蟹座【6/22 — 7/22】

本当に大切に「し合える」相手との出会い

 2020年の蟹座の人々のテーマは「パートナーシップ」。仕事でもプライベートでも、まっすぐに向き合う関わり方が重視されますし、あなた自身もそうした関係性を求める気持ちが強くなるはずです。年間を通して人と会う機会が例年より多くなりますし、関わる人の質も変わってくるでしょう。カギとなるのは、あなた自身が「こういう人と、こういうコミュニケーションを取れることが私の幸せであり、お互いにそれが実現できる人を選択する」と心に決めておくこと。「出会いに恵まれる時期」というのは、「出会う人が100%いい人である」ということを意味しません。素晴らしい出会いがたくさんあるのは事実です。ただ、運が強いときというのは、強さを嗅ぎつけるようにして歓迎されない人も引き寄せやすくなるからです。芸能人が売れてお金ができて、よからぬ人々につけ込まれるという図を連想するとイメージしやすいかなと思います。

 仕事でも恋でも、あなたがきちんとつき合う人を「選択する」ことこそが、’20年の運を決めると思っていてください。そうすることで、今のあなたにとって必要ない縁というのは、自然と離れていきます。離れた縁は深追いしない、これもまた’20年のポイントとなります。

 できたら、もうちょっと気楽に人と関わっていきたいですよね。安心できる人とただただ、信頼関係を持ち合って穏やかな関係を築いていけたなら、それだけで十分。そんなふうに思っている蟹座の人はとても多いことだろうと思います。おそらくは’17年末あたりから、対人関係においては相当な努力が必要な状況にあったはず。疲労感を覚えている方も少なくないでしょう。

 ’20年、対人関係が明るさの中にも芯の強さを求めてきているのは、もちろんあなたに意地悪をしようとしてのことではありません。むしろ、翌年からのあなたを生きやすくしようとして、のことであるはずです。’20年に手にした縁、身につけた関わり方を糧に、’21年はより深い、魂の交流とも呼べる時間がスタートすることになっています。その準備として、今、関わりについてしっかりと自分の本心を確立しておくべき、ということになります。自分が本当に幸せになれる人を選ぶこと。互いに尊重し合える人とつき合うこと。それは、未来の自分へのかけがえのないギフト、なんですね。

 年の後半は、仕事に強い追い風が吹きます。通常1カ月半くらいのチャンスメイクの時期が、’21年頭までの約半年にわたって続くことになっています。いい時期ですのでちょっと大胆に頑張っていけると素敵です。おそらくは’11年から’19年にかけて(指定するには長いですよね、でも星の動きなのでお許しください……)、あなたが仕事において、青天の霹靂と呼ぶにふさわしい逆境やハプニングを乗り越えてきたことによって獲得したタフさが、ここで生きてくるでしょう。あのとき頑張っておいて本当によかった、そんな思いも浮かんでくるかもしれません。

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