空港LOVE！ 空港マニアと言っても過言ではないひとりっPです。
海外はもとより、国内でも、“空港”という場所にいるだけでほんっと幸せです。なので、出発時の羽田空港以外は（ギリギリ人につき羽田空港到着が出発ギリギリになりがちなので）、空港には最低１時間、平均２〜３時間はステイします。目的地空港に到着後も、さっさと街中に移動することはめったになく、旅から帰着時の羽田空港も含めて、空港をじっくりパトロール＆ゆっくり堪能するのがひとりっP式旅のルーティンです。
と、いうわけで、新シリーズ「ひとりっぷ空港ゴハン」始めます〜〜！
各地の空港で、ひとりっPが「ひとりっぴーとします！」宣言しているお店をご紹介させていただきます！
シリーズ初回は、ひとりっP的には国内最高最強の食いだおれグルメ空港＝札幌・新千歳空港から。
ついに決行！ 北海道ラーメン道場全店コンプリートミッション！
道内津々浦々のうまいものがフルジャンルでズラ〜〜リ！ な新千歳空港は、まあずばり言うと “魅惑の魔窟”！？ ひとりっP、到着時も出発時も各２〜３時間は新千歳ステイ！ 胃袋を５個に増殖分裂させてのフルスロットルでも全く追いつかない！！ 毎回「わたしは空港から出られない〜〜〜！！」とココロの中で叫んでいます。というわけで、札幌へは行きは早朝便、帰りは最終便から１〜２便前の便（最終便は空港内ショップがすっかり閉店した後の出発なので、時間が余るんです）に乗ることがほとんどですね。
そんな新千歳空港の数ある飲食店の中でも Don't miss it！なのが、「北海道ラーメン道場」。空港ターミナルビル３階の一角に、道内の人気ラーメン店が計10軒、横丁状態でズラ〜〜リ並んでいるんですが、「ど、ど、どの店がうまいんだよーーー！？？」と、毎回毎回、迷い道クネクネ。行列のできている店とそうでもない店があるけれど、お客はほぼ観光客と思われるだけに、果たして混み具合で判断していいのか、、、？？ という疑問も渦を巻き、、、。結局どこにも入らず終了することも多かったここ数年。（えーと、ひとりっP、食いしん坊万歳！体質ですが、そしてラーメンも好きですが、決してマニアではなく。もともと行列に並ぶのが大嫌いというのもあり、有名ラーメン店についての知識は平均以下、、、かと思われます。）
が、昨年、立て続けに２回札幌へ出かける機会があり、初回到着時の空港パトロールの際、ラーメン道場エントランスで毎度毎度の「ううーーん、ほんとこの道場って、どの店がいいんだろ！？？」となっていたとき、「、、、はっ！！」←天啓が降りてきたんですヨ〜〜！
そう！ 今こそ長年の悩みを解決するとき！！ ２回あればイケる！！
キラーーーン！！
「ラーメン道場内全店制覇ーーー！！！」と、ラーメン食いだおれモードにロック・オン！
よくよく各店頭のメニューを見たら、ハーフサイズをオーダーできる店もわりとあり、となれば、「OK！ ハシゴ！ ２〜３軒楽勝！」と、到着時＆出発時にそれぞれ２〜３軒ハシゴ食べし（ひとりっPはわりと大食い）、かつ、札幌市内に店舗がある店はそちらに食べに行くことで、２回の札幌旅でめでたく10軒コンプリートしました〜〜！！ は〜〜、スッキリ！！
で、計10軒で食べてみての、ひとりっP的率直な感想は、
「リピート決定店とそうじゃない店がある」ということ。でもって、たまたまかも知れませんが、行列のあるなしとは一致しませんでした。
というわけで、ひとりっPが「リピします！」宣言させていただいたラーメン店をご紹介いたします！
（注１）ご紹介している４軒は甲乙つけ難いうまさ！ なので順不同です。
（注２）北海道ラーメン道場の店舗ラインナップは永遠ではなく、ときどき入れ替えがあるようです。なので、この情報は2021年２月時点（昨年秋とラインナップが変わっていないことを新千歳空港WEBサイトにて確認済みにつき）でのものになりますのでご了承くださいませ。
