スカーレット・ヨハンソンがアレックス・ダ・コルテによる【プラダ】のキャンペーン 「The Glass Age」に登場

スカーレット・ヨハンソンがベネズエラ系アメリカ人コンセプチュアルアーティスト、アレックス・ダ・コルテが手がける「プラダ ガレリア」のキャンペーンに登場。鮮やかで表情豊かな色彩が溢れるこのキャンペーンは、プラダとファインアーティストとの継続的な対話を進化させるべく企画されたものだ。

プラダの永遠のアイコン「プラダ ガレリア」ハンドバッグを賛美するキャンペーンに、スカーレット・ヨハンソンが登場。コンセプトやアートワークからディレクションまで手がけたのはベネズエラ系アメリカ人のコンセプチュアルアーティスト、アレックス・ダ・コルテだ。

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ダ・コルテとプラダとの関係は2020年にスタート。

ダ・コルテは1980年生まれ。現在、金沢21世紀美術館にてアジアの美術館では初の個展「アレックス・ダ・コルテ 新鮮な地獄」を開催中なので、その名前に聞き覚えのある人も少なくないだろう。彼とプラダの関係は、2020年11月から2021年1月にかけて上海のプラダ・ロンヅァイで展示された、プラダ財団の支援によりプラダが提供したサイトスペシフィックな介入作品「Rubber Pencil Devil」に始まった。

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ダ・コルテがファッションのキャンペーンを手がけるのは初めて。

「The Glass Age」と題されたこのキャンペーンは、プラダとファインアーティストとの継続的な対話を進化させるべく企画されたもの。今回起用されたダ・コルテは、動画、パフォーマンス、インスタレーション、絵画、立体芸術など多岐にわたるメディアを駆使した表現でポピュラーカルチャーをサンプリング、その本来の意味を解体し再構築する手法で高く評価されているアーティストだ。今回のキャンペーンは彼にとってはファッションの世界での初めての仕事となる。

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ヨハンソンの変幻自在ぶりはダ・コルテのこの作品でも存分に発揮されている。

また、作品に向き合うその細やかな姿勢や情熱、そして複数のペルソナやさまざまなアイデンティティ、理想を変容させ具現化させる天賦の才能が認められ、トニー賞およびBAFTA賞を受賞し、アカデミー賞にも2度ノミネートされたヨハンソン。彼女はダ・コルテによる、ポップとシュルレアリスム、ハイカルチャーとポピュラーカルチャー間における緊張感を生かした、幻想的で鮮やかな色彩が変化するのに合わせて、見事にその姿を変えてみせている。

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「The Glass Age」のキャンペーン動画はプラダのオフィシャルサイトでチェックを。

ヨハンソンが色彩を介して姿を変え、「私たちの愛にはレッドやイエロー、ブルーやグリーンが存在し、私たちの愛にはラベンダーカラーやブラウン、ゴールドカラーやグレーが存在する」と語るこの作品のように、「プラダ ガレリア」もそのアイコニックなシルエットをキャンバスに、カラーやパターンを常に探求している。「プラダ ガレリア」そのものが変容した世界を映し出すユニークな鏡としての役割を果たしているとも言えるのだ。

「The Glass Age」のキャンペーン動画は現在、プラダのオフィシャルサイトにて確認できる。


プラダ
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