自分にとっての「ホーム」を大切に
2020年の天秤座の人々にとって重要なキーワードとなるのは「ホーム」。スポーツで自チームの本拠地を「ホーム」と呼ぶことがありますが、自分がよって立つ場所、帰ってくる場所を意味します。多くの方にとっては家や、自分の部屋が当てはまるでしょう。また、一日の多くを仕事に費やす社会人であれば、職場にも同じような思いを抱いているかもしれません。「ウチの会社では〜」などという表現にはもれなく所属意識があり、快適であるほうが仕事の効率も上がるでしょう。ほか、行きつけのバーや趣味のサークルなど、心がホッとする場所が「ホーム」である人もいそうです。ホームにいる人、たとえば家族や同僚もこの「ホーム」の範疇です。
こうした場所を大切にすることが、なぜ大事なのでしょうか? それはあなたが「じっくりと自分自身を熟成させる」フェーズに入っているからです。’19年、あなたはいろいろな場所に出かけ、脳をフル回転させてさまざまな情報をインプットしてこられました。面白い出会いもあったでしょうし、胸躍るテーマにも出合えただろうと思います。それらは、インプットしたままではただの情報です。自分なりに整理し、どう人のために役立てられるかを検討するには、自分の「ホーム」と言えるような落ち着いた場所で、じっくり熟成させる必要があるのです。
これが本当の意味で役に立ったという実感が得られるのは、’21年になるでしょう。’21年はあなたにとって「自己表現」がテーマとなる時期であり、ここまで熟成した考えを世界に向けて発信することになるはずです。そのとき、心のよりどころとなる「場所としてのホーム」だけでなく、「魂がくつろぐ場所であるホーム」を確立できていたならば、どれほど心強いことか。あなたもきっと、ご想像がつくことと思います。
具体的にしたいことはふたつです。まずは原点回帰。自分はどんな思いで、今の道を目指したのか。どんな人間になりたかったのか。今の仕事で、何を得たかったのか――とても大切なことだけれど、日々の慌ただしさに追われてつい忘れがちになってしまうこと。そうしたものを今一度、思い返してみるといいでしょう。昔の日記を見たり、カメラロールをさかのぼれるだけさかのぼって、かつての自分が考えていたことをなぞるのもいいと思います。きっとヒントを得られることでしょう。
次にやっておきたいのが、家族や仲間との関係をよくすること。思いやりやいたわりの気持ちを大切にし、お互いに助け合える関係性をつくれるのが理想です。また、掃除は常にラッキーアクションです。自宅も職場も、快適な環境を保つようにしましょう。
一日の仕事を終えて家に帰ると、ホッとしてリラックスすることができます。また明日も頑張ろう、そんな気持ちにもなれるでしょう。運命という観点で見てもまったく同じです。自分が今いる場所を、関わる人をどう大切にできるか、年間を通したテーマとして考えてみて。