今年の夏くらいから始めたVlog。週末を中心に「あれ買った」「どこ行った」「なに食べた」なんて、なんでもない日常をゆるりと動画におさめていく行為にハマっております。
昨今は、ふたたび外に出る機会自体がめっきり減ってはしまいましたが……外出先で気軽にVlog用の動画を撮るのに重宝しているのが「DJI POCKET 2」です。
これは、手ブレを防いで“ぬるぬるした”動画を撮ることができるジンバルにカメラが付いている、超コンパクトなビデオカメラ（もちろん写真も撮れます）。去年ご紹介した「OSMO POCKET」の進化バージョン。
まずは私が先日行ってきた、山形でのワーケーションのとある日のVlogをご覧ください。これ、全編DJI POCKET 2で撮影したものです。
なんのことはない日常を映したVlogだけれど、「4Kと高画質」にはこだわりのある私。これまではどこへでもマイクをつけた大きなミラーレスのカメラを持ち歩いて撮影していました。もちろん、画質は最強で、素晴らしい映像と音声を撮ることができるものの、旅先なんかでそんなことをしていると、必要以上に疲れるんですよね。旅しに来ているのか、それとも撮影しに来ているのか、真の目的を見失うというか……（笑）。
その点、DJI POCKET 2は上着のポケットにも入っちゃうサイズで、撮るときは電源をオンにするだけで、すぐに撮影が始められるんです。
カメラだけでなく、マイクの性能も前モデルからかなり進化していて、自分の手で持って撮影するのであれば、マイクを別途持ち歩く必要もほとんどありません。その気軽さは、動画の臨場感にもつながるなあ、なんて、仕上がった動画を見て思ったり。作られすぎた世界観より、リアリティがあるものの方が、なんとなく気分です。
私は「DJI Pocket 2 Creatorコンボ」という、追加のアクセサリー一式がセットになったものをゲットしたのですが、これがまた面白いんです。本体一式にプラスして、ワイヤレスマイク、ワイヤレスマイクと無線を使えるようにする「Do-It-Allハンドル」、さらに、広い範囲を映すことができるようになる広角レンズ、そして超小さな三脚がついているのですが……
広角レンズや三脚、Do-It-Allハンドルは「合体！」といわんばかりに、ケースにひとつにまとめて持ち歩けるようになっているんです。とにかく持ち歩きの気軽さに配慮されているのがカシコイ。ワイヤレスマイクは収納できないので、別で持ち歩かなければなりませんが、必要に応じて、アクセサリーを色々付け替えるのも楽しい。
POCKET 2や前モデルのOSMO POCKETは、大きな画面で確認したい時や撮影した動画を取り込む時には、付属のアダプタを使ってスマホと直接接続する必要があったのですが、クリエイターコンボに入っているDo-It-Allハンドルを使うと、撮影や取り込みともに無線でできるようになります。
ミニ三脚はタイムラプス動画を撮る時や、少し離れたところにPOCKET 2を置いて全身を撮りたい、なんて時に便利です。Do-It-Allハンドルを付けておくと、ワイヤレスマイクも使うことができるようになります。
本体につけるとこんな感じ。三脚は持っていると何かと便利なのですが、タイムラプス動画を撮るときは必須です。これだと見た目が大袈裟にならないのも嬉しい！
私は、マニュアル操作でより自分好みの設定で撮影することができる「PROモード」を使って撮影し、PCで編集をしているのですが、専用アプリ「DJI Mimo」には、全自動でカッコいい動画を作ってくれる機能も。これを使えばさらに気軽にVlogが楽しめちゃいます。年末年始の思い出は、写真だけでなく動画で残してみては……？
ファッションデザインを学んだのち、海外ラグジュアリーブランドのPRなどを経て、2013年に独立。クリエイティブ・コンサルタントとして国内外の企業、ブランドのプロモーション企画／ディレクションに関わる。
また自身でのクリエイティブ制作にも注力しており、フォトグラファー、動画クリエイター、コラムニスト、モデルとしての一面も併せ持つ。強い服と少し先の未来を垣間見られるデジタルプロダクトが好き。
