レオナルドの傑作《美しきフェロニエール》が初来日! 「ルーヴル美術館展 ルネサンス」、国立新美術館でスタート

東京・六本木の国立新美術館では、ルーヴル美術館の膨大なルネサンス美術コレクションから選び抜かれた50点あまりの作品を紹介する「ルーヴル美術館展 ルネサンス」が、2026年12月13日(日)までの会期で開催中だ。15〜16世紀に欧州各地で隆盛を極めたルネサンス美術の真髄に触れる、またとない機会となりそうだ。

東京・六本木の国立新美術館では、ルーヴル美術館の膨大なコレクションの中から選び抜かれたルネサンス美術作品約50点を紹介する展覧会「ルーヴル美術館展 ルネサンス」を開催中。15〜16世紀にかけて欧州各地で隆盛を極めた芸術動向の本質をなす、いくつかの特徴に光を当てる内容は必見だ。

東京・六本木の国立新美術館では、ルーヴル美術館の膨大なルネサンス美術コレクションから選び抜かれた50点あまりの作品を紹介する「ルーヴル美術館展 ルネサンス」が、2026年12月13日(日)までの会期で開催中だ。15〜16世紀に欧州各地で隆盛を極めたルネサンス美術の真髄に触れる、またとない機会となりそうだ。

東京・六本木の国立新美術館では、ルーヴル美術館の膨大なコレクションの中から選び抜かれたルネサンス美術作品約50点を紹介する展覧会「ルーヴル美術館展 ルネサンス」を開催中。15〜16世紀にかけて欧州各地で隆盛を極めた芸術動向の本質をなす、いくつかの特徴に光を当てる内容は必見だ。

レオナルドの傑作《美しきフェロニエール》の画像_1

レオナルド・ダ・ヴィンチ《女性の肖像》、誤って付された別称《美しきフェロニエール》1490‒1497年頃 パリ、ルーヴル美術館 © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Michel Urtado

本展の最大の見どころは、今回初来日するレオナルド・ダ・ヴィンチの《女性の肖像》、通称《美しきフェロニエール》。レオナルドの真筆とされる絵画作品で現存するのはほぼ15点で、ルーヴル美術館にはそのうち5点が所蔵されているが、本作はそのうちの1つ。ルネサンス期の人々は、キリスト教が広まる前の、人間の主体性がより重視された古代ギリシア・ローマの文化に再び価値を見いだしたが、本作はそんな時代における肖像芸術の傑作といわれている。

レオナルドの傑作《美しきフェロニエール》の画像_2

ヴェネツィアの画家《ヴェネツィア共和国の使節団を迎えるダマスクス総督》1511年頃 パリ、ルーヴル美術館 Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Gabriel De Carvalho / distributed by AMF-DNPartcom

また本展では、ルネサンスを象徴するレオナルド・ダ・ヴィンチから導き出した、「旅」「技法の革新と洗練」「古代へのまなざし」「肖像芸術の隆盛」の4つのテーマに基づいて、絵画から彫刻、版画、素描、工芸まで、多彩な作品を紹介する。

レオナルドの傑作《美しきフェロニエール》の画像_3

エル・グレコ《アントニオ・デ・コバルビアス・イ・レイバ(1524‒1602年)の肖像》1597‒1600年頃 パリ、ルーヴル美術館 Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Mathieu Rabeau / distributed by AMF-DNPartcom

「旅」ではヨーロッパの人々が「旅」を通じて既知のものとは異なる世界を発見していった時代に、様式・技法の伝播を促した芸術家たちの国境を越えた移動に着目。高い版画技術を誇ったアルブレヒト・デューラー《サイ》や、旅と密接に結びついた人生を送ったエル・グレコ《アントニオ・デ・コバルビアス・イ・レイバ(1524-1602年)の肖像》などを展示。

レオナルドの傑作《美しきフェロニエール》の画像_4

ジェルマン・ピロンの工房《シャルル9世の騎馬像》1570‒1574年頃 パリ、ルーヴル美術館 Photo © Musée du Louvre, Dist. GrandPalaisRmn / Pierre Philibert / distributed by AMF-DNPartcom

「技法の革新と洗練」では、油彩や時計、版画などの技術革新が芸術の発展を支えたことに焦点を当てている。活版印刷や木版画・銅版画の普及により、版画は作品を広める媒体であると同時に独立した芸術となったことや、版画の図像がマヨリカ陶器やリモージュのエマイユ画にも取り入れられ、他分野へ大きな影響を与えたことなどを紹介。ベルナール・パリシーが開発した、実際の動植物から取った型を使う「田園風陶法」で作られた作品も展示する。

レオナルドの傑作《美しきフェロニエール》の画像_5

サンドロ・ボッティチェリ《5人の天使に囲まれる聖母子》1470年頃 Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Gabriel De Carvalho / distributed by AMF-DNPartcom

レオナルドの傑作《美しきフェロニエール》の画像_6

ルカス・クラーナハ(父)《三美神》1531年 パリ、ルーヴル美術館 Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Mathieu Rabeau / distributed by AMF-DNPartcom

「古代へのまなざし」では、古代ギリシア・ローマの文化を規範として再評価する動きから生まれた、古代神話のテキストとそれらに添えられた版画挿絵などから着想を得た絵画や彫刻などを紹介。また、古代遺跡が残るローマを訪れ、古代の図像や人体の造形表現を研究した芸術家たちによる作品も。「ロストワックス鋳造法」の復活によって生まれた多種多様なブロンズ作品にも注目を。古代彫刻の学習を反映したサンドロ・ボッティチェリ《5人の天使に囲まれる聖母子》や、ルカス・クラーナハ(父)《三美神》なども並ぶ。

レオナルドの傑作《美しきフェロニエール》の画像_7

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《フランソワ1世の肖像》1538年頃 パリ、ルーヴル美術館 Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Philippe Fuzeau / distributed by AMF-DNPartcom

そして「肖像芸術の隆盛」では、個人に対するまなざしの変容によって隆盛した肖像芸術を取り上げている。北方、特にフランドルの画家たちが発展させた、画面に対し人物を斜めに配する肖像形式「四分の三正面観」が、15世紀後半からイタリアに普及したこともあり、15〜16世紀にかけてヨーロッパ各地で隆盛を極めた肖像画。ここでは前出のレオナルド《女性の肖像》や、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ《フランソワ1世の肖像》などを見ることができる。

レオナルドの傑作《美しきフェロニエール》の画像_8

アルブレヒト・デューラー《サイ》1515年(初版) パリ、ルーヴル美術館 Photo © GrandPalaisRmn (musée du Louvre) / Michel Urtado / distributed by AMF-DNPartcom

ルネサンスを代表する巨匠たちの作品をはじめとした、ルーヴル美術館の至宝の数々を通じて15〜16世紀の美術の真髄に触れる絶好の機会。ぜひじっくり堪能して。

「ルーヴル美術館展 ルネサンス」
会期:〜2026年12月13日(日)
会場:国立新美術館 企画展示室1E(東京都港区六本木7-22-2)
開館時間:10:00〜18:00 ※毎週金・土曜は20:00まで/入場は閉館の30分前まで
休館日:火曜 ※ただし9月22日(火・祝)、11月3日(火・祝)、12月8日(火)は開館、11月4日(水)は休館
観覧料:一般 ¥2,400、大学生 ¥1,400、高校生 ¥1,000、中学生以下および障害者手帳を持参の人(付添の方1名含む)は入場無料/10月1日(木)~14日(水)は高校生無料観覧日(学生証の提示が必要)
https://www.ntv.co.jp/louvre2026/