本気(ガチ)なユーティリティ・モード。「釣りガール日誌」

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ストリートに突如舞い降りたキラー・アイテム「釣りベスト」。じわじわと春夏シーズンにかけて頭角を現し、ついにランウェイでもこれに着想を得たルックが登場。そんな今こそ、本格的なフィッシングウェアをミックスしたスタイルで、水場へと繰り出したい! 釣り専門新聞やWebマガジンを手がける週刊つりニュース社とSPURの夢のクロスオーバーが実現。おすすめスポットやハウツー指南まで実用性に富んだ釣り×ファッションのコラボレーションを目撃せよ。

プレイフルなベストを装い夜明け頃から釣りはじめ

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ベスト¥128,000/sacai ダウンジャケット¥48,000/ゴールドウイン カスタマーサービスセンター(ザ・ノースフェイス) パンツ¥24,000・ニットフーディ¥26,000/BOWLES(HYKE) ブーツ¥25,500/ドクターマーチン・エアウエアジャパン(ドクターマーチン)

静浦漁港にて まず訪れたのは、静岡県沼津市の漁港。ここの堤防は水深が30メートルほどと深く、さまざまな種類の魚が狙えるとあって常に釣り人で賑わっている。早朝の寒さにも耐えられるよう、ダウンを着込み、ネックウォーマー感覚でニットフーディを。仕上げにはカラフルなペイントが目を引く花柄ベスト。本格的な釣りウェアにインスパイアされた大小さまざまなポケットが随所に。
静浦漁港 静岡県沼津市獅子浜248の42

心地よい光を浴びながらボートを漕ぎ出して

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ヴィンテージのダウンジャケット¥12,000/バースデス レオパードコート¥58,000/サニーヴィンテージ パーカジャケット(メンズ)¥68,000/エドストロームオフィス(ジュリアン デイヴィッド) 中に着たエプロン¥7,000/ジャンティーク サロペット(ジャケットとセット)¥18,700/グローブライド(ダイワ) ラバーブーツ¥11,000/ヘリーハンセン原宿店(ヘリーハンセン)

木負(きしょう)湾にて 続いて西浦エリアへ。特にここ、木負湾内は周囲を山に囲まれていて風の影響を受けづらく、初心者でも釣りやすい。釣り具も扱う岩崎レンタルボートで手漕ぎボートをアレンジして、さっそくトライ! ネオンカラーのダウンジャケットを主役に、海釣り用のPVC素材のサロペットとラバーブーツを重ねれば、防水もパーフェクト。

岩崎レンタルボート 静岡県沼津市西浦木負353の8 電話:055-942-2281 不定休

じっくり真剣に取り組んだ本日の釣果は……

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(上)ボートを漕いで、湾内に浮かぶ筏に到着。腰を据えて取り組める場所だ。フィッシングブランドのサロペットを主役に、ボリュームダウンをオン。茶系のトーンで統一したスタイルに。

ダウンジャケット¥125,000・トラックジャケット¥42,000/ジャーナル スタンダード 表参道 (メゾン エウレカ) サロペット¥11,800/プラスエム(シップスマスト)  シングルピアス¥326,000/ロンハーマン(キム ミー ヒー) ラバーブーツ¥19,000/ママズフィッシングハウス(ペンドルトン)

(下)スズキの仲間、ベラをゲット! 刺し身やフライにしてもおいしく食べられる。笑顔で掲げてポーズ。シックなレインコートにボウタイつきブラウスを添えれば街にもなじむ装いに。フライトキャップは インに配したボアで保温性にも優れる。

レインコート¥25,000/ジャーナル スタンダード 表参道(ナコ パリ) タイつきブラウス¥28,000/ルシェルブルー カスタマーサービス(アイレネ) ニットパンツ¥18,000・キャップ¥8,800/スノーピーク グローブ¥2,700/ティムコ(フォックスファイヤー) 靴¥13,000/ゴールドウイン カスタマー サービスセンター(ザ・ノース・フェイス)

ヒットポイントを探して、ひとときの水上散歩

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手漕ぎボートはレジャー感覚でも楽しめておすすめ。着こなしは、老舗釣りブランドのベストをメインに。ミリタリーなムードに昇華して、モードとアウトドアのグッドバランスを狙う。

ベスト¥34,000/ティムコ(フォックスファイヤー) パーカ¥29,000・ピアス¥22,000/BOWLES(HYKE) 中に着たシャツ¥69,000(ランド オブ ディストラクション)・パンツ¥42,000(ウエストオーバーオールズ)/エストネーション グローブ¥6,000/サニーヴィンテージ ブーツ¥79,000/sacai

『週刊つりニュース』presents ようこそ釣りの世界へ

今回訪れた木負湾にて初・フィッシング! ボートを漕いで、筏に着いたらいざスタート。今回は紀州に古くから伝わるダンゴ釣りに挑戦。まき餌で魚をおびき寄せ底を狙う、シンプルながら奥深さのある釣法だ。

1. 餌をセット
まず釣り具ショップなどで購入できる餌のオキアミを針に装着。この釣法には短めの竿がおすすめ。尾バネから針を刺し、餌が水中ではずれないようしっかり身に沿うように通して。頭の少し手前で針の先端を出せばOK(餌がすぐ取られてしまう場合は缶詰のコーンを使用してもよい)。
2. ダンゴを丸める
餌をつけた針先を、米ヌカや砂を混ぜたダンゴで包む。ダンゴは、専用の配合餌などが販売されているので、事前にバケツに用意しておく。乾燥している場合は水を加えながら握りこぶし大に何度か手のひらで押し固める。軟らかすぎると海底に到達する前に割れてしまうので注意!
3. いざ水中に投入!
ダンゴの用意ができたら、水面にそっと投入。リールのストッパーに指をかけ、リールの回転が止まるまで待つ。ダンゴが海底まで落ちたらしばらく待機。次第にダンゴが水中で割れて分散する。これがまき餌となり、魚をおびき寄せる仕組みだ。
4. 待ってる間にもコツが……
ここからが大事なポイント。魚が餌をつつくと竿先がわずかに揺れるので、ちょっとした動きも見逃さないよう注視して。ただ、しっかり食いつく前に竿を早く上げすぎると逃げられてしまうのでタイミングが大事。時々リールを巻いたり、落としてみたり、竿を動かして誘ってみる。
5. 魚が見えたぞ!
ぐーっと竿が引っ張られる感覚があれば、魚がかかった合図! 素早くリールを巻きながら、魚との攻防戦。コツは魚の引きに合わせて巻く、止めるを繰り返すこと。
6. ヘダイが釣れました!
魚を水面まで引き寄せたら、タモ(網)ですくうとスムーズ。この日はヘダイがヒット! 身に弾力があり刺し身にすると歯ごたえを楽しめる。このエリアで釣れる魚は季節や釣り方によって異なるが、1〜2月はマダイやヒラメ、春にはアオリイカなども。
ジャケット¥34,000/ヘリーハンセン 原宿店(ヘリーハンセン) タイつきブラウス¥28,000/ルシェルブルー カスタマーサービス(アイレネ)

SOURCE:SPUR 2019年2月号「釣りガール日誌」
photography: Osamu Yokonami, Wataru Kakuta(How to) styling: Tomoko Kojima hair & make-up: Hiroko Ishikawa model: Yui Okamoto cooperation: Weekly Fishing News, Inc.

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