90年代レトロモダンから、ネオオレリップの可愛さに覚醒 #深夜のこっそり話 #1406

お互い存在は知っているが距離を置く、白と黒のような正反対のふたり。けれど突破作業を一緒に乗り越えるハッカーチームとして待機する車中、他のメンバーから「仲良く話でもしろよ」と促され、気まずいムードの中で出たのが「おきれいですね」「あなたも」「リップの色は?」「ダーク・トマトレッド」、と顔も見ずに言い放ったシーンにツボってしまった韓ドラ『ヴィンチェンツォ』。今や大人気なので「そこ?」というつっこみもあると思いますが、ドラマの魅力はそこだけじゃないのはもちろんです。

そこで、勝手に悩んだのが、自分ならなんて返そう? 「ネオオレ!(オレンジの略)」「ヌーディコーラル!」「コーラルオレ!」「ロウサーモン!」。生サーモンはちょっと違う⁉(笑) 実は、90年代レトロモダンなスタイルが好きで、透明感高いミルキーなオレンジな唇(この人の唇)にはまっております。オレンジって自分にとってはかなり難易度は高いのですが、ネオオレはおしゃれなムードをまとわせてくれるので外せないのです。なぜ付けこなすのが難しいかというと、自分の場合はもともとの唇の色の赤味が強いためで、うまいことそのものの色がでないのです。

BBクリームを唇にベースとして塗る方法もあるかもしれませんが、マット感が心配なのと気分ではなく……。するりと滑らかに塗ることができ、地色をベージュにカバーするリンメルのリップコンシーラーに出合い、まさかの難なく問題クリア。その手があったかと感動しつつ、ややオーバーめに塗ることで、赤味封じはうまいこといきました。


そして、重要な色味。狙ったネオオレ色は、唇の上でオレンジと一言では言いあらわせないオレンジよりコーラルのつや有。以前、ブランドの制作担当者
やアーティストの方に伺ったことがあるのですが、オレンジは色だしが本当に難しい色で、黄と赤をまぜていく段階でにごりやすいんだそう。そんなんですから、素人の色選びは大変なわけです。

あれこれ探して試してたどり着いたのは、
ルージュ エルメス ブリヤン ア レーヴルのポピーです。目指したのは90年代モダンレトロ。カラフルなポロやニット、何気ない白長Tシャツ、プリントのワンピースなど、品よくマッチ。トレンドピンクのトップスにも! もともとリップグロスで、ほどよい透明感ある色がゆえの妙味なカラーなんです。顔周りの色味がライトになったお陰か、モヤモヤしていた気分まで明るく軽くしてくれました。そして、この原稿の終わりになって、答えがそこにあることに気づきました。リップの色を問われたら、放つ一言は「フレッシュポピー!」。初夏をポップに楽しめるリップです。


90年代レトロモダンな「フレッシュポピー」にはまったきっかけはWENDY(RED VELVET)さんのブルーのセーターにあわせたこのリップ!可愛いポピーな口元とターコイズ×パープルなマスカラ、コーラルのアイシャドウとチークのワントーンメイク、ベビーリップのような質感含め、見た瞬間に惚れました。

エルメスのピンクチークも欲しい‼

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エディターTARUI

気づいたらメガネやサングラスを集めてました。しかし、何年か寝かせてからかけるという癖あり。ひとりっぷ®修行中。セレブやK-POPを語りがち。

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