双子座(5.21-6.21)

臨機応変で聡明な双子座には、豊かなインスピレーションと揺るぎない理性を与えるアメシストを。マーガレットを思わせる可憐なリングは、イタリア王国時代の王妃マルゲリータへのオマージュ。ロマンティックで気品あふれる女性像を完成させよう。
リング「マルゲリータ」〈アメシスト、ブラウンダイヤモンド、PG〉¥438,900/ダミアーニ 銀座タワー(ダミアーニ)

 

制限されたからこそビビッドな化学反応が起こるかも

コロナ禍は私たちの「当たり前」を大きく変えました。なかでも顕著だったのが、対人関係ではないでしょうか。「ちょっと話そうか」といつものメンバーに招集をかけたり、お呼ばれしたパーティで出会った人から刺激を受けたり、といったことがまず、できなくなりました。オンラインでつながることはできるとはいえ、人と会うことで元気になれる双子座さんはずいぶん、心もとなく寂しい日々も多かったのではないかと思います。

2022年下半期は、双子座さんの対人関係ににぎわいが戻ってきます。まだ衛生的に慎重になる部分は少なからずあるのですが、それでも「注意しながら会おっか!」といった機会は格段に増えていくでしょう。直接会って話せる喜び、相手の熱を間近に感じられる心強さといったものが、あなたの心を震わせます。一度は制限されたものだからこそ、以前よりも喜びは深く、一瞬一瞬の密度も高いものに変化しているのでしょう。

人との出会いはときどき「化学反応」にたとえられます。それが頻繁に起こるのも、この時期の特徴。話しているうちにテンションが上がって、新しい目標ができる人も多そうです。その目標の隣には、おそらくともに歩む仲間の存在があります。ひとりではかなえられなかったことに、手を伸ばせずにいた未来に、改めて目を向けることができるのだろうと思います。

 

素直な感情を力に変えて闘いながらチャンスをつかむ

ワクワクするような出会いや交流にあふれた日々はあっという間。そして晩夏に差し掛かると、あなたは自分でもびっくりするような行動に出るかもしれません。「気づいたらそうしていた」「反射的に動いた」といった機会が多くなりそうなのです。双子座の人々は「思い立ったが吉日」を地で行くアクティブな人々ですが、それよりもさらに一瞬、速い動きに出ます。「思い立ったが吉日」の「思」あたりでもう体が動いている感じです。おそらくですが、5月頃からなんとなく感じていた理不尽さやモヤモヤが、出口を見つけたマグマのように勢いよく噴出してくるのでしょう。「それはおかしいよ」「変えていかなくちゃダメだよ」と、声を上げる人はとても多いだろうと思います。怒りや悔しさといったものが胸いっぱいに広がり、黙っていられなくなるのです。

あるいは、差別やジェンダー、ダイバーシティなど社会が抱える課題について、自分にできるかたちで声を上げる人も。これまでは傍観者に過ぎなかった人が、自身や身近な人が当事者になることで「絶対に許されないことだ」と飛び込むことになるのかもしれません。もしそうした機会があれば、ぜひ積極的に行動を起こしてみるといいでしょう。想像以上に複雑な問題や、変え難い現状に向き合ったとき、あなたの視野にグッと広がりが出てきます。あなた自身が抱える生きにくさのようなものも、意義のあるかたちで向き合えるようになるなど、うれしい変化も起こりそうです。

8月20日から2023年3月下旬にかけて、双子座さんにとって「怒り」という感情は重要なキーワードとなります。と聞くと「ずっと怒り散らしているのか。嫌な人みたいだなあ」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。確かに「怒り」は、ネガティブな受け取られ方をすることも多いものです。ただ、「大きな熱」としてそれを分析してみると、また見え方も変わってくるのではないでしょうか。火は人を暖め、暗い夜を明るく照らし、食べ物を柔らかくして消化しやすくしてくれます。一方で、過剰になれば火傷を負わせたり、あたり一面を灰燼に帰してしまったりもします。それと同じように、強すぎる怒りは害でしかありません。ぶちまけたり、ぶつけたりするからいけないのです。ただ、目的を踏まえて正しく使えば、それは有益な熱源となってくれるのです。

晩夏の頃からは「ついカッとして」なんてことが起こりやすい時期ではありますが、感情に善悪はありません。そして、この占いをご覧になったあなたであれば、「ついカッとして」のあとに続く、理想的なアクションを思い浮かべられますね。「……しまったが、深呼吸をして気持ちを落ち着けてから話した」「……しまったが、どうすれば解決できるのかを検討した」などと、前向きに使っていけると素敵です。これもまた、占いの有益かつ健康的な使い方であろうと思います。

なお、晩秋から冬にかけては、仕事で思い残しがあることにリトライするチャンスが巡ってきそうです。もう終わった、と思っていた話がふたたび浮上するなど、戸惑う向きもあるかもしれませんが、この時期にトライする意味もあるのだと言い聞かせ、向き合ってみるといいでしょう。「十分やりきったぞ」と思えるからこそ、新しい一歩を踏み出せることもあります。来年の希望につながることも、多そうです。

 

ジュエリー TIPS

・特別な日につけるというよりもデイリーなお守りとして
・未来的なデザインもカギ
・同じラインのリングやバングルの重ねづけもGOOD

 

開運へのステップ

「思わずそうしていた」「理由はないけどそう思った」という衝動にはあなたの紛れもないホンネが隠されていそう。冷静にならなくちゃ、などと変にフタをせずに、大切に扱ってみるといいでしょう。怒りや悔しさも同様。しっかりと見つめれば、自分のための推進力に変えていけます。