夏の終わりに至福の一口。幡ヶ谷【kasiki】のアイスで味わう驚きのフレーバー

灼熱の夏も終わりかけ。思い返すとこの夏は、週に一度ほどのペースでkasikiのアイスを食べていました。はじめてそのスペシャルなアイスの存在を知ったのは、幡ヶ谷にあるflowというワインバーでポップアップを開催していた2年ほど前。

甘いものは普段あまり食べない方なのですが、ワインとも合うアイスという触れ込みに心惹かれ、ひと口食べた時の衝撃は忘れられません。初めて食べた味はたしか、「金柑アールグレイ」と「チョコチップカルダモン」だった気がします。食べたことのない組み合わせなのに、ずっと食べたかった!と感じるような不思議なマッチの虜になってしまいました。シャリっとした軽い食べ応えと、ゆっくり口に運びたくなる優しくも複雑な味わいはお酒にもぴったり。ポップアップのタイミングが合えば時々足を運んでいたのですが、昨年の秋ついに店舗がオープン。この夏は凄まじい暑さも手伝って、何度もお邪魔させていただきました。

旬の果物やハーブを使った美しいジェラート

kasikiのアイストリプルの引きの物写真

この日伺ったのはオープン直後の12時すぎ。幡ヶ谷駅から徒歩6分ほどの住宅街にあるコンパクトなお店です。日によっては外で少し並ぶこともあるので、早い時間や夕方すぎの時間帯の来訪がおすすめ。営業は21時までなので、夜ごはんのあとに締めのアイスを求めて訪れる人もよく見かけます。

フレーバーは週替わり

kasikiのアイストリプルのフレーバー寄り写真

この日選んだのは、右上の「無花果と東方美人茶」、左下の「プラムとヴェルベーヌ」、一番下の「ルバーブ山椒」の三種類。果実とお茶やスパイス、ハーブを合わせたフレーバーはkasikiの得意な組み合わせで、甘すぎず、素材の味が引き立つ美味しさです。

ワンスクープが大きすぎないのと、シングル¥500、ダブル¥850、トリプル¥1000と、たくさん食べる方がコストパフォーマンスが良い、という夢のような料金設定なので、ダブルかトリプルにしてどの組み合わせにするか選ぶのも楽しみのひとつです。

kashikiのアイスシングルの物写真
手前が「ルバーブ山椒」、奥に見切れているのは「マンゴークランブル」

8月に何度も食べた「ルバーブ山椒」はあんずのような風味のルバーブにさわやかな山椒がくせになります。「無花果と東方美人茶」もほのかな甘さとすっきりしたお茶のコンビネーションが絶妙でつい注文してしまうフレーバー。

 

月替わりのメニュー「アイスとスープの12ヶ月」

アイスとスープの12ヶ月の物写真
写真は7月限定の白桃のスープに浮かぶアイス。

昨年冬からはじまった「アイスとスープの12ヶ月」というメニューは、アイスがスープに溶けて、だんだん味が変わっていくのを楽しめる一皿。7月は「アマレットとバニラのアイスクリーム/白湯のスープ」でした。8月は「梅とバジルのアイスクリーム/トマトの透明なスープ」。あとわずかですが、こちらも食べに行きたい。

kasikiのお店のライト写真

場所は幡ヶ谷駅から徒歩5分ほど。ショップの入り口にある満月が浮かんでいるようなライトが目印です。

季節によって使う果物が変わるので、残暑が続く今時期はもちろん、涼しくなるこれからの季節も、その時々にときめくアイスに出会えるはず。少し乾いた空気の中で食べるアイスも絶品ですよね。ぜひ足を運んでみてください。

エディターMONNAプロフィール画像
エディターMONNA

冷たいビールと川遊びを愛する夏原理主義。首の詰まった服をよく着ています。

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