【旅コスメ】14時間フライトを支えた同志たちよ！【歯は磨かない。拭うんだ】

歯磨き業界の隠し玉！ 重曹が浸った指サックで食後のお手入れ

隣の旅人を煩わせるのが心苦しくて、機内トイレへの小旅行もままならないのが3席窓側の最大の悩みです。14時間も搭乗していれば、ゴハンを何回も食べるわけです。映画を観ながら、おつまみをモグモグするわけです。ホントはその都度、ガラガラペッペと歯磨きしたい。でも、ドアの向こうには長蛇の民。独りで長時間トイレを独占するのに、後ろめたさを感じる性格です。

そこで歯磨撫子さんの登場。はみがきなでしこ、と読みます。石澤研究所の歯磨きシリーズの伝家の宝刀は、重曹を浸した指型の多層シート！ しっとりした指サック型シートを気密性の高いチャック付シートから取り出して、人差し指に装着。前歯から奥歯まで、指を口内に突っ込んで元気にゴシゴシ拭う姿は、ややアレかもしれません。でも大丈夫。マスクの下でコッソリ実行すれば、大丈夫です。多分。

重曹がタンパク質汚れの分解に働きかけます。普段は歯ブラシを用いた歯磨き後のスペシャルケアに使う「歯ぬぐいシート」ですが、ロングフライト中の代替策としては、個人的には合格。ハッカ精油配合で、口内をすっきりフレッシュできるのもイイ。初めてこの商品を見たときはギョッとしましたが、洗面所に頻繁に立てない状況を考慮した逸品だと、今は断言できますね。作ってくれた人、ありがとう。ニッチ市場に斬り込む貪欲な姿勢、いいじゃない。

いつだってどこだって、「日曜日の緩い朝」の香りで心をほどく

人口密度が高い機内。香りが「香害」にならない最大限の配慮を払いつつ、人知れず気分転換するためのミニサイズのアトマイザーは私の必需品。携えたのは、メゾン マルジェラ フレグランスの定番人気レイジー サンデー モーニング。

フィレンツェの快晴の日曜日の朝9時をイメージして生まれた香りです。洗濯したてのリネンシーツそのままの芳香は、長時間じっと座り続け、もはや座面とドンヨリ一体化した自分へのささやかなご褒美。携帯ティッシュにワンプッシュだけ。淀んだ空気に、透明感あふれるひとすじの風が吹かせたくて、降機した直後にも数プッシュするのを忘れません。

機内の超乾燥を突破せよ！ ふたつのチューブで保湿作戦

なんといっても機内は保湿。配られたお手拭きがあっという間にカラッカラになるさまを見て、いつもゾッとしています。

ジェルにたゆたうツブツブ。ホワイトカメリアの成分がマイクロバブルの中に閉じ込められているんです。ヒアルロン酸とともに、乾燥したガサガサ唇に潤いを届けます。

カドがなく、肌あたりのやさしいやわらかなアプリケータは、唇に触れたときにもストレス知らず。唇の粘膜が弱く、そのままでは機内でひび割れてしまうくらいの乾燥リップの私でも、みずみずしさをキープしてくれる集中保湿美容液。心強いです。

普段は肘やかかとの保湿に動員させているスキンフードは、ホリデーコフレで展開した限定10mlのトラベルサイズをモバイル。堅いテクスチャーもクセになっています。なにせ乾燥が厳しい飛行機内にあって、どっしりした保湿力の頼もしさといったら。クリームを手のひらで温めて、顔全体にフタをするようになじませれば、ロングフライト後でもモチモチ肌を守れます。

夏休みの海外旅行を計画中のかたも多いはず。長時間フライトを下支えする機能派トラベルコスメ、皆さんのマストハブはなんですか？