮影を行いました。最新アルバム「Jubilee」にも通ずる、フェスティブな空気を感じさせるファッションストーリーになっています(ミシェル自身のアイデアを取り入れたカットもあるのでお見逃しなく!)。インタビューでは、「常に移動し続けるアーティストである自分には居場所がないと感じていた」と話す一方で、「アーティスティックな場所や、コンサート会場のような、移動した先で出会った場所で、作りあげた音楽や作品こそが自分の場所だと感じるようになった」とミシェルは語ります。いくつもの困難に見舞われつつも、力強く生きぬく等身大の彼女の言葉と一緒にぜひご覧ください。

ミシェルのネイルアートです。パステルイエローで幸福感たっぷりです!
ミシェルのネイルアートです。パステルイエローで幸福感たっぷりです!

エディターHORIEプロフィール画像
エディターHORIE

ファッションとビューティ担当。K-POPを始めとする韓国カルチャーにお熱。茶碗蒸しと無花果の香りが好き。
実家で暮らす柴犬が親友です。

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