ハリウッド女優として活躍し、後にモナコ公国の公妃となったグレース・ケリー。今年モナコとの友好10周年を迎えるのを記念して、2016年9月8日（木）〜9月26日（月）まで、銀座松屋にてグレース・ケリー展が開催される。
この展覧会は、女優時代からファッションアイコンとしても知られていた彼女のワードローブにフォーカスし、愛用していたハイブランドの洋服やジュエリー、忠実に再現されたウェディングドレスなど計170点を展示。
型通りのスタイリングでなく、自身で当時の流行を取り入れつつ、組み合わせていたというだけあって、そのセンスの良さに脱帽。「グレース」という名の通り、品格や洗練さを放つ感性が漂う。
特に必見なのがこちら。ドレスとアンサンブルになっているガウンは、ディオールの1968年春夏。グレースが総裁を務めていたモナコ赤十字主催の薔薇の舞踏会で着用したもの。
ピンクコーラルとダイヤモンドのジュエリーは、ヴァンクリーフ＆アーペル。1ブランドだけでなく、ミックスしながら幅広いジュエリーコーディネートを好んでいたという。公務でよく登場したのは、イヤリング。
長女を妊娠した際にこの「サック・ア・クロア」でお腹を隠したことが有名となり、「ケリーバッグ」が通称となったエルメスのアイコンバッグ。今回展示のバッグは2007年に開催された展覧会で3点だけ製作され、そのうちのひとつがモナコ公国に寄贈された逸品。
他にも名だたるハイブランドのコレクションを目にすることが出来るので、ファッションのアーカイブとしても見応え十分。また、当時の様子が伺える写真や映像、展覧会のために作られた限定品などもお目見え。これを機会に、改めてエレガンスを考えるきっかけにもなりそうなこの展覧会、必見の価値あり。
「日本モナコ友好10周年記念 グレース・ケリー展」
期間：2016年9月8日（木）〜9月26日（月）
場所：松屋銀座8階イベントスクエア
住所：東京都中央区銀座3-6-1
営業：10:00〜20:00（最終日17時閉場・入場は閉場の30分前まで）
料金：一般1.000円（700円） 高大生700円（500円）中学生500円（400円）
小学生300円 ＊カッコ内は前売料金
電話：03-3567-1211 (大代表)
http://www.gracekelly-exhibition.com
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