人生初のハイトーンヘアが自分らしさの枠を取り去ってくれた
2021年公開予定の映画に出演するため、人生で初めて髪色をハイトーンにしたという菅野さん。「普段は黒が定番なんですが、劇中では今よりももっと黄みがかった金髪に。せっかく明るくしたので、いつもと違うファッションやメイクアップを楽しみたくて、次の作品までの間トーンダウンさせて満喫することにしたんです。黒髪のときには着なかった服にトライしたり、異なるアイシャドウを塗れたりすることが新鮮」
当初ブリーチで髪が傷むことに不安を感じていたというが、うれしい誤算もあった。「もともと健康でハリのある直毛なのですが、ブリーチをして髪質が少し変わってすごく扱いやすくなったんです（笑）。結果的にケアもしっかりするようになったし、髪の毛自体も柔らかくなってきました」
さらにメリットを聞くと、「金髪の人を呼ぶというか……、電車で金髪の人が隣に座ることが多くなったり、お店でも店員さんに話しかけられやすくなったんです。黒髪のときはおとなしくて閉じた印象に見られやすいんですけど、実はそのイメージに一番囚われていたのは私自身で、その“らしさ”に合わせにいってたんだなって気がついて。変えたのは髪色だけれど、一番変化が大きかったのは内面かもしれません」
Before
Hair & Salon Data
一度髪全体をブリーチし、8と12トーンのアッシュ、ベージュとピンクを混ぜて塗布し、透明感が出るよう調整。また、もみ上げ部分だけにピンク色のアクセントを入れている。●個人サロンのため非公開
担当：内山多加子さん
Profile
かんの りお●1993年、埼玉県生まれ。幼少期から現在まで、ドラマや映画、CMと幅広く活躍。留学経験があるほど韓国のカルチャーに精通しており、Instagram（@rio_kanno.official）では、映画レビューの発信も。
