セルヴォーク沼に、またとらえられてしまいました

ここ数年間、トレンドを牽引しつつ、その影響力を確固たるものに磨き上げてきたブランドがあります。セルヴォーク。クリエイティブアドバイザー菊地美香子さんの目と感覚は見事なもので、柿色やゴールド、美しいくすみ色の数々―あっと驚く旬色を放つたび、それが時代のベンチマークになってきました。

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マイ・スタメンポーチ。カーキ色のパレットは、シーズナルな数量限定パッケージ。現在はレギュラーのブラック版で展開中です。

セルヴォーク沼の決め手になったのは、私の場合、伝説の「アンティークゴールド」。2021年の夏新色だったヴォランタリーベイシス アイパレット10です。常にメイクアップポーチの主役を担ってきました。

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生活感あふれるルックスですみません

ご覧ください。底見え具合に、私の愛情が伝わるでしょうか…。

 

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ヴォランタリーベイシス アイパレット 10 ¥6,820/Celvoke

おろしたてはこんな色。ゴールド、ブラウンに加えオークルとレッドのアンダートーンのさじ加減が絶妙で、出合った日からあなたの虜。付けていると、よくお褒めのことばもいただくんですよね。

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リアルかつモードなゴールド~ベージュシェード!
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セルヴォーク ヴァティック アイパレット 03 ¥6,820/Celvoke(2022年8月5日発売)

そして、最新の秋冬新色です。ひとことで言って、素晴らしい。Surge of Energyと題したコレクションは、ひとりひとりの個の力が重なって、大きな潮流となったときの力に希望を見出したカラーパレットです。メインとなる色はテラコッタ。でも、ありきたりの赤土色じゃありません。ネオテラコッタと名付けた、地球の鼓動を感じるような温かさと深みを秘めた力強いカラーです。ブランドを象徴するこの色の魅力を、2022年版にギューっとアップデートした03は間違いなく、原点にして頂点とも言うべき名作!

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テラコッタの新解釈!
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セルヴォーク ヴァティック アイズ 右から04、14 各¥2,200(2022年8月5日発売)

単色アイシャドウもお目見えします。SPURイチオシは、04のコッパーゴールド。光と影にたゆたいながら、肌馴染みのよい輝きを奏でます。鶯色の14も素敵。竹とバガスから成るパルプモールド製のパッケージにも、大自然への敬意が。

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このきらめき、肌へのなじみ感。クセになるオレンジゴールド、マストバイです
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インラプチュア ラッシュ 05 ¥4,180/Celvoke

「赤」のキーとなる軸アイテムはふたつ。鮮やかなレッドが弾けるマスカラは、瞬くたびにイキイキとした生命力を演出します。

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ほんと、パチパチと色っぽい火花が放たれるイメージ。

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シュアネス アイライナーペンシル 15 ¥3,080/Celvoke

粘膜にもストレスのない柔らか芯が人気のアイライナーにも、情熱を秘めたレッドが仲間入り。バーガンディトーンのラインを下まぶたにそっと差し込めば、上目遣いの瞬間にセンシュアルなパワーを発揮します。

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インディケイト アイブロウパウダー 08 ¥3,850/Celvoke

眉にもレッドニュアンスを。トップのコッパーゴールドが彩るきらめきと、センターのラヴェンダーレッドの柔らかさが表情にほんのりまろやかさを運びます。

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絶妙なくすみ中間色
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リッププライマー 01 ¥3,080/Celvoke

ここで、「赤の引き算」を差し込むのが菊地美香子さんならではの心憎い色設計なんですよね。薄墨バームの唇下地は、マットでもなくツヤでもない、ニュートラルなつるりんリップに仕上げる名脇役。水墨画のようなミスティブラックは、唇の赤みをおさえてクールな印象にアップデート。体温で溶け出すような植物オイルが、シワをオフして乾燥知らずの素唇に導きます。

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クレイヴド ネイルポリッシュ 08 ¥2,640/Celvoke

指先も、赤を感じさせない引き算の辛口で。クールな焦げ茶色は肌の透明感をぐんと引き出すマジック・ダークカラー。

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セルヴォークは今年、10周年を迎えました。ささやかな蝶のはためきが大きなうねりとなり、誰かに力を授けながら、時代のパワーになるように。次の10年につながるバタフライ・エフェクトを、私は見つめていきたいと思っています。

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エディターIGARASHI

おしゃれスナップ、モデル連載コラム、美容専門誌などを経て現職。
趣味は相撲観戦、SPURおやつ部員。

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