“ひとりっぴーと宣言” なラーメン店４軒、順不同で行きます！！
【弟子屈ラーメン】
オーダーしたのは、「魚介しぼり醤油スモール」。ハーフサイズです。空港店では味噌ラーメンが人気だそうですが、スタッフのかたに「おすすめは？」と聞いたら、この醤油ラーメンを激オシされ、オーダー。こっれがもー、大正解でした！！ 魚介ダシ入りなので独特のクセがある、とのクチコミをネットで見かけましたが、「そうかな？？ いや、フツーにマジうまですぜ旦那！」。コクのある醤油スープに100％道産小麦で作られた中太ちぢれ麺が絡んでうまし！！ 太鼓判！！ 総本店は摩周湖や屈斜路湖のある弟子屈町にあるそう。行ってみたいぞーーー！ いや、夏になったら行くぞーーー！！
【らーめん空（そら）】
こちらは、空港店ではなく、札幌市内の店舗にて。狸小路界隈で通りすがりに「あれ？ この店、空港にあるとこだよね！？」と。ソッコー入りました！ オーダーは「みそラーメン」。とにかく味噌スープが絶品！ ひと口すすって「うまっ！！！」。こくはあるがしつこくない！ まさに絶妙な塩梅！ ふっくらとろけるチャーシューも最高！ 上におろししょうがが散らされているのも味わいに深みとアクセントがプラスされて、いい〜〜！！ 「なんじゃこれ、うま過ぎる〜〜〜！！」と、あっという間に完食。スープも飲み干したかった！ が、カロリーと健康を考えてグッと我慢（涙）。そして、食べている最中ずっと、目の前に貼られたメニューを見ていてめちゃ気になり、ラーメン完食後に「うん、まだ行ける！」とオーダーしてしまったのが、こちら↓
その名も「炙りチャーシュー丼」。小ぶりのどんぶりご飯です。上にのっているのは、炭火であぶった角切りチャーシュー！ そこにネギがオン。んもー、どう考えてもうまそう過ぎる！ うまいもんアンテナがビンビン反応し、食べてみないわけにはいかーーーん！ と、みそラーメン（フルサイズです）を完食後にオーダー。こ・れ・が！！！「ぎゃーーーーー！！！ なんだこれ！ うま過ぎる！！」。ひとりっPは、運命のチャーシュー丼に出会った〜〜〜！！ 炭火の香ばしさと豚肉の甘みとネギとタレのミラクルハーモニーたるや！ 感激しつつペロリ！です。「いやもー、なんつーか、台湾のルーロー飯@ボケ味 by ひとりっPにはこういう味を期待していたんだよ！ うんうん、まさに！！」とコーフンして膝を叩いたくらいの絶品丼！ しかも驚愕の300円！ みなさーーん！ らーめん空では、この炙りチャーシュー丼も必食ですよ〜〜！！！ 胃袋増殖分裂させて、ぜひ！！
【麺屋 開高】
帯広発の味噌専門ラーメン店です。オーダーしたのは「らーめんハーフ白味噌」。こちらの味噌ラーメンは白味噌・赤味噌から選べるんですね。ひとりっPは白味噌をチョイス。麺は中太ちぢれ麺。こだわりの味噌スープが「うまい！」。麺も「うまい！」。 煉獄さんか！ 北海道ラーメンと言えば、間違いないのは味噌じゃね？ ってお思いのかた多いかも知れませんが、いやいや、これがどうして、「ん？？」ってなボケ味だったり、「うっ！」てな塩分多すぎな味噌ラーメンも意外にあるんですよ！ そんな中、こちらの味噌ラーメンはほんまに絶品です！ 豚骨、鶏ガラ、煮干し、貝柱、昆布などを煮込んだオリジナルスープがベースで、コクがあってまろやか！ ラーメン道場内においては、ここ「麺屋 開高」と「らーめん空」が、味噌ラーメンのツートップと断言させていただきますーーー！ by ひとりっP。たまたまなのか、ひとりっPが店に入ったときは空いていた（周囲の店はめちゃ混んでいた）ので、あまり期待せず（すみません）のトライだったんですが、「なんで空いてる！？？ 信じられない！ 勝手に客引きしようかね？！ しようかね！？？ 」と思ったくらい。リピします！
【函館麺厨房 あじさい】
