日本で開催されるマリー・アントワネット回顧展をブレゲが支援

スイスの高級時計ブランド「ブレゲ」がヴェルサイユ宮殿とパートナーシップを提携。20161025日(火)~2017年2月26日(日)に六本木・森アーツセンターギャラリーで開催される「マリー・アントワネット、ヴェルサイユの王妃展」を支援する。



ブレゲの熱心な顧客だったというマリー・アントワネット。1782年に初めての注文を受けたブレゲは、カレンダーとリピーター機能を備えた自動巻き時計を制作。その緻密で精巧な時計に魅せられた王妃はその後もさまざまな時計を注文し、なんとタンプル塔に囚人として幽閉された後も、シンプルウォッチを発注したほど、生涯にわたり贔屓にし続けた。
なかでも注目は、1783年に発注されたあらゆる複雑機構と最新技術を組み込んだ懐中時計だ。製作期間も費用も限度を設けず注文された時計は、オーダーから44年後でもあり王妃の死から34年後、創設者であるアブラアン-ルイ-ブレゲ本人の死から4年後に完成するという前代未聞の傑作となった。



2005年には、この懐中時計のレプリカを制作するという壮大なプロジェクトがスタート。古文書やブレゲミュージアム、パリ工芸博物館などが所蔵するオリジナルデッサンを手がかりに、時計を解明し、再現することは熟練した時計職人にとっても容易ではなかったという。このレプリカを収める化粧箱に使用する樫を、ヴェルサイユ宮殿から提供されたことがきっかけとなり、ヴェルサイユ宮殿の正式サポーターとなったブレゲは、プチトリアノン宮の修復工事などの支援を行っている



また、著名な肖像画にインスピレーションを得たハイジュエリーコレクション“ローズ・ドゥ・ラ・レーヌ”など、マリー・アントワネットにオマージュを捧げるタイムピースも数多く創作。

今もメゾンのイマジネーションの源となっている、マリー・アントワネット。日本ではかつてない規模で開催される「マリー・アントワネット回顧展」で、その優美な世界に触れてみて。

ブレゲ ブティック 銀座
電話:03-6254-7211
http://www.breguet.com

text:Junko Hayashida

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