ブラッド・ピットとの子を望んでいたジェニファー・アニストン、体外受精も試みた妊活の苦労を激白

子どもをもたない理由について、さまざまな憶測が飛び交っていた俳優ジェニファー・アニストン（53）。このたび表紙を飾った米誌『Allure』最新号のインタビューで、体外受精を試したことをはじめ、妊娠のために大変な努力をしていた時期があることを明かした。

元夫ブラッド・ピット（58）との間にも、同じくジャスティン・セロー（51）との間にも子どもがいないことについて、さまざまな噂や憶測が流れていた俳優ジェニファー・アニストン（53）。

このほど大胆なビキニトップ姿で表紙を飾った米誌『Allure』最新号のインタビューで、体外受精にトライした経験などを初めて告白。「子どもよりキャリアを選んだ」といったメディアの心ない報道を一蹴し、大きな話題となっている。

全世界で爆発的大ヒットを記録したTVドラマ『フレンズ』のレイチェル役でブレイクし、ジェンの愛称で親しまれてきたアメリカの国民的スター、ジェニファー。

私生活では2000年に結婚したブラッドとハリウッドいちの人気夫婦といわれるも、36歳の時に離婚。46歳の時にジャスティンと再婚し、約３年で離婚している。

私生活について多くを語らないことで知られる彼女は、結婚のたびに妊娠が噂になり、「子どもよりも仕事を選んだ」ことが離婚の原因とされ、「自分勝手だ」と書きたてられてきた。

今回の『Allure』のインタビューで、「30代後半から40代にかけては、本当に大変な経験をした。もしその経験がなかったら、本来あるべき自分にはなれなかったとも思う。だから最悪だったことすべてに感謝している」と振り返ったジェニファー。

「困難な時期を乗り越え、再び光の中に戻ってきたように感じている」という彼女は、初めて「数年前のある時期に、妊娠するための努力していた」ことを明かしている。

「私にとって子作りはチャレンジングな道のりだった」と話し、それは「誰も知らないこと」だったという。「何年も、何年も、何年も憶測ばかりで、本当に辛かった。体外受精を試みたり、中国茶を飲んだり、すべてを投げ出して何でもやった。もし誰かが“自分のために、卵子を凍結して”と私に言ってくれていたら、何だってあげたと思う。（当時は）そんなことは考えなかった。だから今の私がいる」と語った。

結果として子どもをもつに至らなかったことに、「後悔はゼロ」と明言。「実際、私はちょっとほっとしている。だって、『できるかな？ たぶん、たぶん、たぶん』。もうそんなことを考える必要がないから」。

これまでさまざまなメディアで、「ジェニファーは子どもを作らない」という見出しが躍ってきたことに対し、「彼女はわがままなだけ」、「自分のキャリアにしか興味がない」と言われてきたことは苦痛だったと打ち明けたジェニファー。

「神は成功している女性を許さないから子どもはもたない。だから夫は私を捨てた」という話も、「結婚生活を終わらせたのは、私が子どもを産んであげないから」という話も「全くの嘘」だと主張した。

「体外受精についての話は長い間、大事に守りながら過ごしてきた。だって自分の中だけに留めておけることは、とても少ないから」と胸の内を明かし、公表した理由を「世間が真実ではない話を作り出すので、真実を話したほうがいいのかもしれない」と説明。その結果、今の心境をこう表現した。「冬眠から目覚めたような気分。もう隠すことは何もないから」。

そんなジェニファーは、元夫のブラッドともジャスティンとも友好的な関係を続けていることで知られている。今回のインタビューでも、先日ジャスティンが自宅の裏庭にあるコテージにやってきたというエピソードを披露。

そこはジャスティンの元仕事場で、彼好みのダークなインテリアだったのを、離婚後ジェニファーが全部引き剥がして明るく改装したそう。「（それを見た）ジャスティンは、一体何をしたんだ？という感じだったので、私は言ったの。『光を取り戻してあげたよ、相棒』って」。

二人はInstagramを相互フォローしており、今回のインタビュー記事についてのジェニファーの投稿にも、ジャスティンはすかさず反応。握りこぶしとハートの絵文字を残し、それに2,500を超える「いいね！」がついている（2022年11月10日現在）。

現在、Apple TV＋オリジナルドラマ『ザ・モーニングショー』シーズン３の配信が控えているジェニファー。このドラマは、“ラブコメの女王”と呼ばれてきた彼女が、男性優位のTV業界で戦うキャリア女性というシリアスな役柄に挑んでいることでも話題を呼んでいる。

子どもを持たない真の理由を明かした今、女性の幸せや生き方の多様性を示すロールモデルとして、彼女が今後どんな活躍を見せるのかに注目したい。