その名のとおり、函館発のラーメン店。こちらは、札幌駅直結の商業ビル『エスタ』10階「ら〜めん共和国」内の店舗にていただきました。シグニチャーが塩ラーメンと聞き（函館は「塩」なんですね）、「塩かあ、、、」と、ひとりっP、個人的には塩ラーメンの優先順位が低いため、期待せずにオーダーしてみたら！ 「げげげーーーーっ！！ なんじゃあこら！？」。んもーーー、「ひとりっP史上、最の高な塩ラーメンに出会ったーーーー！！！」。驚愕のうまさに、まさに脱帽！ 塩だからって侮っていて、どーもスイマセン！！ と心の底から！ 日本海溝より深〜〜く！ 謝りました！ クリアな塩スープにやや細めの麺。昆布ベースで豚骨と鶏ガラのダシを合わせたというスープは、もー、モノ足りなさゼロ！ しつこさマイナスなのに、塩なのに、奥行きのある極上のコク！ こちらの塩ラーメン、みなさんもぜひぜひ食べてみてください！ 感激しますから！ このあじさいの塩ラーメンを食べるためだけに北海道に来る価値ありありですヨ！ あー、北海道、行きたーーい！
番外店発表〜〜！！
ここまで読んでいただいて、北海道ラーメン道場に行ったことのあるかたは、「あの店がなんで入ってない！？」とお思いかもしれません。そう、いつ行っても開店直後からでも行列の超人気店「えびそば一幻」です。と、いうわけで、番外編です↓
【えびそば一幻】
確かに、一幻は、めっちゃおいしいです。それは間違いない！ 何回か食べていますが、さすがの行列店！ だと毎回思います。なのですが。
濃厚なえびダシがきいたこちらのラーメンは、「ラーメン」というよりも、その名のとおり「えびそば」。ひとりっP的には、他店と比較するのはちょっと違うなあと。一幻の麺は、「ラーメン食べたいな〜〜」と思って食べるものではなく、「一幻が食べたい！」と思って食べるもの。もう別モノ。唯一無二の麺。ラーメン道場へ行くたびにリピする！と思っている上記４軒とは立ち位置が違う感。なので、番外とさせていただきました。ちなみに、というわけで、独特すぎるこちらのラーメンのあとに、他店のラーメンのハシゴ食べはおすすめしません。一幻を食べたあとだと、他店のラーメンはなんだかパンチ不足。「相性（！？）が悪いんだなあ」というのが、ひとりっPの実感です。一幻から食いだおれハシゴするなら、ラーメン店以外へぜひ！（って普通はラーメン店ハシゴはしませんかね？）
最後におさらいさせていただくと↓
新千歳空港内北海道ラーメン道場でのひとりっP的オシ店は、
＊味噌なら「らーめん空」か「麺屋 開高」
＊醤油なら「弟子屈ラーメン」
＊塩なら「函館麺厨房 あじさい」
以上になります！
というわけで、ラーメン以外のグルメがまだまだザクザクあり過ぎる新千歳空港のひとりっぷゴハンについては、またの機会に別ジャンルをお届けできたらと思っています〜〜！
ではでは、みなさまも、Have a nice 空港食いだおれひとりっぷ〜〜〜！！
ひとりっPこと編集Pことフクイユミコ。元SPUR編集長。女性のひとり旅を「ひとりっぷ」と名付けて応援中の編集者。会社員にもかかわらず、海外ひとり旅歴25年以上、回数400回超え（全部自腹）の旅バカ。おもな渡航先は、香港180回、台湾60回、タイ＆シンガポール各40回、サンフランシスコ30回、中国30回、ハワイ30回、中南米各国40回、カリブ諸国30回、中近東10回など。現在年間25回ほど（全部プライベート）海外渡航。あまりの頻度に、日本入国時に密輸を疑われたことも。その圧倒的実体験をもとにした女子ひとり旅指南本『今日も世界のどこかでひとりっぷ』『明日も世界のどこかでひとりっぷ２～秘境・絶景編～』『昨日も世界のどこかでひとりっぷ３～“弾丸・無茶旅編”～』『今日も世界の果てまでひとりっぷ４〜爆バイイング編〜』に続き、初の国内編『昨日も世界の果てまでひとりっぷ５〜行くぜ、ニッポン編〜』が好評発売中。５冊とも、文・写真はすべて本人が担当。
