「ファッションデザイナーにまつわるドキュメンタリー映画」記事まとめ|マルタン・マルジェラ、ヴィヴィアン・ウエストウッドetc.

「ファッションデザイナーにまつわるドキュメンタリー映画」記事まとめ

SPUR.JPでは多くのブランドやアイテム、作品などから、皆さんにおすすめしたいとっておきの情報をご紹介してきました。

このページではこれまでに公開した記事の中から、ひとつのテーマにフォーカス。


今回取り上げるのは
ファッションデザイナーにまつわるドキュメンタリー映画
です。

多くの謎に包まれていた本人が出演! 『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』

『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』場面写真
© 2019 Reiner Holzemer Film – RTBF – Aminata Productions

映画ライターの萩原麻理さんが熱くおすすめするのは、カリスマ的なファッションデザイナー、マルタン・マルジェラが自らのクリエイションを肉声で語る話題のドキュメンタリー。


『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』が公開直前! マルジェラが好きで、当時の熱狂を知っている人なら、このドキュメンタリーを見る前提はもうあるはず。そうでない人は、SPUR.jpの記事「改めて『メゾン・マルジェラ』学」を読んでみるのもいいかもしれません。さらに私のオススメは、2018年のドキュメンタリー『We Margiela マルジェラと私たち』をチェックすること。『マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”』で、このカリスマ的デザイナーの「語り」を初めて聞く意味が実感できます(彼は顔を見せず、声と手だけ登場するのです)。

圧倒的な才能を頂点にした共同体の真実に迫る『We Margiela マルジェラと私たち』

『We Margiela マルジェラと私たち』場面写真
©2017 mint film office / AVROTROS

挑発的でコンセプチュアルな作品で一世を風靡、熱狂的なファンを獲得する一方で、初期には激しい批判にも晒された孤高のデザイナー、マルタン・マルジェラ。公に撮影された写真はなく、インタビューは書面にて、しかも主語は「I=私」ではなく「We=私たち」と答えるほど匿名性を貫いた彼と、彼とともにブランドを立ち上げ、一時代を築き上げたジェニー・メイレンス、そしてブランドを支えたクリエイティブチームの「私たち」の物語を、数多くの証言と残されたフィルムなどを通じて浮き彫りにしたのがこの作品だ。監督はオランダ出身の女性ドキュメンタリー作家、メンナ・ラウラ・メイール。彼女はデザイナーとしてのマルジェラに興味を持ったのではなく、突然消息を絶った人をテーマにして作品を撮りたいと考える中で彼のことを知り、「これほどまでに有名でありながら、その人物自体については知られていないというのはどういう意味を持つのか」ということを出発点にこのドキュメンタリーに取り組んだのだそうだ。

短く燃え尽きた天才デザイナーの光と影『マックイーン:モードの反逆児』

『マックイーン:モードの反逆児』場面写真
ジバンシィの1997年の春夏コレクションの際に、モデルのエヴァ・ハーツィゴヴァにフィッティングを行なっているマックイーン。

天賦の才に恵まれながら短く燃え尽きたマックイーンの光と影を見事に描き出したのは、『オネーギンの恋文』(1999)の脚本や『キンキーブーツ』(2005)の製作などを手がけてきたピーター・エテッドギーと、数々のCMやミュージックビデオ、ファッション映画などを手がけたイアン・ボノート。

彼らは姉のジャネットや、その息子でテキスタイルデザイナーのゲーリー、イザベラの夫のデトマー・ブロウ、アシスタントだったセバスチャン・ポンス、それに彼の恋人たちなど、身近な人々との間に粘り強く信頼関係を築き、貴重なインタビューに成功。これまで所在不明だったという本人のインタビュー映像やプライベート映像などもふんだんに使用している。

“パンクの女王”の生き様とは?『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』

『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』場面写真
自身のコレクションを誰よりパワフルに着こなすヴィヴィアン。鮮かな赤毛は長らく彼女のトレードマークだった。©︎Dogwoof

ファッション界のみならず、UKカルチャーの頂点に君臨し続けるレジェンド、ヴィヴィアン・ウエストウッド。77歳になっても変わらぬ溢れるパワーの秘密に迫るドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス』が、2018年12月28日(金)より角川シネマ有楽町、新宿バルト9ほか全国の劇場で公開される。

孤高のデザイナーに密着した『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』

『ドリス・ヴァン・ノッテン ファブリックと花を愛する男』場面写真
© 2016 Reiner Holxemer Film – RTBF – Aminata bvba – BR - ARTE

ドリス・ヴァン・ノッテン初のドキュメンタリー映画が2018年1月13日(土)より公開される。ショーの舞台裏はもちろん、アトリエや刺繍工房など、創作活動の全貌が明らかに。さらに彼のインスピレーションの源であるアントワープ郊外の邸宅にも初潜入。何事にも全力で取り組む完璧主義者として知られる彼の意外な素顔を見ることができる貴重なチャンス。

マドンナを虜にするシューズの生みの親『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』

『マノロ・ブラニク トカゲに靴を作った少年』場面写真
©︎HEELS ON FIRE LTD 2017

1970年代初期にロンドンにショップをオープンさせて以来、その構築的で美しいハイヒールが、多くのファッショニスタから熱狂的に支持されてきたシューズブランド〈マノロ ブラニク〉。マドンナの「〈マノロ〉の靴はセックスよりも良い」という発言で世間を賑わせ、その後人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』の主人公キャリーが愛して止まない靴として登場し、爆発的なブームとなったことは周知の事実。

本作では、完璧な靴を作り出すマノロの一風変わった思考プロセスから、スタイリッシュでため息が出るほど美しいスケッチ、それを手仕事で形にしてゆく工房スタッフたちも丁寧に映し出す。さらに〈マノロ〉を愛するセレブたちも多数登場。映画『プラダを着た悪魔』の主人公にもなった、アメリカ版『ヴォーグ』の名物編集長アナ・ウィンターや、歌姫リアーナ、シューズデザイナーのシャーロット・オリンピア、そして古くからの友人であり、ティファニーのジュエリーデザイナーとして活躍する画家ピカソの娘パロマ・ピカソなど。プライベートでも交流がある彼女たちが語るマノロの素顔はとてもチャーミングで、思わず心を奪われる。

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