神経疾患を発症したセリーヌ・ディオンの病状を実姉が明かす。「まだ効く薬が見つからないけど、希望を持っている」

スティッフパーソン症候群と闘うシンガーのセリーヌ・ディオン(55)の病状を実姉のクローデット・ディオン(74)が明かしている。

2022年12月、スティッフパーソン症候群と診断されたことを明かしていたシンガーのセリーヌ・ディオン(55)。スティッフパーソン症候群は、身体の筋肉が硬直して痙攣を起こし、頻繁に転倒する可能性がある神経疾患。はっきりとしたデータはまだないものの、100万人に1人の割合で発症するといわれている。

セリーヌ・ディオン
Photo:Getty Images

セリーヌの実の姉であるクローデット・ディオン(74)がカナダのタブロイド紙『Le Journal de Montréal』のインタビューに応じ、セリーヌの病状を報告した。

今回明かされたのは、セリーヌが治療法を見つけるのに苦労しているということ。スティッフパーソン症候群の分野においてトップの研究者たちがセリーヌを診断しているものの、まだ特効薬は見つかっていないという。

クローデットは「セリーヌは、この稀な病気の分野における一流の研究者たちの話を聴いている。効く薬は見つかっていないけれど、希望を持つことは大切」と前向きな心境を明かし、さらにセリーヌの姉のひとりが彼女の世話をするためにセリーヌの家に引っ越すなどサポートしているとも話した。

セリーヌ・ディオン
現在も闘病しているセリーヌ Photo:Getty Images

さらにクローデットは、セリーヌに今できることは休養だとコメント。「正直なところ、彼女には休養が必要だと思う。彼女は常に高みを目指し、ベストでいられるように、そして自分のなかの闘いでトップであろうとする。でもある時、心と身体が(セリーヌに)なにかを伝えようとしたのだと思う」と語っている。

セリーヌ・ディオン
今年5月にワールドツアーの日程をキャンセルしたセリーヌ Photo:Getty Images

スティッフパーソン症候群と診断されたセリーヌは2023年5月、予定されていたワールドツアーの残りの公演をすべてキャンセルすることを余儀なくされた。

自身がスティッフパーソン症候群を患っていることを公表した昨年12月には、「時には歩くことが困難になり、以前のように声帯を使って歌うことができない状態」と、病気が生活やパフォーマンスに影響を与えていると告白。「現在は治療に集中するしかないけれど、回復への道をたどっているという希望を持っている」と話していた。

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