大型連休が明けて、思いっきり現実に引き戻されています。日常にちょっとした“非日常”を取り入れるにはどうしたらいい?とAIに相談したところ、利き手を封印して脳を刺激せよとか、スマホを置いてデジタルデトックスせよとか、いろいろ提案してくれたのですが、いずれも業務に支障をきたしそうなので、香りの力を借りるのがベストだと思い至りました。それで、たどり着いたのがArpa(アルパ)の香水です。

2026.05.14

Arpaの香水は、香りの枠を超えた芸術品です

大型連休が明けて、思いっきり現実に引き戻されています。日常にちょっとした“非日常”を取り入れるにはどうしたらいい?とAIに相談したところ、利き手を封印して脳を刺激せよとか、スマホを置いてデジタルデトックスせよとか、いろいろ提案してくれたのですが、いずれも業務に支障をきたしそうなので、香りの力を借りるのがベストだと思い至りました。それで、たどり着いたのがArpa(アルパ)の香水です。

INDEX

イソップの香水を手がけたバーナベ・フィリオンさんによる感覚探求ラボラトリー

arpaのオードパルファム「RECEDERE」60ml

昨年末に、京都・祇園にある総合芸術空間「T.T」で限定販売されていたのが出合いのきっかけ。イソップで調香を手がけていたバーナベ・フィリオンさんが2020年に始動しました。Arpaは、あえてフレグランスブランドとは謳われておらず、五感を探求するラボラトリーと呼ばれています。というのも、Arpaの作品は単なる香水ではなく、香りを起点に風景や音楽、素材のテクスチャーなどの記憶を呼び起こす“共感覚的な芸術”として位置づけられているからです。

目を閉じれば静寂の森の中。没入感のある嗅覚体験

arpaのオードパルファム「RECEDERE」の使用風景

私が愛用しているのは「RECEDERE(レチェデレ)」というオードパルファム。公式サイトの商品ページには、ブリュッセルの森一面に咲く青いヒヤシンスのかすかな動きに想を得たと記されています。

トップに広がるのは、リコリス(甘草)とプルヌス・ムメ(梅)の甘やかな香り。続いて、スパイシーで古めかしい樹脂とフローラルなネロリが溶け合い、ラストはシダーや苔のウッディな静けさに包まれます。連想するのは、まだ夜が明ける前の霧が立ち込める静寂の森。湿度のある爽やかさが人肌になじみ、親密な余韻が漂います。

置くだけで絵になる、端正な専用ガラスボトル

arpaのオードパルファム「RECEDERE」の専用ガラスボトルと漏斗、レフィルボトル

香りはもとより、さらに引き込まれるのが専用ガラスボトルの美しさ。イーストロンドンを拠点とするガラス作家のヨッヘン・ホルツさんによるデザインです。さながら、オブジェのような佇まい。透明感のあるマルチカラーの色付けにも惚れ惚れします。光を透過すると色彩の影が落ちる様子も素敵で、気がつくと仕事の手を止めて眺めてしまっています。

漏斗をガラスボトルの口に差し込み、液を注ぎ入れる

リフィル液を注ぎ入れるときは、付属のガラス漏斗を使います。ガラススティックの先端を液に浸して手首や首筋につけると、ひんやりと心地いい。ワンプッシュで終わらないひと手間が、毎日のちょっとしたリチュアルになっています。

ケースはなんと石鹸。しかも、とってもいい香り

arpaのオードパルファム「RECEDERE」のガラスボトルが入っていたグリセリンケース

サプライジングだったのは、ガラスボトルがグリセリンケース(つまり固形石鹸)の中に収められていたこと。フィリオンさんと、メキシコシティを拠点とするデザイナー、ブライアン・ソリーンさんによって制作されたもので、斬新な発想とこだわりに感嘆しました。

ガラスボトルが入っていたグリセリンケースの内側。ボトルの形に

しかも、このケース自体も清々しい香りがするんですよ。「香りはあらゆるものに存在します」というフィリオンさんのやさしい声が、心の中でこだましました。ソープとして使うのはもったいないので、部屋に飾って香りや形の変化を楽しんでいます。

嗅覚、視覚、触覚とあらゆる感覚に訴えかけるArpaのフレグランスは、名実ともに香りの枠を超えた芸術品です。もうすぐ梅雨が始まると思うと憂鬱ですが、好きな香りをまとって、うまく心のスイッチを切り替えていきたいです。

今回紹介した商品はこちら!
オードパルファム「RECEDERE」

商品名

オードパルファム「RECEDERE」

ブランド

Arpa

価格

¥57,523 ※311ユーロを日本円に換算した価格(2026年5月14日時点)

エディターHAYASHIプロフィール画像
エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。