昔実家で飼ってたんですよ、柴犬。中型のオスで、テツという名前でした。めっちゃ愛想悪くて、しょっちゅう家出もするし、可愛らしさなんか微塵も感じられない自由で孤高な犬でした。でも私はヤツのそういうところがすごく好きで、ちょっと憧れてさえいました。
飼い犬が反骨的だったからか、街中でリードにつながれて穏やかに散歩している柴犬を見かけると、「オマエはそれで満足なのかい？」と問いかけたくなります。完全に余計なお世話です。
巷で目にするほっこり柴犬グッズも、そういうわけで素直に受け入れられないんですよね。つぶらな瞳で笑いかけられると「違うだろーっ！」と心の中で叫んでしまう。自分でも屈折している自覚があります。
しかし佐伯ゆう子さんの描く柴犬は別。とびきりキュートなわけでもなく、あからさまな笑顔でもない。でもなんとなく機嫌はよさそうで、その媚びない表情がサイコーです。これぞ柴犬！ って感じで。
なんとも愛らしい佐伯ゆう子さんの柴犬イラストをクッキーとして楽しめるのが、Bon Vivantの「柴犬のクッキー缶」。パッケージだけじゃなくて、中のクッキーも柴犬型なんです。 フタを開けたときの高揚感がハンパない！
クッキーはひとつひとつ手作り。甘さ控えめの優しい味ですが、バニラ・チョコ・抹茶のフレーバーはそれぞれしっかりと感じられます。現在BOUL'ANGE 渋谷店のみで販売中（ホームメイドなので、１日の販売数には限りがあります）。いろいろと外出しづらい状況ですが、落ち着いたらぜひ立ち寄ってみてください。
エディターHAYASHI
生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。
