うだるような暑い日だって、軽やかなサマードレスをまとえばなんのその。おしゃれと快適さを両方手に入れたなら、夏がもっと楽しくなる。1カ月を、毎日サマードレスで過ごす彼女のワードローブとは?
TIE-DYE
DAY1
今シーズンの核「ダンス」を体現する、シルクスカーフを贅沢にはぎ合わせて仕立てたドレス。そのなめらかな質感は動くたびに体に沿い、美しいシルエットを描く。ニュアンスのあるカラーパレットのタイダイ柄は、万華鏡から着想。
DAY2
ロマンティックなフラワープリントと、グラデーションになった余韻のあるストライプをドッキング。型破りな組み合わせはマルニならでは。
DAY3
夏らしい鮮やかなブルーに映えるのは、ピンクの花のフォトプリント。エレガントなシルエットとは対照的に、右肩には登山などで使用されるロープをリボンの代わりにあしらって。ワークテイストをプラスし、美しいデザインと機能性を両立した。
DAY4
韓国の注目ブランド。フロントのリボンやボタン、裾のフリルなど、ノスタルジックなディテールと、鮮やかなカラーパレットの融合が新鮮。
DAY5
深みのあるパンジーカラーが、可憐な雰囲気を醸し出す。ガーゼのように軽やかなコットン素材は、夏の暑さもものともしない快適さ。
DAY6
トワル・ド・ジュイを想起させる緻密なフラワープリントが印象的。エレガントなシルエットと繊細なシルクシフォンが相まって、優雅なムードを放つ。
DAY7
ゆったりとしたシルエットながら、ペールトーンと、ネオンカラーのフリンジにより華やかに。大きめに開いたバックスタイルはリゾートに合う。
DAY8
プリントはデザイナー自身によって描かれたオリジナル。柄もカラーも大胆にミックスすることで、プレイフルなインパクトあふれる一枚に。
DAY9
コレクションのキーにもなった花柄と、ギンガムチェックのコンビネーションがプレイフル。Aラインのマキシレングスからはフェミニニティが漂う。
DAY10
バラのプリントとフリルを施して。ディテールはロマンティックながら、エッジのきいたカラーパレットにすることで、このブランドらしい存在感を放つ。
DAY11
インドで丁寧に染め上げられた、どこかエキゾチックなムードが薫る一着。さらりとした肌触りのコットンは、ずっと着ていたくなるほどの心地よさ。
SOURCE:SPUR 2019年7月号「寝ても覚めてもサマードレス」
photography: Sodai Yokoyama styling: Michie Suzuki hair & make-up: Rie Shiraishi model: Beatriz text: Mai Ueno