カレーは飲み物です

カレーは、家より給食派でした。もちろんどちらも美味しいのですよ。でもコトコト煮込んだこっくりルーより、水っぽいテクスチャーが好み。そういえば、修学旅行のキャンプでクラスメートと作ったカレーもさらさらでした。さらさらカレーはいつも昔の記憶とセットです。そんなことを、久々に訪れた“スープカレーの元祖”「マジックスパイス」にて思い出しました。下北沢にある名店です。

若干ノスタルジックな気持ちになりつつそんなさらっさらのルー（スープ）を堪能しました。カレーがお好きな方には怒られそうですが、実は極度に辛いものも苦手。ここは辛さのレベルが覚醒・瞑想・悶絶・涅槃・極楽・天空・虚空と選べ、私は強がらず涅槃を選びました。大きなチキンがごろんと入っていて、見た目にもおいしい。勇んで勢いよく食べ始めたのですが、スパイスで汗が止まらない……。隣で悶絶を食していた友人も暑そうでした。ボリュームもたっぷりで、ビールとともに楽しみました。

カレーつながりでもうひとつ。家庭のカレーが劇的においしくなる魔法の粉にハマってます。その名も「カレーの恩返し」。こちら、マスコットフーズ株式会社と「ほぼ日」の共同開発品です。仕上げの煮込みの段階で入れるだけ。カレーがよりカレーらしくなるというか、カレー然とするといいますか。ぱっと花開くように鮮明な味になっておすすめです。

 そういえば編集部がある神保町界隈も、カレーの聖地として有名です。「ボンディ」や「エチオピア」を筆頭に、個性豊かなカレー店が多数（まだ訪れたことのない方はぜひ）。あぁ、お腹すいてきた。