アルテックは名作「スツール 60」が90周年を迎えたことを記念したアニバーサリーモデル4種を発表する。2023年3月18日（土）からは、その1つを手がけた建築家・田根剛による、90周年を祝うインスタレーション「Celebrating 90 years of Stool 60」が東京・銀座のドーバー ストリート マーケット ギンザでスタート！
アルテックは名作「スツール 60」が2023年で90周年を迎えたことを記念したアニバーサリーモデル4種を発表する。また、2023年3月18日（土）からはその1つを手がけた建築家・田根剛による、90周年を祝うインスタレーション「Celebrating 90 years of Stool 60」が、東京・銀座のドーバー ストリート マーケット ギンザにてスタートする。
普遍的な家具の原型ともいえる三本脚の「スツール 60」は、アルテックの創業メンバーの一人である建築家でデザイナーのアルヴァ・アアルトにより、1933年にデザインされたもの。フィンランドで育ったバーチの無垢材を使い、今も変わらずフィンランドの工場で継続的に生産されている、他に類を見ないタイムレスな魅力溢れる家具だ。
アルテックは今回、90周年を記念したアニバーサリーモデルとして「スツール 60 コントラスティ」、「スツール 60 ロイム」（2023年夏に数量限定で発売予定）、イタリアのデザインスタジオであるフォルマファンタズマの「スツール 60 ヴィッリ」（2023年秋に発売予定、その後2024年よりスタンダード製品に）、そしてフランス・パリを拠点とする田根が手がけた「スツール 60 Sleeping Beauty − 眠れる森」を発表。いずれのモデルも、スツール60独自の特徴に焦点を当てたものとなる。
「スツール 60 コントラスティ」は2023年3月18日（土）より、Artek Tokyo Storeをはじめ全国のアルテック取り扱い店舗で販売。アアルトが開発した独創的な曲げ木の技法「L-レッグ」と効率的な構造に焦点をあてた、アルテックのデザインチームによる2023年生産分限定の特別モデルとなる。高温熱処理を施した濃い色のバーチ材ベニヤ板を脚と座面に組み込んだ、「スツール 60」の特徴が一目見てわかるような、印象的なモデルとなっている。
一方、「スツール 60 Sleeping Beauty − 眠れる森」は、「木が最初に生まれ育った土に戻る」というコンセプトを掲げて考案されたもの。スツールの素材として使用される樹齢100年にも及ぶ木への敬意と、経年変化による美しさが着想の源だという。
今回田根が行ったのは、フィンランドバーチ材でできた無塗装の座面と脚を、日本のさまざまな場所の土を細かい粒子に加工したものの中に埋め、眠らせるという試み。それぞれの土の性質に根ざした色調に変化したパーツで作られた「スツール 60」は、「L-レッグ」の特徴をも見事に浮かび上がらせている。
アニバーサリーに合わせて、3月18日（土）よりドーバー ストリート マーケット ギンザでは、田根によるインスタレーション「Celebrating 90 years of Stool 60」がスタート。同店の象徴でもある巨大なエレファントが「スツール 60」の原点であるフィンランドの森を歩くというコンセプトのインスタレーションの中では、「スツール 60 コントラスティ」と「スツール 60 Sleeping Beauty − 眠れる森」が、世界で初めてお披露目されるので注目を。
期間中は全国発売に先駆け、「スツール 60 コントラスティ」の販売も行われる。また、4月末に表参道のArtek Tokyo Storeの4周年に合わせて発売となる「スツール 60 Sleeping Beauty − 眠れる森」も数量限定で予約受付を行うので、確実に手に入れたい人はこの機会にぜひ予約して。
「Celebrating 90 years of Stool 60」
会期：2023年3月18日（土）〜4月5日（水）
会場：ドーバー ストリート マーケット ギンザ（中央区銀座6-9-5 銀座コマツ西館）
時間：11:00〜20:00
03-6228-5080
https://www.artek.fi/jp/
