【2026年ドラマBEST10】上半期は韓ドラ豊作、中国ドラマ人気も加速し、ジャン・リンホー旋風も! 心を揺さぶった名作ドラマ10選

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2026年上半期も韓国ドラマ界、ときめいたり、涙を流したり、感情を揺さぶるロマンス、ラブコメが豊作でした。そんな中でも、社会派サスペンスから斬新なコメディまで話題作が続々と登場。一方で、中国ドラマ人気もさらに拡大し、美しいビジュアルと確かな演技力を武器にジャン・リンホー(張凌赫)がドラマファンの心を鷲掴み、沼落ちする視聴者が続出。本特集では、そんな上半期を彩った話題作の中から、SPURドラマ班が心を揺さぶられた10本を厳選。沼落ち必至の名作から、もっと語られるべき秀作まで、今こそ観ておきたいドラマをランキング形式でお届け。
(本記事では、2025年12月以降に配信されたドラマ、そして7月20日(月)時点で最終話の放送・日本での配信を迎えている、または放送予定だったドラマから選んでいます)。

1位/ユミの細胞たち シーズン3

『ユミの細胞たち』2026年上半期おすすめ韓国ドラマ 場面写真

『ユミの細胞たち』シーズン3 ディズニープラス スターで見放題独占配信中 (c) 2026 TVING Co., Ltd & Studio Dragon All Rights Reserved

『ユミの細胞たち』シーズン3もついに完結。4年ぶりに帰ってきた大人気シリーズは、平凡な主人公ユミ(キム・ゴウン)の恋愛や人生を、脳内で働く“細胞たち”の世界とともに描く唯一無二のラブストーリーです。派手な事件は起きないのに、驚くほど心に刺さる。私もシーズン1、2をユミと一緒に泣き笑いしながら見守ってきました。

不器用だけれど誠実なク・ウン(アン・ボヒョン)、優しく甘いユ・バビ(ジニョン)。忘れ難い恋を経て、完結編となるシーズン3でユミの前に現れるのがシン・スンロク(キム・ジェウォン)です。売れっ子作家となったユミの担当PDで、仕事は有能ながら感情表現はかなり省エネ。何を考えているのかわからず、時にユミをイラッとさせるのですが、彼の魅力はまさにその“不器用さ”にあります。

言葉で巧みに好意を伝えるタイプではない。それでもユミが困っている時にはさりげなく手を差し伸べ、彼女の夢や挑戦を誰よりも尊重する。気づけば、派手なアプローチよりもずっと深くユミを見つめているのです。そして、滅多に見せない笑顔がとにかく破壊力抜群。そのギャップにユミだけでなく視聴者まで心を奪われてしまうのでした。

恋から遠ざかっていたユミの脳内では眠っていた細胞たちが次々と目を覚まし、見ているこちらも「また恋をしたくなる」気持ちに。ウンともバビとも違う、大人になったユミが最後にたどり着いた恋の相手として、スンロクは実に魅力的でした。気づけば私もすっかりスンロク派。今は一人ソジュ片手に“ユミ・ロス”と“スンロク・ロス”を噛み締めているところです。



2位/逐玉【時代劇✖️ロマンス】

Netflix『逐玉』 2026年上半期おすすめ韓国ドラマ 

Netfli『逐玉』配信中

近年人気が高まる中国ドラマの中でも、今まさに大ブレイク中なのがこのロマンス時代劇。唐や宋を思わせる架空の王朝・大胤を舞台に、偽装結婚から始まる壮大な愛と陰謀の物語が描かれます。

物語は、両親を亡くし幼い妹と懸命に生きる樊長玉(ファン・チャンユー/田曦薇)が、雪の中で瀕死の男を救うところから始まります。その男の正体は、身分を隠した将軍・謝征(シエ・ジョン/張凌赫)。家督を守るため婿が必要な長玉と、ある事件の真相を探るため潜伏したい謝征の思惑が一致し、二人は偽装結婚をすることに。

貧困、戦乱、陰謀、権力争いと次々に襲い来る試練を乗り越えながら、少しずつ心を通わせていく二人の恋は圧巻。「好きになるしかない」と思わせる説得力に満ち、ロマンス好きなら夢中になること間違いなしです。雪景色や衣装、たなびく黒髪まで美しく映し出す映像美も見どころ。

