2022.07.24

数カ月後には誰もがカリスマになりうる時代【オカモトレイジの現象 vol.3】

オカモトレイジ
1991年生まれ、東京都出身。中学校の同級生で結成されたロックバンドOKAMOTO’Sのドラマー。9枚目のフルアルバム『KNO WHERE』が発売中。昨年全国ツアーを開催。

数カ月後には誰もがカリスマになりうる時代

1 「昔、二子玉川でビムとバッタリ遭遇したとき」
2 ビムさんの初DJシーン
3 2015年頃のCDS
4 先日のCDS10周年パーティにてドラムを叩くレイジさん

後輩の周年は自分のときより何倍も感慨深いしうれしい。もちろん自分らの5周年野音、10周年武道館公演、どれも素晴らしい思い出だけど、やっぱり後輩がどんどん成長していく姿を近くで見続けられるのはまた違った喜びがある。

今年、クリエイティブドラッグストア(以下:CDS)というヒップホップクルーが10周年を迎えた。リーダーのビムとはつき合いが長く、彼が18歳、俺が21歳の頃からだ。出会いは2012年の音楽フェス。

「オカモトレイジさんですよね。ブログ読んでます! 俺もカエラちゃん好きっす!」と、クリクリおめめのシュプリーム大好き青年に声をかけられた。「そっか〜、ありがとうね〜」なんて具合になんてことなく対応した。青年が後のビムだということをこのときは知る由もなかったのだ……。

その後すぐSNSで彼らの楽曲「Pool」が話題になり、MVに出ているラッパーがあのときの青年だということに気づく。やってることカッコいいし、音楽やってるなら話早いじゃん! と、そこからしょっちゅう遊ぶ仲になった。SNSきっかけで出会った子たちと仲よくなったり、知らないやつと話してみたり、今となっては自分にとって当たり前だけど、そうなれたのは確実にビムのおかげだと思う。  

誰だって数カ月後にはカリスマになれる可能性があるし、ふとした会話だけじゃ相手のことなんて何にもわからないって教えてもらった。それは別に "いつ誰が有名になるかわからないから青田買いしろ"って言ってるんじゃなくて、相手の本質にたどり着くにはしっかり時間かけてコミュニケーション取らなきゃねっていう話です。いい人だと思ってたら悪いやつの可能性もあるしね。とにかく「よくも悪くも疑ってかかれよ!」ということ。

そんな俺に多大なる影響を与え続けてくれているビムから、出会って初めてイベント出演のお誘いがあった。「CDSの10周年パーティでぜひドラム叩いてください」と。DJではなく本業でのオファーでめちゃくちゃうれしかったし、その分かなり緊張したけど、しっかりブチかませたっぽいので一安心。やっと恩返しができた気がしてます。後輩に恩返しするのって一番難しい(笑)。

これからもっともっとたくさんの"カッコいい先輩"と"カッコいい後輩"が出会い続けますように!

 

SOURCE:SPUR 2022年8月号「オカモトレイジの現象」
photography: Masaya Tanaka 〈TRON〉(icon),Ryohei Ambo(4) hair & make-up: Takeru Urushibara 〈FLEURI〉(icon) text: Reiji Okamoto

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