みんなは何が気になっている? フェムテック調査団初のオンラインイベント「編集会議、夜のお茶会」をレポート!

2020年6月からスタートしたSPUR.JP フェムテック調査団が初のオンラインイベントを開催! 「フェムテック調査団編集会議、夜のお茶会」と題し、先日、開催した招待制イベントをレポートします。


イベントには事前に応募してくれた調査団メンバー数十人が参加。ゲストにはFermata株式会社 CCO/CO-founderの中村寛子さんを迎え、前半では最新のフェムテック事情をレクチャーしていただきました。調査団メンバーの中には日頃からフェムテックプロダクトを使っている人もいれば、まだ使ったことはないけど興味があるという人まで様々な人がいるため、まずはフェムテックの歩みについて簡単に解説。2017年には世界で50社だったシード投資以上のフェムテック関連のスタートアップ企業がたった3年で812%増の484社になった事実や、日本では吸水性ショーツが認知され始めた2020年がフェムテック元年として位置付けられるなど、フェムテックがいかにして世に浸透してきたのかを、数字とともにわかりやすく教えていただきました。

今知っておきたい最新プロダクトとして紹介されたのは、月経痛を緩和するために開発されたCBDタンポン「Daya」や、テキストメッセージから性感ポイントや知識を学ぶセクシャルウェルネスに関する音声サービス「Juicebox」、そして睡眠直前のメンタルケアに特化したアプリ「Clementine」など。さらに、調査団メンバーから「使ってみたい」との声が多かったデリケートゾーン用ソープの正しい使い方も、「フェイスケアと同じように、指の腹を使って石けんの泡でやさしく汚れを落とす」「中まで洗いすぎない」などポイントを教えていただきました。編集スタッフも初耳のプロダクトもあり、フェムテックの最前線を知ることができる濃密な時間となりました。

後半からは調査団メンバーも参加し、編集スタッフと意見交換を行う編集会議がスタート。事前のアンケートでは「他の人が生理の時に何を使っているか気になる」「セクシャルウェルネスに興味があるけど、話せる相手がいない」など、調査団からのさまざまな悩みや意見が寄せられました。

「ここ半年、友人や家族の間で生理についての会話が増えたと思う?」「PMSにはどう対処している?」などをテーマにメンバー個人の赤裸々な意見を共有し、改めて十人十色の事情があるということが浮き彫りに。「今後取り扱ってほしいテーマは?」という質問には「セクシャルウェルネス」との回答も多く、あるメンバーからは「海外のセルフプレジャーアイテムで性感帯がわかるものがあると聞いたことがあり、気になっています」とのコメントもあり、注目度の高さがうかがえました。ちなみに中村さんによると、そのアイテムというのはスマホと連動するIoTセルフプレジャーグッズの「Lioness」で、まもなくフェルマータでも取り扱いをする予定だそう!

さらに話は続き、「最近、膣(骨盤底筋)トレが気になっている」という話題に。以前「フェムテック調査団が行く」で取り上げたエルビートレーナーをエディターが実体験を元に紹介し、盛り上がりました。また、「デリケートゾーンソープの値段がもう少し安ければ使ってみたいし、広まっていくと思う」、という意見も。最後には参加者限定のプレゼント抽選会も開催し、クローズとなりました。

今回はフェムテック調査団を対象にした招待制のイベントでしたが、今後はより多くの方と女性の身体とそれを取り巻く環境について考えていけたらと思います。これからもSPUR.JPフェムテック調査団としてイベントなどを企画していくので、ぜひお楽しみに!

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