「神はディテールに宿る」とは、建築家ミース・ファン・デル・ローエの名言であり、私のモットーとして重んじている格言の一つです。夏が近づくにつれ、肘や膝などの関節、指先、足先などの細部へのケアが重要になってきます。そんな時、フェイシャルとフットケアを同時に行う【ザ・リッツ・カールトン東京】のスパメニュー「パーフェクト シナジー（60分）￥43,065」がとにかくスゴイとおすすめされました。さてさて、何がスゴイのか。
今夏の開運アクションである「整う」をテーマにしたこちらの特集の影響もあり、久しぶりにホテルのスパへエスケープすることにしました。
トリートメント前には、サウナを堪能。ホットタブから見渡す眺望は素晴らしく、まるで都心を脱出したかのような気分になります。心地よさに包まれ、日常の緊張感、わだかまりやつっかかりが解けていき、リラックスムードに没入です。
フットケアでは、フランスの「ペディ：マニ：キュア スタジオ バイ バスティアン・ゴンザレス」のメソッドが採用されています。世界的なポディアトリスト（足の専門家）であるバスティアン・ゴンザレスによる、オリジナルトリートメントは、美容的観点に加え医療的なアプローチ。ウオノメ、タコ、巻き爪など、足のトラブルがあれば、専用のツールでケアしてくれます。今のところ、この施術を日本で受けられるのは現状、ザ・リッツ・カールトンスパ東京だけだとか。施術後は、足裏はつるんと滑らかに、爪はふっくらと潤い、かかとや足の甲の皮膚はハリを戻していました。それから約2週間が経ちますが、今も美しい状態が続いています。
施術をしてくれたブノワさんは、フランスで足病学の国家資格を取得した足医学のスペシャリスト。角質や乾燥した皮膚、甘皮やささくれを除去しますが痛みは全くありません。
毎年、サンダルの季節になるとペディキュアを施すのですが、今回は素爪の美しさに惹かれて、そのままにしています。足元がきれいになると、自然と自信が湧き、姿勢も良くなるように感じます。美しさと健康は、足元から始まるのかもしれませんね。この体験は、間違いなく投資する価値があります！
フットケアと同時に行うフェイシャルトリートメントは、イギリスのスパブランドESPA（エスパ）のプロダクトを使用します。まずは、回転ブラシで毛穴の汚れを徹底的に除去するクレンジング。その後、スチームでの保湿タイム。ハンドマッサージの後、潤いたっぷりのマスクで肌を整えてくれます。施術後の肌は、ピン！としたハリと艶が復活していました。この肌ツヤならホテルのある六本木だって、すっぴんでも自信をもって歩けそうです！
トリートメントルームがある46階からの眺めもリラクゼーションのひとつです。施術が終わったのは、ちょうど夕暮れ時。空は美しいグラデーションを描き始めていました。
食べること、カラダを動かすこと、旅することが大好物のアクティブ派。その反動か、ワードローブは甘め嗜好。花柄アイテム＆ワンピースがクローゼットを占拠しています。
