2022.07.24

真夏の麺活にビャンビャン麺はいかが? #深夜のこっそり話 #1579

好物の話になると「いかはするめいか」、「りんごはふじ」などと聞かれてもいない種類まで答えたりするもので、周囲にめんどくさい奴、と思われることもしばしば(食にうるさいほうではないと思うので、単に食感の好みな気が)。同じく好物の麺でいえば、食べ応えのある平打ち麺派で、フェットチーネやひもかわうどんが大好物です。そんな私の週イチペースのランチ候補が、オフィスのすぐそばにある「西安麺荘 秦唐記」のヨウポー麺。ビャンビャン麺という中国・陝西省由来の幅広麺を、熱した油、唐辛子や酸味のあるタレで和えた汁なし麺です。

麺少なめで700円。食べながら、左上の茹で汁をいただきます。
がっついてしまいそうなので、いつも麺少なめをオーダー(700円)。食べながら、左上の茹で汁をいただきます。

近年、ビャンビャン麺の「ビャン」の字がややこしい(!)ことで話題になっていたので、ご存じの方も多いかもしれませんが、私にとってはもはや漢字はどうでもいい! もっちりした、でも分厚すぎない麺に茹で野菜、豚バラチャーシュー、そして唐辛子と黒酢が絡む絶妙なハーモニーの虜で、いつも気付いたら完食です。私は中辛だとピリ辛程度に感じますが、辛さは選べるのでご安心を。ちなみに、ヨウポー麺のセットはオンラインでも購入できます。興味のある方はぜひお試しください。

今年に入ってからか、「ビャン」の文字をカップ麺や冷凍麺でも見かけるようになり、もちろん初見で購入してきましたが、最近、我らがカルディでも乾麺が売られていることに気づきました。 赤いパッケージは売り切れ続出を経て再販された「麻辣味」(全く知らなかった!)、そして緑のパッケージは「花椒オイスターソース味」で今年の新商品らしいです。

左が「麻辣味」、右が「花椒オイスター味」。
左から「麻辣味」、「花椒オイスターソース味」。どちらも449円。
これが「ビャン」!
これが「ビャン」!


というわけで、もちろんどちらも試します。ひもかわうどんを常備しているので、ペラペラの太麺が鍋を踊るさまは見慣れているのですが、赤いほうのパッケージ裏を見てみると、いつもお世話になっている花山うどん製(「鬼ひも川」、めっちゃ食べてます)。これは間違いない、と食べる前から勝手に太鼓判。

麺を茹でている間に冷蔵庫の野菜とチルドの角煮を準備し、ざざっとタレを絡めていざ試食! 麺はいずれもツルツルしつつも弾力があり、麻辣味は私の知る麻辣とは少し異なり、坦々麺のスープやゴマだれに近い印象。ゴマすっぱい風味でした。花椒オイスターソース味は、少しピリリとしながらも甘みとコクを感じる複雑な味で、カルディのビャンビャン麺に赤と緑の戦いがあるとしたら、私は緑チームかな、と。

なんたる凡ミス! 野菜の量を間違えて麺が見えない……。ですが、時間との戦い(だんだん麺がくっついていってしまう)なのでもうこのままで。左上の茶色っぽいのがビャンビャン麺です。
なんたる凡ミス! 野菜の量を間違えて麺が見えない……。ですが、時間との戦い(だんだん麺がくっついていってしまう)なのでもうこのままで。左上の茶色っぽいのがビャンビャン麺です。


何種類か食べてみて、どれも味付けがけっこう違うので、本場の味ってどんな感じなんだろう、と気になってきました。子供が夏休みに突入し、各種麺類を欠かさないよう気を付けている我が家。暑い日にはさっぱりとそうめんや冷麺もいいけれど、ピリ辛味と酸味が食欲をそそり、腹もちも抜群なビャンビャン麺もおすすめします!

エディターMATSUEプロフィール画像
エディターMATSUE

モードとカルチャーの狭間で15年。音楽と鉱石とフレンチフライから逃れられません。

記事一覧を見る