2021.11.25

二元性を表現した空間デザインやアート作品を堪能！エルメス伊勢丹新宿店がリニューアルオープン

Hermès（エルメス）が伊勢丹新宿店を全面改装の上、リニューアルオープン。パリの建築設計事務所、RDAI（レナ・デュマ・アルシテクチュール・ダンテリユール）がデザインを手がけた。

エルメスが伊勢丹新宿店を全面改装の上、リニューアルオープンした。今回は売り場面積を拡大するとともにデザインを全面的に刷新。パリの建築設計事務所、RDAIが「都市と自然環境」という２つの対照的なテーマを調和させ、日本文化に内在する二元性を表現したという。店内ではレディスやメンズのレディトゥウェアのほか、シルク、ファッションアクセサリー、レザーグッズ、ジュエリー、時計、馬具のコレクション、フレグランス＆ビューティ、ホームコレクションなどを幅広く取り揃える。

今回、日本の伝統的な朱色に着想を得たバーガンディーの美濃焼タイル（積み格子）を配置したファサードと正面エントランスのほかに、扉のないオープンエントランスを構えたのもポイント。また、内装のあらゆるところに日本文化の要素が取り入れられている。フィッティングルームの壁面は京都の伝統的な織物で仕上げられており、婦人靴コーナーでは日本古来の伝統工芸である組紐が美しい紗のように壁面を彩った。

さらに店内では、数々のアート作品を鑑賞することも可能。フレグランスコーナーの背景に展示されているのは、東京出身のフォトグラファー・志鎌猛（しかまたけし）による写真作品。そして、明治通りに面するウィンドウディスプレイは、フランスのアーティストデュオZim＆Zou（ジム＆ゾウ）によるペーパーアートの作品となっている。エルメスの2021年の年間テーマである「オデッセイ」に呼応するような、カラフルな宇宙飛行士の姿は道ゆく人の目を引きそう。あなたもぜひ、新しく生まれ変わったエルメス伊勢丹新宿店に足を運んで。