なかでも抗えない魅力を放つのが謝征。張凌赫の190センチの長身と端正な容姿はもちろん、知性と気品、そして孤独をまとった佇まいが圧倒的です。長玉に戸惑いながらも惹かれていく繊細な表情、一途で切ない眼差し、戦場での凛々しい武将姿の破壊力は抜群。全40話、村から戦場、朝廷へと舞台を広げながら展開するロマンスとサスペンスに、一気見必至の傑作です。

3位/誰だって無価値な自分と闘っている【ロマンス×ヒューマン】

Netflix韓ドラ 『誰だって無価値な自分と闘っている』場面写真  2026年上半期おすすめ韓国ドラマ

Netflixシリーズ 『誰だって無価値な自分と闘っている』 独占配信中

 『マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜』『私の解放日誌』の脚本家パク・ヘヨンによる新作。早くも2026年を代表する傑作との呼び声も高く、今回もまた、人の心の奥に静かに届く物語を紡ぎ出しています。

主人公は、映画監督を目指して20年経ってもデビューできないドンマン(ク・ギョファン)。夢を叶えた仲間たちへの劣等感を抱えながら暮らす彼は、仲間の作品を容赦なく酷評し、その毒舌ぶりで疎まれています。しかし、その言葉は痛いほど本質を突いており、成功した者たちが抱える挫折や空虚さをあぶり出していきます。

本作の魅力は、饒舌な会話の数々。「人間は感情の塊でできている」「愛は感情を表す単語ではない」といったセリフは、言葉遊びのようでいて、不思議なほど心に残ります。

そんなドンマンの前に現れるのが、心に傷を抱えた映画会社PDのウナ(コ・ユンジョン)。欠落感や孤独を抱える二人が出会い、自分自身とどう向き合っていくのかが丁寧に描かれます。さらに、スランプに苦しむ人気監督ギョンセ(オ・ジョンセ)をはじめ、詩人の夢を諦めきれない兄、現実に縛られる俳優など、脇役たちも実に魅力的。誰もが欠点だらけなのに愛おしく、それぞれの人生に思わず自分を重ねてしまいます。セリフの一つひとつを噛み締めながら味わいたい、大人のための群像劇です。

4位/鉄槌教師【学園アクション】

Netflix韓ドラ『素晴らしき新世界』の場面写真 

Netflixシリーズ「鉄槌教師」独占配信中

差別に暴力、パワハラ、モラハラ、そして麻薬などの未成年犯罪……。現代の教育現場が抱える問題はかなり深刻です。それをさらに複雑にしているのが昨今のコンプライアンス。とはいえ今の世の中、たとえ法律に訴えようとも、真っ当な生徒や教師ほど泣きを見がちな現状を解決するのは至難の業。そこに鉄槌を下していくのが本作です。

主人公は架空の国家機関「強権保護局」のメンバーたち。悪が蔓延する学園に派遣された彼らが、悪徳学生や教師、親たちを懲らしめながら、一筋縄ではいかない問題を次々と解決していきます。

面白いのは、強権保護局が“悪”を懲らしめるためなら暴力だって特権として認められていること。だから、相手が生徒でもパシンパシンと平手打ちして制御してしまう。そこが痛快。監督は『未成年裁判』のホン・ジョンチャン。社会問題にメスを入れつつも、ほどよいコメディ仕立てで、スカッと爽快なエンタメとして楽しめるのも良き。

これまで脇役の印象が強かった主演のキム・ムヨルも大きな発見。「演技派だけど、どちらかといえば地味?」と思っていたけれど、すみません、私が間違っておりました。彼の芯のある格好良さを再認識です。

5位/『最後列からの声』【心理サスペンス・ビューマン】

Netflix韓ド『最後列からの声』の場面写真 2026年上半期おすすめ韓国ドラマ

Netflixシリーズ『最後列からの声』独占配信中

スペインの劇作家ファン・マヨルガの舞台劇『最後列の男』を現代の韓国を舞台にアレンジした傑作。主人公はチェ・ミンシク演じる大学教授ホ・ムノ。作家として挫折したコンプレックスを抱えているというのがこのドラマのキモですが、そんな彼が、いつも授業を最後列で受けている学生イ・ガンの文章に魅了されてしまったことから物語は思わぬ方向へ展開。キリキリするような心理サスペンスが繰り広げられます。

イ・ガンが書いているのは、憧れと嫉妬を抱く同級生の家族について。現実の映像と彼が書いた文章の世界が交錯し、映像ならではの衝撃的なカラクリも仕掛けられています。観ているうちに、これは事実なのか、どこまでが創作なのか、それともすべて妄想なのかと混乱させられること必至。

