ウィーンで出合った唯一無二のシャンパングラス
ウィーンを旅していたときのこと、ふらりと入ったお店が、VOLTAというセンスのよい雑貨店でした。広い店内に家具や生活雑貨、アートなどを幅広く扱っています。そこでひとめぼれしたのがこちらのシャンパングラスです。スウェーデン人のアーティスト、グニラ・キルグレンによるもの。透き通ったライトブルーをベースに、エッジはゴールドで縁取られています。手吹きならではのゆるやかでぬくもりあるシェイプにきゅんとします。ボウル部分には波のような、あるいは羽のようなデコレーションが施されています。メットガラでエル・ファニングが水でできたかのようなドレスを披露していますが、まさにこのグラスも水がぐるぐると波立ちグラスをかたどったようです。
光に透けると見えてくるパターン
光に透かすとこのようにもやもやとした模様が現れます。まるで水面にさざ波が立ったよう。このまだらなパターンがシャンパングラスにさらなるニュアンスを加えています。ぷっくりとした厚みのある質感と、今にもぐにゃっと曲がりそうなステムの不安定さも抜け感があって好きです。
うれしい日にはシャンパンを注いで
上からグラスを見るとこんな感じ。今は買ったばかりなので棚の上に飾って見つめながら毎日にやにやして満足していますが、近々いいシャンパンを買って、ここに注いで楽しむ夜が待ち遠しいです。アートなグラスが部屋にあると、毎日がちょっとだけ幸せな気持ちになります。
エディターITAGAKI
ファッション、ビューティ担当。音楽担当になったので耳を鍛えてます。好きなものは、色石、茄子、牧歌的な風景。
