牡牛座 4.20〜5.20生まれ

あなたが夢を描くときそこにはいつも仲間がいる

２０２１年は、本当に頑張っていらっしゃいましたね。もちろんどの年も頑張ってこられただろうと思いますが、特にキャリアや社会貢献といったことについて、これまで以上に力を注いでこられたことと思います。社会のなかで、自分に何ができるのか。仕事を通して、どんな理想を実現したいと思うのか。仕事の意義が、生きがいややりがいにつながった方も多かったことでしょう。そうした日々を経て、２０２２年５月上旬までに「次の目標」が見えてくるでしょう。目指すポジション、かなえたい未来の夢。おそらくですが、あなたはそれを実現することによって、笑顔にしたい誰かのこともちゃんと考えているはずです。そう、２０２２年前半に追っていく夢や目標というのは、自分ひとりの孤独な道のりではなく、常に「人」の姿があります。笑い合える友達、切磋琢磨し合える仲間、同じビジョンを持ち語り合える同僚――と、「ヨコのつながり」が強くなっていくのです。フラットにお互いの力を出し合い、忌憚なき意見を交わし、惜しみなく協力し合える。こうした人間関係の充実が、冬から初夏にかけてのあなたを支えてくれます。

仕事においても、２０２１年全体を覆っていたような葛藤や矛盾は薄れていくでしょう。未来に向けて明るい展望を描きながら、じっくりと努力を積み重ねていく。そうしたバランスのいい頑張り方ができるときです。８月から２０２３年３月までは、収入面でも大きな発展が期待できます。ここでの金運は、天から降ってくるのを待つような受け身のものではありません。自らつかみにいくタイプのものですから、何をすれば評価を得やすいのかを調べ、アグレッシブに行動を起こしていくといいでしょう。今の仕事で昇給の見込みがないなら、新たな副業を頑張ってみるのもアリだと思います。

自分を変えること、自分を変えずにいること

５月中旬以降、周りの空気が少し静かになったように感じるかもしれません。ここから１０月まで、牡牛座の人は自分の内面や過去と向き合い、整理をするような時期に入るためです。２０１９年頃から、想定もしなかった出来事によって自分を大きく変えてきた人は少なくないでしょう。変わりたくて変わるんじゃない、でも変えないと物事がおさまらない。そういったことが、人生にはたびたび起こります。２０２１年には、「やるべきこと」のために「やりたいこと」を抑え込んだこともあったでしょうか。本当はこんなことがしたいんじゃないのに、という言葉をのみ込んで、人前では笑顔をつくって。そんな日々が思い出されるかもしれません。

こうした日々は、一見するとただ不本意なだけの報われない毎日のように見えたりもします。でも、５月中旬から１０月にかけて、牡牛座の人々はそこに、「それでも、変わらずにいた自分」「変えたくないと守り続けた自分」をちゃんと、見出せるはずです。

少々話がそれますが、桜やもみじなどの落葉樹は、冬の間は葉を全部落とします。まるで枯れたように見えますが、寒い季節は地中で根を伸ばして成長し続けているのだそうです。目には見えないけれど、決して頑張りを評価されたりもしないけれど、ここで伸ばした根があるからこそ夏の暑さや乾燥といった困難に耐えられるようになるのです。

牡牛座の２０２２年下半期は、まさにそうした「地中で成長する時期」なのかもしれません。これまでの努力でつくり上げた自分の、変えた部分と変わらずにいた部分を活かす。そのために、自分ととことん向き合って、深く深く根を伸ばしていきます。誰も見てくれていなくても、引っ張ればすぐに切れそうなほど細い根であっても、深くまで張り巡らせておくことで、過酷な季節を揺らぐことなく乗り越えていける自分になるのですね。たとえば恋や仕事で、「本当は嫌なのに、いつもこうなってしまう」というパターンを繰り返している人は、ここで抜本的に自分を変え、新しい根を張り巡らせていけるはずです。

人によっては、人づき合いが煩わしく感じられ、「ひとりになりたい」という願望が募ることもあるでしょう。それは「根を張るときが来たよ」という、運命からのサイン。しっかり向き合ってみるのにいい時期です。もしそうしたものがない人も、ひとりの時間を少し増やしてみるといいでしょう。孤独は、この時期は温かく頼もしい伴走者です。きっと、よい未来につなげていけます。