イマイチな手料理が一振りでピカイチに!

騙されたと思って使ってみてください。

SNSを開くと素敵な手料理が百花繚乱ですね。コロナ禍では朝昼晩自炊なんてことはザラですし、ちょっと華やかな気分になりたい週末だってレストランに行くことはままならない。必然的に毎日料理100本ノックをこなしていますが、当方、一向に腕は上がらないんですね。「今日はちょっと丁寧に」なんて凝ってみても大して美味しくならない。もうメニューを捻り出すクリエイティビティもモチベーションもなく、無心で決まった献立を用意するという境地を獲得するほど(例えば在宅時のランチは毎日、レタスのサラダ、目玉焼き、トーストです)。

そんなある日、minä perhonenのポップアップに遭遇したんです。その瞬間、焼き芋やら純胡椒やら、数々のレジェンドが一瞬にして頭を駆け巡りました。吸い込まれるように店に入り、ズラリと並んだスパイスを目にした時、天啓に打たれました! これですよ、イマイチな料理をブラッシュアップしてくれるのは。

「家と庭のスパイス」。表参道にあるminä perhonenのカフェ「家と庭」の名を冠したシリーズというだけで期待が高まります。しかしどれにするかは迷宮入り。原材料を見て「多分、これかな」的に「meat」を掴んだまま決めかねている私に、スタッフの方が「それはお肉にも野菜にも合いますし、一番人気ですよ。リピーターの方もいらっしゃいますし」とダメ押し。

早速家に連れて帰り、蓋を開けてのけぞりました。パンチのある香りで、確かにジュウジュウ焼いた肉に合いそう。材料は岩塩、ブラック&ホワイトペッパー、山椒、ヒング。曲者揃いです。確か店員さんは「一度にたくさんかけすぎないように」とおっしゃっていました。選択を間違えたのか……

というわけで恐る恐る色々と使ってみたんです。ブリしゃぶ、サラダ、目玉焼き、生姜焼き……驚いたことに、料理にまぶした途端、スーッと脇役に徹するのです!  あんなに強烈な個性をお持ちなのに……その人間力もとい、スパイス力たるや。塩気も辛さも尖った感じはなく、料理に奥深さが出るというか。文字通り魔法のスパイス!ただし、後からじわーっとヒリヒリしてきます。お子さんがいる家庭は要注意。一人一人お好みでトッピングするのが正解です。

meat」という名ですが、お刺身にパラパラしても最高です。汎用性がとにかく高い。それこそ、キャンプなんかの屋外シチュエーションにも良さそう。文字通り、「家と庭」のためのスパイスですね。

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エディターNAMIKI

ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。

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