発売中のSPUR7月号、大特集は「ロマンチックな服が好き」。このタイトルをまさに体現するコナン・グレイさんの優美な姿、すでにご覧になりましたか？ ロマンスのある服には本能でときめきを感じてしまうのだな……と改めて思ったのでした。そして個人的にはそんな夢見心地なテイストに、先進性をひとさじ加えたい気分。最近出合ったベルリン発ブランド、KASIA KUCHARSKAの服は、そんなエッジも求めるマインドにがしっとハマったんです。大阪で人気のセレクトショップ、visitforが代々木エリアにスタートさせたショップ、Dekayにて出合いました。
アイコニックなのは、メッシュ地に描かれた、ラテックスによるフラワーモチーフ。掲げた“FUTURE CRUFT”というコンセプトを聞いて納得するのは、フリーハンドのぬくもりと、テック・タッチな素材をコンバインさせた意外性。着てみると、肌なじみの良いベージュカラーによって、まるで素肌に花々が咲いたような表情に。まさに、着られるアートピース。黒や白、グリーンなど色展開も豊富に揃いますが、私は試着の結果、シンプルに「かわいい！」と高揚したピンクをチョイス。甘いトーンでも、独自のマットな質感によりモードな雰囲気はキープされているのも決め手でした。着用時にネットを破ったりしないかややドキドキするものの（笑）、引っ掛けたりしないよう気をつけて愛用しています。
ブランドのデザイナーがラテックス素材を選んだ理由には、生分解性であり、シリコンよりサステナブルだという背景も。そんなクリエーションアプローチも知り、より応援したい気持ちに。こちらのハーフスリーブのトップスのほかにも、ビブやグローブ、ネックピース、ソックスなど、同じ手法を活かしたプロダクトも。やや挑戦的かも……？と感じる場合は、ポイントから取り入れるのも素敵ですね。
ちなみにインナーにはキャミソールやブラトップなどを合わせていますが、お気に入りはmister it.のボディスーツです。「お腹は出したくなくて……」という人にもおすすめですし、着心地も抜群！ 夏はこの鉄板の組み合わせを味方に、おしゃれをしたいモチベーションが高まっています。
好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。
