端境期に大活躍する【チカ キサダ】の襟付きブラウス #深夜のこっそり話 #1745

知らぬ間に汚したり、傷付けていたり。まだ数回しか着ていないのに!と悲しくなる瞬間も多く、いつの間にかレースアイテムと距離を取るようになっていました。でもそんな懸念が気にならないくらい、2023年春夏コレクションのショーを見てグッと心惹かれてしまったのが、Chika Kisada(チカ キサダ)のグレイッシュなトーンとレースの塩梅が絶妙なこちらの襟付きブラウス。

チカ キサダ Chika Kisada 襟付きブラウス 2023年春夏コレクション
ジャケットとしてもブラウスとしても活躍。スタイリングによって異なる表情を生むのが面白いんです。

エディターSUGAWARAや、エディターTOGASHIが紹介しているように、チカ キサダといえばチュールやビジュー、ビーズを用いたアイテムが人気ですよね。クラシックバレエをルーツに「強いエレガンス」を表現するデザイナー幾左田千佳さんが生み出す洋服たちは、どれもこれも静寂のなかに存在感が引き立ち、思わず魅了されてしまうものばかり。この襟付きブラウスもそのひとつでした。

チカ キサダ Chika Kisada 襟付きブラウス 2023年春夏コレクション
エレガンスをまとう、まさに大人のためのブラウスでした。変形パールネックレスとの相性もこの通り。

淡いグレーのマテリアルに花柄の刺しゅうが施されていることで変にフェミニンになりすぎず、どこまでもエレガントに見せてくれます。まさに上品さのなかにエッジを薫らせているのがチカ キサダらしい。そしてこういったアイテムにめっぽう弱いです。選ぶインナーやボトムスによってがらりと印象が変わるので“同じ服を着まわしている感”なく、かなり頻度高めに愛用中。フォーマルな場ではマーメイドラインのドレスやスカートを合わせたり、日常ではカジュアルにデニムを合わせたりと、汎用性が高く大満足です。透け感のある軽やかな生地だけれど思った以上に伸縮性があり、動きやすい点は嬉しい誤算でした。

チカ キサダ Chika Kisada 襟付きブラウス 2023年春夏コレクション
フロントのフックを外して、カーディガンのようにさらりと羽織っても。

もちろん繊細な素材であることは紛れもない事実なので、個人的には着ると少しばかり緊張感が漂います。背筋がシャンと伸びるような感覚。服を傷付けまいという精神から、不思議と立居振る舞いまで上品になっているような気さえする(!)。このブラウスの力を借りて、理想とする“エレガントな人”に少しずつ近づいていきたいなと改めて思う夜でした。

エディターKISHIプロフィール画像
エディターKISHI

ハマり癖のある、いわゆるミーハー。愛犬と過ごす時間と、韓国ドラマ鑑賞が生きがい。主にファッションとセレブを担当していますが、美容ネタも大好物。

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