黒の代わりにネイビーカラーで"まじめ"な足もと

(右)ドレス¥84,000/ブルーベル・ジャパン(カルヴェン) (左)ブラウス¥58,000・パンツ¥36,000/J&M DAVIDSON 青山店(J&M DAVIDSON)

(右)ドレス¥84,000/ブルーベル・ジャパン(カルヴェン) (左)ブラウス¥58,000・パンツ¥36,000/J&M DAVIDSON 青山店(J&M DAVIDSON)

「あるとき自分の装いから"黒断ち"をしていました。つい手に取る色を避けてみようと。そのときに出会ったのが、ネイビーでした。紺の靴って探すと意外と見つからなくて。いざ履くと洒落て見えるし、合わせる服装のいろんな色を受け止める包容力があるんですよね。また、質感や素材によってニュアンスが異なる、色の変化も好き。絶妙な青の濃淡にニッチな心をくすぐられるんです。
 今回はそんなネイビーの靴を、デイリーなフラットシューズに絞って。1はバレエシューズよりももう少し作りがしっかりしていて、気軽に履けるのがいい。甲が深いので素足でも。2はグログランとサテン素材にネイビーならではの色の違いが表れていて美しい。クロスベルトでホールド感も。この靴はソールに踊るバレリーナが刻まれていて、本当にきゅんとくるんです。3はさすがザ ロウ、ミニマルを極めています。上質なカシミアフェルトは温かみも感じます。飛行機など長時間移動が多い方にもおすすめ。マノロ ブラニクの定番である4は、ネイビーを待ち望んでいました! ヒールまで覆うベルベットの紫がかった繊細な色合いに改めて惚れぼれ。エルメスの5は間違いない一足。ローファータイプはあったのですが、スリッポンの形もまた新鮮です。永遠に廃れない名品ですね」(清水さん)

1 ベロアのマットな質感が、足もとにノーブルなムードを運んでくる。のぞく素足も美しい。¥78,000/ラルフ ローレン 0120-327-420
2 オペラ座で踊るバレリーナのシューズを提供する老舗ブランドの一足。¥20,000/ドゥロワー 青山店(オペラ ナショナル ドゥ パリ) 03-5464-0226
3 カシミアフェルトのなめらかな肌ざわりがリュクスなスリッパ。甲も深めで履きやすい。¥146,000/コロネット(ザ ロウ) 03-5216-6518
4 フロントのビジューが足もとに華やぎを添えて。〈ヒール1 ㎝〉¥144,000/ブルーベル・ジャパン(マノロ ブラニク) 03-5413-1050
5 洗練されたフォルムに上質な素材感が映える。「ペガス」¥144,000/エルメスジャポン(エルメス) 03-3569-3300