MARC JACOBS(マーク ジェイコブス)のワウワウ・コーデュロイ!

この秋冬のマーク ジェイコブスはツボでした! ヒップホップ黎明期から'90年代を描いたドキュメンタリー”Hip Hop Evolution”にインスパイアされたコレクション。ヒップホップといっても、いかつい方向ではなくワウワウギターが聞こえてきそうなファンキーさに転換されているんです。それにマークらしいレトロでグッドガールな落とし込みがとってもフレッシュでした。

そんなムードにも影響され、秋に向けてコーデュロイの何がしかを入手したい……なんて思っていたところ(発売中の11月号でもコーデュロイを特集したばかり)、うちの編集部の”マーク番”ともいえるスタッフに「それならやはりマークのパンツがおすすめですよ!」と力説されました。

↑SPUR11月号のコーデュロイ特集。ケンダルがランウェイで着用していたのと同じルックです。

たしかに、ケンダルがショーで着ていたオーバーサイズのジャケットにワイドパンツのコーデュロイのセットアップ、可愛かった。でも待てよ、あのケンダルが13cmのプラットフォームを履いていてもなおずるっと長かったあのパンツ、私が履くとなるといったい何センチ切ればいいんだい? そこへマーク番が畳みかけるように「マーク先生が日本人のために短めにカットしたバージョンがあるんです」と。日本人足短い、という事実を突きつけられてやや残念な気持ちになりましたが(笑)、気を取り直してウェブサイトでチェックしてみるとありました、クロップド丈。しかも汎用性の高いキャメルカラーのバリエーションもあります。とはいえフルレングスが理想なんだけどな、と思いながらお店で試着してみると、外国人モデルにとってはクロップド丈だったパンツが自分にはジャストなフルレングスでした!(ここでもやや複雑な気分になりましたが、結果オーライ)。マーク先生、ご配慮ありがとう。しかもハイブランドのウェアにして¥39,000というリーズナブルさ。ちなみに「コレクションブランドの服が高すぎる」という声も多い昨今、マーク ジェイコブスは価格レンジに絶妙な幅を持たせていて、ランウェイ・ピースのムードが反映されていながらお値打ち、というアイテムがあるんです!

裾がたわむほど長めの丈にブ厚いプラットフォーム、というシルエットに比べて”モー度”はちょっぴり落ちますが、身長156cmの平均的な日本人体型の私にはちょうどいい(センタープレスなので脚長効果もあります)。セブンティーズを思わせる”ゲットダウン”なムードのタグにもニヤリ。自分の中の”マーク・クラシック”になりそうな一本です。

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エディターNAMIKI

ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。

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