イ・ガンを演じるのは若手実力派のチェ・ヒョンウク。飄々として一物ありそうなイ・ガンに翻弄され、次第に常軌を逸していくムノ教授との、重鎮VS少年による凄まじい演技対決が見ものです。全6話、一気見必至。

6位/伝説のキッチン・ソルジャー【ミリタリー✖️ファンタジー✖️コメディ】

『伝説のキッチン・ソルジャー』の場面写真 2026年下半期おすすめ韓国ドラマ

『伝説のキッチン・ソルジャー』ディズニープラス スターで見放題全話独占配信中
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韓国の軍隊を舞台に繰り広げられるのは、なんと“食”事情。料理もできない新米兵士のソンジェ(パク・ジフン)が炊事兵に配属となり、妄想なのかファンタジーなのか、目の前に現れるゲームのクエストを一つずつクリアしながら料理の腕を磨き、さまざまな軍の問題を解決していく物語です。なのだけど、とにかく第1話から思わず大爆笑。ユン・ギョンホ、イ・サンジンほか実力派俳優陣の技ありコメディセンスが随所で炸裂します。

なかでも私的には、ソンジェの相棒となるユン・ドンヒョン兵長を演じるイ・ホンネに釘付け。これまで悪役で高い評価を得てきた俳優ですが、抜けた演技も最高で、めちゃ惚れました。パク・ジフンとのキュートなブロマンスぶりも微笑ましい。

もちろん食欲をそそる料理の数々も魅力で、それを一口食べた途端に映し出される脳内イメージ映像は、『暴君のシェフ』以上にハッピーなぶっ飛び感。めちゃ笑えます。さらに家庭料理に応用できそうな技も色々と登場。私的には、わかめスープを作るときは今度から絶対エゴマパウダーを入れようと心に決めた次第です。

7位/愛の光【ラブロマンス】

Netflixシリーズ『愛の光』の場面写真 2026年上半期おすすめ韓国ドラマ

Netflixシリーズ『愛の光』独占配信中

両親を事故で亡くしたテソ(パク・ジニョン)と、鬱病の父を抱えるウナ(キム・ミンジュ)。とある田舎町を舞台に、そんな二人の高校生が出会うところから物語は始まります。互いに必然のように惹かれ合いながらも、人生の選択の違いから別れてしまう二人。そして10年後、再会した彼らのロマンスが再び動き出します。

演出は『その年、私たちは』のキム・ユンジン。きらめく青春の刹那を映し出すのを得意とする監督だけに、その描写が美しすぎて1話から涙。鄙びた田園風景や、二人が心を通わせていく学校の図書館など、日差しや木の温もり、風や空気の匂いまで伝わってくるよう。それだけに映像の中で静かに紡がれる何気ない会話の奥に、それぞれの哀しみが詰まっていることが、観進めるほどに胸に迫ります。

別れていた10年の間、二人はまったく違う人生を歩んできたわけで、それが再び溶け合うことは果たして可能なのか。主演のジニョンとキム・ミンジュはともにアイドルグループ出身。静のジニョンと動のミンジュという異なる個性が溶け合うケミも絶妙で、鮮烈に心に染み入ります。

8位/素晴らしき新世界【ロマンスコメディ】

Netflixシリーズ 『素晴らしき新世界』

Netflixシリーズ 『素晴らしき新世界 -俺と世界の絶望-』 独占配信中

『素晴らしき新世界』がついに最終回。今ごろ“セゲ・ロス”に陥っている人も多いのではないでしょうか。本作でチャイル財閥3世チャ・セゲを演じたホ・ナムジュンは、『Sweet Home』『その電話が鳴るとき』など話題作に出演してきた遅咲きの実力派。本作でついに世界的ブレイクを果たしました。

物語は、朝鮮王朝の側室カン禧嬪(イム・ジヨン)が処刑された直後、現代の売れない俳優シン・ソリとして目覚めるところから始まります。右も左もわからない新世界で懸命に生きようとするソリは健気で痛快。一方、彼女と出会うのが“資本主義の怪物”と呼ばれる財閥御曹司セゲです。

クールで完璧に見えながら、実は情に厚く不器用なセゲは、ソリに振り回されるうちに少しずつ心を開いていきます。その姿はまるで大型犬のように愛らしく、気づけば視聴者も夢中に。ホ・ナムジュンは繊細な表情演技で、セゲの孤独と優しさを見事に表現しています。

