90年代に一世を風靡した英人気アイドルグループ『スパイス・ガールズ』。今年、結成30周年を記念して再結成の噂が持ち上がっていたが、メンバー同士の確執により白紙に戻る結果となった。
ヴィクトリア・ベッカム（50）を始め、個性豊かな５人のメンバーで1994年に結成された、英人気アイドルグループ『スパイス・ガールズ』。
90年代に一世を風靡した後、2001年に惜しまれつつ活動を休止。2007年に期間限定で再結成したほか、2012年のロンドンオリンピックの閉会式に揃って登場した後は、ヴィクトリア以外の４人で2019年にも再結成し、「スパイス・ワールド・ツアー」を開催している。
最近では、ヴィクトリアの50歳の誕生日に『スパイス・ガールズ』のメンバーが全員集合し、パフォーマンスを披露したことで話題に。
ヒット曲『Stop』に合わせてダンスをする５人の姿を、ヴィクトリアの夫であるデヴィッド・ベッカム（49）が自身のインスタグラムで公開。ヴィクトリアの50歳という節目の特別な日に、一夜限りの「再結成」が実現した。
久しぶりに全員揃った『スパイス・ガールズ』の姿に世間は大盛り上がり。一方で、今年は結成30周年という記念すべき年でもあるため、「サプライズがあるのでは！？」と話題に。
今年はじめ、メンバーのメラニー・ブラウン（49）は米トーク番組で次のようにコメント。「私は口が軽いから、発表しちゃいけないことを喋っていつも怒られるの」「でも、私が言えることは、私たちは間違いなく一緒に何かに取り組んでいるってこと。５人全員でね」「これを言ったことで、また叱られちゃうだろうな」と、『スパイス・ガールズ』再結成について示唆し、ファンの間では期待感が高まっていた。
しかし、その願いはむなしく散ってしまう事態に。米メディア『Daily Mail』は今週半ば、ジェリ・ハリウェル（52）が、メラニーへの不満から予定していた再結成ツアーの話を打ち切ったと報じた。
長年、メラニーからの軽口や冗談に対して思うところがあった様子のジェリ。過去には、メラニーにポッドキャスト内で「ジェリは年齢をごまかしている。私はジェリの公表している年齢を信じないわ」と皮肉を言われた経験も。
さらに火を注いだと思われる事件が起きたのは８月頭、メラニーがインスタグラムのストーリーズでジェリの誕生日を祝ったときのこと。「ジェリ、“75歳”（実年齢は52歳）の誕生日おめでとう」という冗談めいたコメントとともに、1990年代に撮影されたと思われる葉巻を加えたジェリとのツーショットを公開。このことをきっかけに、２人の確執はさらに深まってしまったのではと同メディアは報じている。
さらに、ジェリの夫でF1チーム『レッドブル』のチーフであるクリスチャン・ホーナー（50）の女性問題も、ジェリの神経を逆なでした原因の一つだった模様。
「ジェリは、夫と女性アシスタントの関係をめぐる事件で本当に大変な時期でした。そしてメラニーのちょっとした皮肉や揶揄に対して我慢の限界が来てしまったようです」と情報筋は語った。
「ジェリはもう完全に（グループ再結成の話を）拒否しています。彼女がいなければ、何も前に進みません。過去にはグループの原動力となっていましたが、今はメラニーと全く関わりを持ちたくないと考えているようだし、ましてや一緒にステージに立つなんて望んでいません」
情報筋は続けて、「ジェリとメラニーの関係は常にあまり良いものではありませんでしたが、今は非常に厄介な状態になってしまい、誰も彼女らの関係をうまくまとめることができません。またすべてが台無しになってしまったのです」と語った。
実のところ、ヴィクトリアの誕生日パーティでもジェリとメラニーの関係は微妙なものだったそう。
ある関係者は米メディア『The Sun』に対し、「ジェリはメラニーの話を聞くことに興味がないようで、彼女のそばにあまりいたがらない様子でした。集合写真を撮るとき、ジェリはメラニーからできるだけ離れていて、見ていて気まずいと感じてしまったほど。あくまでも、皆でヴィクトリアをお祝いするという目的のために参加しているようでしたね」とコメントしている。
過去にも何度か不仲説が飛び交っていた『スパイス・ガールズ』。いつかまた、再結成の発表を聞くことができる日が来るのだろうか。
