オフランウェイでもトレンドセッターたちがこぞって取り入れている「クロップトトップス」。MIU MIU（ミュウミュウ）の’22年春夏コレクションで登場した、極端なまでのクロップト丈を見た瞬間から“これは真似したい！”と、オトナの腹見せが叶うアイテムを夜な夜ないろんなブランドでリサーチしていました。そして、辿り着いたのが「HOMMEgirls（オムガールズ）」のメンズシャツです。
あまり聞き馴染みのないブランドだと言う方もいるかと思いますが、オムガールズはファッションデザイナーのタクーン・パニクガルが2017年に自身のブランド、THAKOON（タクーン）を休止して、2019年に新たに立ち上げた多分野プラットフォームで、当初はメンズウエアを好んで着る女性を後押しするインディー誌を創刊。そこから派生して、現在はオーバーサイズシャツやスウェット、メンズライクなボクサーショーツなどのファッションアイテムも展開している注目ブランドなんです。
このクロップトシャツ、何がいいかってまずはもちろん絶妙な丈感！ この丈感について先日、スタイリストの安西こずえさんが絶賛してくださり、すぐさま「どこのブランド？」と、聞いてくださったんです。普段、スタイリストさんにあれこれ質問攻めの私からしたら逆質問が飛んできて思わず食い気味にニンマリしながら答えてしまいました（笑）。私は身長160㎝なのですが、Sサイズが短すぎず長すぎず、お腹も出すぎず！（いっぱい食べても心配無用！）
そして、あえて裾を切りっぱなしにしているラフさ！ これがデニムはもちろん、正統派のタック入りパンツやボリューミィなAラインスカートなど、なんでもござれと言わんばかりに合わせるボトムスを選ばず、いい感じに抜け感を演出してくれるんです。展示会や打ち合わせ先ではブランドのPRの方も褒めてくださり、再びニンマリ。
一歩間違えればティーンのような装いになりそうなクロップト丈ですが、イタリア製コットンを100%使用しているので、生地は薄すぎず、程よいハリ感とクラシカル感が◎。オトナが躊躇なく取り入れられる腹見せアイテムはこれだなと、自分なりの最適解を見つけられて大満足。まだ気が早いですが、肌寒くなってきたらニットとのレイヤリングを楽しむつもりです。
ファッション担当。ワードローブの8割を白黒が占める自称ミニマリスト。シーズン中は野球観戦が日課。よく髪の色が変わります。
