今、旅人は青森県八戸市の「朝」を目指すべし!夜明けから始まる朝市、曙光とともに浴びる温泉銭湯、バリエーションもボリュームもたっぷりの朝食グルメに、禁断の快楽、朝から飲み……。全部が楽しい、全部が心地いい海辺の街の2泊3日2㎏増の模様を渾身レポート!

【八戸 超・朝型旅】マジックアワーの漁港に立つ巨大朝市とは?

今、旅人は青森県八戸市の「朝」を目指すべし!夜明けから始まる朝市、曙光とともに浴びる温泉銭湯、バリエーションもボリュームもたっぷりの朝食グルメに、禁断の快楽、朝から飲み……。全部が楽しい、全部が心地いい海辺の街の2泊3日2㎏増の模様を渾身レポート!

【3:00〜9:00頃 館鼻岸壁朝市】日曜日、マジックアワーの漁港に立つ巨大市

館鼻岸壁朝市

その朝市は、夜明けとともに立つという。イカ釣り漁船が係留され、普段はがらんとした港の岸壁に、日曜の朝だけ数万人が集まる館鼻岸壁朝市。全長800m、L字に流れるメインストリートと支線のようなサブストリートに、300店以上が立ち並ぶ。青果や鮮魚、生花に雑貨、ミシンの出張販売、そしてめくるめく飲食屋台!

朝4時半に現地に降り立ったわれわれの目的は、もちろんウマイモン一択! とはいえ無限のごとく店数があるので、地元民のおすすめを事前リサーチ。さあ、ピークタイムの7時までに食べ尽くそう!

巨大な鍋がずらりと並び、もうもうと湯気をあげているのはこだわりの新鍋亭。八戸名物のせんべい汁に、牛すじ、馬肉、パイカ(豚バラ軟骨)などなど。おばちゃんがよそってくれるお椀は、熱々の具だくさん! 

裏手の席で食べれば、おなかがカッと温まる。新鍋亭の周辺はグルメストリートで、軽トラの荷台に回転式の炭火いろりをのせてぐるぐる海鮮を焼く店、三陸の牡蠣がどんどこ蒸される店、手羽の唐揚げをじゃんじゃん揚げる店など名物がいっぱい。その中で爽やかに営業する、青空おやつのブルーチーズケーキが絶品だった! 

ハンドドリップコーヒーが飲みたくなったら、ちょっと歩いて朝市珈琲へ。ひと息ついてまだイケるなら、メインストリート中央の十字路に立つ点心工房の焼き小籠包が、行列に並ぶ価値あり。南風農園の地産にんじんソテー&ジュースで、あらやだ健康になっちゃう! 

居心地のよさの秘密に、しばらくして気がついた。大声の売り込みがほぼないのである。のんびり響くのは落としものを伝える場内放送。活気があるけど実にのどかで、目覚めの気分にふさわしい。この奥ゆかしく優しい朝の印象が、そのまま八戸の気風を表していた。

館鼻岸壁朝市

この日は小雨模様で出足遅め。7時台には人がひしめく。

(右)名物・軽トラの荷台で焼く海鮮。

(中)朝市珈琲では雑貨も販売。

(左)朝からワインを欲するブルーチーズケーキ(¥480)。

館鼻岸壁朝市

(右)大船渡直送の牡蠣!

(左)鮮魚はとれたて!

館鼻岸壁朝市

(右)うまみに驚く南風農園の焼き人参(¥400)。

(左)新鍋亭の熱々せんべい汁(小・¥300)

館鼻岸壁朝市

青森県八戸市新湊3

例年3月中旬〜12月の日曜のみ開催(8月13日、12月30日は開催) ※市街地中心部(十三日町、三日町)と朝市会場を結ぶ日曜朝市循環バス「いさば号」が運行。駐車場あり。カーナビでは「八戸市新湊三丁目」または「漁港ストア」で検索。