洋服店でアートのレッスン?【エマ・ギャスパー】の植物ドローイングに行ってきた!

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今日は最近参加した、素敵なドローイングのワークショップについてレポートしたいと思います。Ema Gasper(エマ・ギャスパー)という、印象的な作風のポルトガル人のアーティストが、不定期でファッションストアSeasonvoiceにて開催しているもの。以前彼女がMura Masaというアーティストのアルバム『Demon Time』にヴィジュアルを提供しているところからその存在を知り、色鉛筆で織り成される不思議な世界観に夢中に。以来彼女の作品のファンです。現在東京に住むエマが講師を務めるこちらのワークショップは定員6名~7名と少なく、毎回大人気なんです。

ドリーミーなドローイングがお出迎え

エマ・ギャスパー アーティスト

セレクトショップ、Seasonの壁に描かれるエマのドローイング

表参道から徒歩1分にあるビルの一室にあるセレクトショップ、Season。オーナーの平江マルコさんの審美眼により、エシカルなものづくりを行うデザイナーのアイテムをセレクトし、展開しています。一つ一つのアイテムは違えど、共通して流れるのはDIY精神。平江さんがスーザン・チャンチオロのファンというのも頷けるセレクトです。私もたまに訪れては素敵なものに癒されています。

ポルトガル人のアーティスト、エマ・ギャスパーは平江さんの友人。今回運よく、エマが開催するワークショップに参加することができました。お店の扉を開けると、エマが描いたやわらかなタッチのドローイングが出迎えてくれます。色鉛筆で描かれた繊細かつカラフルなアートは、夢心地をもたらす不思議な魅力にあふれているんです。

植物を眺めて、対話して、絵を描き始める

ema gasper season

エマが撮った動画から、ワークショップの様子の一コマ

ワークショップに参加したのは、お互いにはじめましての6名。まずは画用紙を与えられ、服が陳列されている棚に置かれた複数の植物のなかから、自分が心の繋がりを感じたものを1点ピックアップします。

次にエマが事前に用意した質問にこたえていきます。たとえば、この植物はどんな夢を見ますか?この植物に手紙を書くとしたらなんと書きますか?この植物の秘密はなんですか?といった可愛いらしいクエスチョンに、自分なりに答えていきます。この時点で普段とは違う方法で脳を使うことになる。心がときほぐされてくる感覚があります。

質問に答え終わると、エマが一人一人に向き合って、出した答えをもとにどんな絵を描いていくかについて優しくアドバイスをしてくれます。

いざ、描いていく!

SEASON 表参道

私が描いた絵は、サボテンを参照しました。

そのあとは、それぞれのコーナーに置かれた色鉛筆を使って、各自ドローイングをはじめます。植物を見つめながら、それが放つ個性や空気感を感じながら、見たままではない色を使って描いていく。この「見たままではない」というのが重要。描いていくうちに、現実に縛られてガチガチに固まっていた常識がほどけていくんです。

そこに実際あるものの背後に、「見えない」ものを見出そうとすること。幼少期は普通にあったその感覚が、ゆっくりと蘇ってきました。このワークショップは、エマが幼い頃、庭の植物と会話をする感覚で、それらをモンスターのような絵に昇華していたことが発端だとか。日本に来たのも、もともと日本の妖怪カルチャーに強く惹かれていたからとのことです。そんなエマが築き上げたこのワークショップは瞑想にも似たリラックス効果と、アートセラピーのような癒しを運んでくれました。

できあがったドローイングは6人のメンバーの前で発表します。皆さんが選んだ植物とその解釈に、それぞれ個性がにじんでいて面白い。終わったあとはみんなで描いた絵について会話をしながら、楽しく会を終えました。

このワークショップに参加して以来、一人でも色鉛筆画を黙々と描くように。昔は絵を描いたり粘土で小物を作ったりするのが好きだったんですが、日々の仕事にかまけて縁遠くなっていました。20代の頃、仕事が非常にしんどいときに母が心配して贈ってくれた色鉛筆を、ここ何年も放置していたことを思い出し、引っ張り出してきました。

今回のドローイングワークショップは、忘れていた古い趣味のほこりを払って、きれいに洗い上げてくれたよう。大切な経験となりました。

エマのワークショップはSEASONのインスタグラムとPlant drawing clubのインスタグラムでチェックしてみてくださいね。参加費は今回は無料でしたが、回によって有料なこともあるようです。

エディターITAGAKIプロフィール画像
エディターITAGAKI

ファッション、ビューティ担当。音楽担当になったので耳を鍛えてます。好きなものは、色石、茄子、牧歌的な風景。