「あの夜、僕は自分自身を見失った」。ウィル・スミス、平手打ち事件後はじめてのレッドカーペットに復帰

世間を騒がせた「平手打ち事件」から約8カ月間、表舞台から遠ざかっていたウィル・スミス(54)がレッドカーペットに。家族と一緒に登場し、久しぶりの笑顔を見せた。

2022年3月に行われたアカデミー賞授賞式でクリス・ロック(57)を平手打ちし、表舞台を去っていた俳優のウィル・スミス(54)が、約8カ月ぶりに公の場に姿を現した。

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今回ウィルが出席したのは、自身が主演を務めるApple TV+の新作映画『Emancipation(原題)』のプレミアイベント。

マロンカラーのスーツに身を包んだウィルは、妻のジェイダ・ピンケット・スミス(51)、息子のトレイ(30)、ジェイデン(24)、娘のウィロー(22)と共に登場。

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妻のジェイダもボリューム感あるトレーンとラインストーンが特徴的なゴージャスなドレスに身を包み、その美しさで会場を魅了。会場では終始、満面の笑みを浮かべていたウィル。ジェイダとは腕を組んだり、ジェイダの頭にキスをするなど、夫婦仲の良さもキャッチされた。

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プレミアイベントに先立ち、ウィルはアメリカの人気司会者トレバー・ノア(38)のトーク番組に出演して、平手打ち事件の真相を告白。「恐ろしい夜だった。複雑だけど、結局、僕は自分自身を見失ったってことだ」と自らの過失を認めた。

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「他の人に何が起きているのかなんて、誰にも分からない。ここにいる観客のみんなもそうだろう。中には、先週母を亡くした人がいるかもしれないし、病気の子どもを抱える人、失業したばかりの人がいるかもしれない」「あの夜、僕は難しい問題に直面していた。自分の行動を正当化するわけではないが、いろいろな問題があった。あの瞬間、それらが沸々と湧き起こってしまったんだ」と語り、その問題が何かは明かさなかったものの、当時に置かれていた状況が原因であったことを説明。

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表舞台から去っていた期間で一番大変だったのは、「自分が人間であることを許す」ことだと言ったウィル。

「僕はいつもスーパーマンでありたいと思っていた。だけど謙虚になって、自分は欠点のある人間だということを認めなくてはいけなかった。それでも、まだ外の世界に出て、自分が満足する形で貢献する機会があると思っている。そしてそれが誰かの助けになると嬉しい」と今後の希望も語った。

平手打ち事件後は全ての仕事が白紙となってしまったウィル。『Emancipation』も一旦は公開が見送られたものの、無事、年内に公開されることに。しかし彼が暴力を働いたことに対してはいまだ批判の声が多く、今回の復帰も「早すぎる」との声が多数上がっている。

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