2018.10.11

一日で満喫する、乙女さんぽ

「博多はどこかのんびりしつつ刺激もある、大好きな街」と葵さん。夕暮れ時に向かったのは最旬の屋台「テラスとミコー」。「ソーセージにタンドリーチキンや福岡県産の野菜の鉄串焼き、自家製のコーディアルワインもどれも好みの味。はぁ幸せです」

ツィードアウター￥425,000・ドレス￥323,000・ソックス￥25,000・ブーツ￥120,000（すべて予定価格）／ミュウミュウクライアントサービス（ミュウミュウ）

観て、食べて、買って。コンパクトゆえに一日ですべてかなうのがこの街の醍醐味。いいとこどりして葵さんとぐるぐるパトロール！

01papparayray（パッパライライ）でブランチ

気持ちをゆるめる、洒落た古民家カフェ

古民家の魅力を活かした、風通しのいいカフェ。窓の外に緑が広がる空間で味わえるのは、季節感を大切にした華やかなサラダやサンドイッチ、そしてスイーツ。「大好きなアボカドが主役のサラダは、見た目もきれい！自家製のジンジャーエール（￥700※税込み）もぴりっと辛くておいしいです」と葵さん。オーナーシェフ・山西理恵さんの洒落たセンスがそこここに光る。

1　大きなガラス扉から光がさんさんと降り注ぐ
2　約10種の野菜を使った「パッパライライサラダC」￥1,600（税込み）
3　隠れ家店が多い赤坂エリア

DATA

福岡市中央区赤坂2の2の22
092-406-9361
営業時間：11時30分〜18時
定休日：木・金曜

ブラウス￥105,000・パンツ￥61,000・ブーツ￥77,000／イザベルマラン

02山響屋（やまびこや）でおみやげ探し

暮らしを彩るファニーなだるまがいっぱい

九州各地の郷土玩具や民芸品を扱う。特に力を注ぐのがだるまで、日本各地の個性あふれるそれらがずらりと並ぶ姿は圧巻。愛らしさとともに個々に文化やストーリーを感じさせる尊さも。絵師でもある店主の瀬川信太郎さんは、だるまに自作の絵つけをする活動も行なっており、注文すれば購入可。

4　猫抱っこだるま￥1,800
5　宮島張り子の起き上がり鳥￥2,500。さまざまな柄が揃う
6　だるまコレクション。その他、店主が描くものは1体￥15,000〜

DATA

福岡市中央区今泉2の1の55 やまさコーポ101
092-753-9402
営業時間：11時〜20時
不定休

03eel（イール）で家具を買う

「欲しい！」が必ずある、アンティーク家具の宝箱

博多は質がよく良心価格のインテリア店が多く、実はそのために足を運ぶ人も多い。その一軒が自分たちの手で丁寧にリペアしたアンティーク品を大量にストックする「イール」。ランプやミラーからソファやキャビネットといった大物家具まで、毎月ヨーロッパを中心に買いつけるアイテムが所狭しと並ぶ。葵さんも「ひとり暮らしを始めたので欲しい家具がいっぱい。小さなスツールを2個、衝動買いしました（笑）」。海沿いの東区エリアには巨大な倉庫を活かした店舗も。ウェブストアもあり。

7　2階スペース。フランス、イギリス、北欧の家具が中心。アイテムによっては都内の相場より3〜4割安いと評判
8　アングルポイズのデスクライト￥25,920（税込み）
9　アーコールのウインザー5バックチェア￥24,840（税込み）

DATA

福岡市中央区薬院1の7の12　1F・2F
092-406-8035
営業時間：11時〜19時
定休日：水曜

04テラスとミコーで乾杯！

進化する、モダンな屋台を発見

博多の屋台は中洲だけにあらず。天神に誕生したここは、有名店出身のオーナーが手がける多国籍料理店。できる限り地元の食材を用い、ハーブやスパイスを多彩にきかせることで、既成の概念を飛び越える画期的なメニューが生まれる。前菜から串焼き、ソーセージやステーキなどの主菜まで、ワインや自家製カクテルがすすむフードが充実。

10　右から「鉄串焼き3種セット」￥900、「糸島豚の手作りソーセージ」￥950、旬の果物で作る「自家製コーディアルワイン」￥700
11　場所は博多一の繁華街・天神エリア。ブルーの外観が目印

DATA

福岡市中央区渡辺通4 天神ロフト前
092-731-4917（春吉店）
営業時間：18時45分〜24時
定休日：日・月曜

05うどん和助で締めの一杯

博多名物の「ごぼううどん」が心身にしみる

うどんはラーメンと並ぶ博多のソウルフード。うどん研究集団・豊前裏打会の会員でもあるこの店の看板メニューは「ごぼううどん」（￥600）。羅⺽昆布・カツオ・サバでとった琥珀色のだし、熟成させた軟らかくもモチモチ感のあるうどん、そこに巨大なごぼうの天ぷらがのれば、個々のウマさがせめぎ合う。大名店のほか鳥飼店も。