今年を象徴する1本は、【ドリス ヴァン ノッテン】のカーゴパンツ

今年を振り返ると、とにかくたくさん旅をした年でした。海外旅行に行き、国内旅行も行き、出張にも行き……部署異動もある意味では新しい環境に飛び込む、旅のようなものと言えるかもしれません。

そして旅で楽しいのはやはり買い物! 旅先での出会いは一期一会、ときめいたものはとにかく買い漁りました。海外では気が大きくなる上に、お金の単位がわからないから概算で甘く見積もれるんです。(あとで引き落としが来たときに「不正利用!?」と動揺するまでがセット)
秋にシカゴへ訪れた際も、グーグルマップで見繕ったおしゃれなショップに体当たりで入ってみては試着の繰り返し。その中でふと気になって手に取ったのが、このドリス ヴァン ノッテンのパンツでした。

旅先で見つけたしっくりドリスはまさかの……

DRIES VAN NOTENのカーゴパンツ
2023AWシーズンのアイテム。

いつかの編集部での会議のとき、「おしゃれな人はドリスの黒いパンツを1本持っている」という話題があがりました。「やっべ、持ってない……!」と陰で小さく縮こまっていたのが私です。シンプルだけど、なぜか目を引く、いいな〜と思うパンツは大概ドリスのものだというのです。

ドリスといえば、モードラバー御用達のブランド。過去には誌面でも特集を組まれたほど、ファッションプロから熱い支持を集めています。私から見ると、少し大人っぽくシックな印象があり、ときめく服は多くあれど、なかなか手に取るに至らずでした。カジュアルめな自分の手持ち服に組み合わせられるドリスを探しあぐねていたのです。

そんな矢先に出会った、ピンときた運命の1本は、意外にもメンズのアイテムでした!

丈は長すぎるのにウエストはちょうどいい不思議

ドリスヴァンノッテンのカーゴパンツのスタイリング
毒っ気のあるボタニカルなパーカは、福岡の「Moggie co-op」でゲット

試着すると、ウエストは伸縮性があり、サイズ感もぴったり。メンズのSサイズなので丈はやや長めでしたが、思い切って購入。もともとのカーゴパンツ好きに加え、最近はわがままボディが威力を増し、ウエストで諦めることが増えてきたのも理由のひとつです。

日本に帰ってきてから丈詰めをして履いています。だぼっとしたサイズ感を重視したら、折って履くのがちょうどいい中途半端なレングスになりました。

この2023−24年AWのメンズコレクションは、90年代のレイヴカルチャーと動植物のモチーフをミックスした奇想天外なテーマ。図鑑や書籍を起点に自然からインスピレーションを得たコレクションを展開しています。実は合わせているパーカも同じシーズンのもの。意図せず上下揃えていたのでした。



カーゴパンツなのにモードに見せられる

ドリスのカーゴパンツ バックスタイル

カーゴパンツなのにシルエットが美しく、上品な印象に仕上がるのは、やはり仕立ての力でしょうか。ポケット周りに下がったストラップは、歩くたびにゆらゆら揺れます。あとはポケットのディテールが多いのも、手ぶら派の私にとっては最高! メンズのパンツですが、無骨になりすぎないところが魅力です。どんな服にも合わせやすく、早速一軍パンツに食い込んできました。

旅先で服を買うのは、少し勇気が必要ですが、いざ買って持って帰ってくると、思い出と愛着がわいた1着になります。今年は憧れのドリスデビューもして、一回り成長できた(ウエストも……)年でした。来年もたくさんの新しい服やブランドに出会って、視野を広げていけるようにしたいです!

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エディターKAGOHARA

メンズ誌から異動してきたのですべてが新鮮な毎日!お笑いとぬいぐるみとドラァグクイーンが好きです。「なにそれ!」とツッコまれそうな服に目がありません。野菜が苦手です。

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