さらに二人を結ぶ朝鮮時代からの因縁や、財閥を巡る陰謀が絡み合い、時空を超えたサスペンスも展開。ラスト2話には胸を締めつける切ない展開が待ち受け、最後まで目が離せません。主人公だけでなく相手役の魅力も最大限に引き出すイム・ジヨンの存在感にも唸らされる、今年屈指のロマンス作品です。

9位/スプリング・フィーバー【ロマンティックコメディ】

2026年上半期おすすめ韓国ドラマ『スプリング・フィーバー』の場面写真 

『スプリング・フィーバー』Prime Videoで全話独占配信 © 2025 CJ ENM STUDIOS Co. Ltd & CJ ENM Co.Ltd All Rights Reserved.

正直、このドラマを客観的に評価できる自信がありません。なぜなら私、大のアン・ボヒョン推し。彼が演じるジェギュがすでに愛おしくて、画面から目が離せないのです。とはいえ、ボヒョンは“人柄人気”の俳優と思われがちですが、よく見れば悪役、コメディ、ロマンスまで自在にこなし、作品ごとにまったく違う顔を見せる実力派。本作でもその魅力が全開です。

ジェギュは刈り上げ頭にタトゥー、屈強な体格と強面の持ち主。町ではトラブルメーカー扱いされているものの、実は誰よりも情に厚く優しい青年です。そんな彼が恋に落ちる相手が、イ・ジュビン演じる教師ユン・ボム。ある事情から心を閉ざし、「笑わない、楽しめない」日々を送る彼女は、ジェギュが溺愛する甥の担任として町にやってきます。

傷を抱えたボムが、一直線に思いをぶつけるジェギュに振り回されながら少しずつ心を開いていく過程は、見ているこちらまで温かな気持ちに。ボヒョンとジュビンの柔らかなケミも抜群で、毎回癒やされています。

さらに、チャ・ソウォン演じるライバルとの三角関係や、ジェギュの甥が織りなすサブロマンスも見どころ。特に甥役のチョ・ジュンヨンは次世代スターの予感たっぷりです。笑ってときめいて癒やされる一作です。

10位/21世紀大使夫人【ロマンティックコメディ】

『21世紀の大君夫人』 2026年上半期おすすめ韓国ドラマ

『21世紀の大君夫人』ディズニープラス スターにて全話独占配信中 (C) 2026. MBC. All Rights reserved.

ついに始まった話題作。『ソンジェ背負って走れ』でトップスターとなったビョン・ウソクと、『おつかれさま』で圧倒的な演技を見せたIUの共演だけでも期待値は十分でしたが、4話時点ですでにその期待を上回る面白さです。

舞台は「もし現代の韓国に王室が存在していたら」という架空の世界。ビョン・ウソク演じるイ・アン大君は、王の次男として生まれたがゆえに王になれない運命を背負った人物です。何も望んではならない抑圧の中で生きてきた彼は、幼い王を支えながらも複雑な感情を抱えています。

一方、IU演じる財閥家の令嬢ソン・ヒジュは、優れた経営能力を持ちながら婚外子であることを理由に後継者として認められず、強い野心を胸に秘めています。そんな孤独を抱えた二人が、それぞれの運命を変えるため契約結婚を画策し、ロマンスが動き出します。

何より魅力的なのは主演二人のケミストリー。IUは凛々しさと愛らしさを自在に行き来し、ウソクは憂いを帯びた眼差しでイ・アンの内面を繊細に表現します。さらに総理との三角関係や王室を巡る権力闘争も絡み、物語はますます加速。現代劇でありながら朝鮮王朝時代劇の趣も感じさせる独特の世界観に、一気に引き込まれます。緻密な脚本、美しい映像、魅力的なキャラクターがそろった、今後の展開から目が離せない一本です。

【韓国ドラマ ナビゲーター】
さすらいのライター 山崎敦子
『最高の愛 〜恋はドゥグンドゥグン〜』より韓国ドラマに魅せられ、日々最新ドラマをリサーチするさすらいのライター。さまざまなジャンルを渡り歩き、今では美容記事に携わること多し。サバイバルオーディションも大好物で、今の推しはENHYPEN。推しの俳優は絞りきれないほど多数。エクラwebでも韓流連載執筆中。